厚生労働省「医療施設体系のあり方」検討会 【2011年1月加筆修正】
(この記事は以前にブログにあった記事を再編集して読みやすくしたものです。当時は主なブログの読者だった患者支援団体のリーダーさん向けに「報告書」のように書いていたものを、学生・ビジネスマン・詳しくない患者、どんな方にも伝わりやすいように加筆・修正するプロジェクトの一環です。)
深田は患者支援の先輩である和田ちひろ・NPO法人ヘルスケア・リレーションズ理事長と、厚生労働省の「医療施設体系のあり方」検討会というのにずっと参加しています。これからの医療システムがどのような方向に進んでいくべきなのか、を有識者で考えて、厚生労働省の方針とするための審議会です。
和田さんは「市民・患者代表委員」という立場。「私個人が委員だというよりも、市民団体のヘルスケア・リレーションズが委員のつもりで発言ができるように、深田くんに手伝って欲しい」と尊敬する和田さんから直々にお話を頂きました。正式にいうとそんなものはないのですけれど、和田さんのこの検討会での秘書というか事務局のリーダーというか...が深田の役割です。(深田はヘルスケア・リレーションズの会員でもあります)
どうしても前後が忙しく、日帰りでの参加でした。
まずびっくりしたのは、これ国の審議会なんですけれど、案外委員の皆さん、意見を私見で言いっぱなしだということです。大学院の研究室のゼミでさえ、発言の一つ一つに「それは深田くんが思ってるの?調査に基づく事実なの?」「主語は誰なの?」と言われるものです。「それ○○だ」「○○だと思う」という意見には客観的に聞いて何の根拠もないようです。びっくりしました。審議会は方針を決める場所なのだとしたら、経営的判断が必要になるはずです。それなのに、根拠や数字のない会話。これが会社の役員会なら、会社が潰れてしまいそうです。
そもそもこの審議会のような十何人の人数で、意図を共有しながら会話をする、というのは社会学的に無理だと言われていることです。じゃ、何で厚生労働省はこんなふうに審議会の設計図を描いたのか。また、人数だけで言えば、審議会の人数が10人を超えていることは普通なのですが、これってどんなアウトプットがでるのか...
深田がわかったことはまた別の記事で後述しますね。
深田は患者支援の先輩である和田ちひろ・NPO法人ヘルスケア・リレーションズ理事長と、厚生労働省の「医療施設体系のあり方」検討会というのにずっと参加しています。これからの医療システムがどのような方向に進んでいくべきなのか、を有識者で考えて、厚生労働省の方針とするための審議会です。
和田さんは「市民・患者代表委員」という立場。「私個人が委員だというよりも、市民団体のヘルスケア・リレーションズが委員のつもりで発言ができるように、深田くんに手伝って欲しい」と尊敬する和田さんから直々にお話を頂きました。正式にいうとそんなものはないのですけれど、和田さんのこの検討会での秘書というか事務局のリーダーというか...が深田の役割です。(深田はヘルスケア・リレーションズの会員でもあります)
どうしても前後が忙しく、日帰りでの参加でした。
まずびっくりしたのは、これ国の審議会なんですけれど、案外委員の皆さん、意見を私見で言いっぱなしだということです。大学院の研究室のゼミでさえ、発言の一つ一つに「それは深田くんが思ってるの?調査に基づく事実なの?」「主語は誰なの?」と言われるものです。「それ○○だ」「○○だと思う」という意見には客観的に聞いて何の根拠もないようです。びっくりしました。審議会は方針を決める場所なのだとしたら、経営的判断が必要になるはずです。それなのに、根拠や数字のない会話。これが会社の役員会なら、会社が潰れてしまいそうです。
そもそもこの審議会のような十何人の人数で、意図を共有しながら会話をする、というのは社会学的に無理だと言われていることです。じゃ、何で厚生労働省はこんなふうに審議会の設計図を描いたのか。また、人数だけで言えば、審議会の人数が10人を超えていることは普通なのですが、これってどんなアウトプットがでるのか...
深田がわかったことはまた別の記事で後述しますね。