本日VOYAGE GROUPの株式売却を
発表しました。(CNETの記事

VOYAGE GROUPが当社のグループで
あることをご存じなかった方も多いかも
知れませんが、それだけ独立性高く
運営してきた会社です。
元はMYIDという会社を買収する形で

グループ入りし、

傘下で現経営陣がECナビを立ち上げ、

事業を多角化し現在に至ります。

一貫して安定的に利益を創出する

親孝行の子会社でしたが、宇佐美社長

が本体の役員を外れてからは、

どこかの時点でグループを離れて

IPOを目指したいという意向をもらって

いました。
グループ内にとどまると、事業の重複

などの理由で上場が困難だからです。

しかしながら、重要子会社であれば

あるほど余程の理由がない限りは

売却の意思決定は難しく、それは

元役員だった宇佐美さんも重々承知

していました。

だから合理的に売却の判断が可能な

ワンチャンスをいつも頭の片隅に置いて

いました。

今回、VOYAGEに短期的に業績を
悪化させてでも抜本的なテコ入れを
行う必要が生じたため、この機会に
売却を決断しました。

当社自体もこの売却によって利益を

得ますが、変な話ですが、
VOYAGE GROUPは経営陣も、社員も、
技術者も優秀でモラルの高い会社
なので、譲り受けて頂いたファンドに
とっても良い案件ではないかと思ってます。

今後、独立企業としての活力をうまく
活かして柱となる事業を育てることが
できれば、IPOも現実味を帯びてくる
かも知れません。

当社も全株売却ではなく、10%

保有継続するので、今後はVC事業

に立場を変えて、上場を楽しみに
待ちたいと思います。

サイバーエージェントのグループ戦略

は、集中と拡散を時間の経過と

ともに交互に行っていくことで
全体を成長させていきたいと思っています。
その時期により、適切な判断は

変化するため、上記の「ワンチャンス」
という言葉が出てくるのです。

VOYAGE GROUPのみなさん、

長年ありがとうございました。

これからの活躍を応援しています。