ラノベ読書の秋。 | 大手町デイズ

ラノベ読書の秋。

本当はじっくりしっかり読書をしたいのですが、書籍をがっつり読むと色々と憂鬱になりそうで、
怖くて怖くて、今年は活字の本を開くのを敬遠しております。
はっきり言って、フツーの本屋さんに行くのも気が進まないくらいです。

最近は朝刊を読むくらいしかプリントメディアには触れていない気が……。

まぁ、そんな私ですが、ライトノベルの分野は自分の公私のフィールドとは利害関係なく、
喜楽に読めるということもあって……手を伸ばしました。
簡潔にいえば完全に現実逃避モード発動中です。

【俺の妹がこんなに可愛いわけがない 7】
大手町デイズ-101105
1巻から読み続けてついに7巻目。
今はテレビアニメも放送されていて、すっかり絶好調ラノベ「俺妹」の最新刊。
今作は出会って1年、少しずつ彼や彼女たちの「変化」が「関係」にまで深く迫ってくる内容。
「オタク仲間」を巻き込んだ妹の様々な事件に優しい兄貴が恥かきながら挑むというストーリーから、
仲間と家族を巻き込んだ恋愛騒動に。
相変わらず変態路線走っているなという部分で思わず吹き出しそうになりながらも、
ラストの2行は正直言ってびっくり。
「ギャー!」と叫びたくなったよ、喫茶店で。
衝撃度は今作が一番かも。
俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈7〉 ((電撃文庫))/伏見 つかさ
¥578
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【それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ 完全版】
大手町デイズ-101105
キムタク版の宇宙戦艦ヤマトの映画版もはじまるし、それのパロディかなにかと思いきや、
1992年から刊行していた未完ノベルスの完全版なんだとか。
それゆえに今では懐かしいセガサターンや3DOなどが自然とページを飛び交う。
バックトゥー90年代感は、当時のネタがわかる人にはニヤニヤものかも。
ストーリーは、宇宙戦争モノなので最初の100ページは物語の背景や設計を理解するのに
つまずきましたが、そこを超えればのこりの600ページは起動に乗って行けそう。
というのも、僕自身あと150ページ残っているんです。
こういう空中戦関係を活字で読むとき、どうしても頭の中で描くイメージって
ガンダムだったり、宮崎アニメのソースをアレンジしたものなんですよね。
イメージ構成の根っこに植え付けられた2作品の偉大さを感じずにはいられません。
一度波に乗ってしまえば、戦闘シーンも自由自在に描けるので急に読むペースがあがります。
90年代を彷彿させるレトロな雰囲気の絵柄もよし。
それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ[完全版]Ⅰ (朝日ノベルズ)/庄司 卓
¥1,260
Amazon.co.jp

なんかブログのタイトルに「秋」なんて使ってしまったけど、
今年ほど「秋」を実感しない季節はありませんでした。
季節が一個抜けるだけで、一年の楽しみががくっと減った気分です。
読書モチベーションガタ落ちの僕には、ひょっとしたら良かったのかもしれませんが。