植物を数十年研究、植物は消化困難、多くは食毒性があり無毒の新芽も果実も食べられる時期は限られている。
人類は世界中に分布、長年狩猟採取の人類史から見ても葉や根や穀物が食の中心になることはなく、人間としての体を創り上げた食物にはなり得ない。
ほぼ全ての自生食用植物を毎年食べ続けて答を出した。
毎日食べ続けている穀物野菜への思いが先行すれば本質は見えず、植物では家族どころか自らの命も繋げない。
穀物菜食は文明が生み出した食のスタイルなのだ。
大量に食べた歴史がない以上、体はそれほど必要としていないと言うことであり、食用として困難なそれらはあくまで肉がない時の代用食と考えればよい。
毎日肉食でも何も困らないのは手と知恵と技術があるからであり、手を使わず食べることなどなく、肉が適当な大きさになれば食べるには問題なく、門歯や臼歯で事は足りる。
強靭な多数の犬歯は相手を倒す武器であり、食い千切る為のものだからヒヒはともかく人間は必要としない。
肉をよく噛み砕いて食べる動物などなく、全ての動物は喉を通れば呑み込み、溶かして消化、人間の消化吸収機能も例外ではない。
歯の形は消化活動・能力とはさほど関係がない。
喉を通って「呑み込める」ことが消化に繋ぐ第一歩であり、その道具が歯だ。
その種がどのような環境で食生活を営もうが体はそれに対応しようとする。
歯だけで判断すればその種の体を創り上げた本来の食性の判断を誤る。
生き残る為にその地にあるものを食べて消化する行為の目的はエネルギー源の「吸収 摂取」であり、吸収が主目的なのだから食性は腸で判断するしかなく、世界中に分布した人類の歴史も肉食中心、毒も見分けられない植物が主食になれるはずもない。
雑食は進化の過程で生じ、最初から雑食などはない。
人類の現状は雑食だが本来は肉食か草食か、どちらが重要なのか。
腸の吸収機能、食物毒の判別能力、歴史
この3つで特定は十分。
この道理が崩せなければ人類は本来肉食に入る。
食性の判断において、穀物野菜果物など歴史も浅い文明食はまったく関係がない。
近代の道具も調味料も持たず、野山で何が食べられるのか、何が家族を養えるのかは単純明朗、食べ物は生か火で炙るしかなく、茹でることも出来ない。
この単純な判断法は以前にも書いたが、道理で解明・特定せずとも空腹時の人間が何を食べるか世界中で調査すればわかる。
提供するのは周囲の自然界の完全な産物であり、人知の産物である穀物野菜果物・畜産肉はない。
飢えた時に本能で飛び付く食材が人間の機能を育んだ食材であり、調べるまでもないだろう。
現状でも多くの人間が穀物野菜以外では、肉や肉製品に情熱を注いでいるのだから。
焼き肉屋は無数にあるが焼き野菜屋や焼き魚屋はない。
テレビのサバイバル番組もそうだが文明食材が一切ない中で、最初に肉が確保出来なければ例外なく体力は数日で消耗、体重は激減する
肉を確保する術なくして1カ月以上のジャングルでのサバイバルは困難であり、不可能に近い。
野生肉で実験すれば誰でも明確に体感出来るが、肉の他に食べずに数日間気力体力が持続する食材は他にないからだ。 数人で何度実験を繰り返してもそうなる。
魚は大量に得る手段もなく、草は食えず、果実は小さく季節の産物なのだ。
住まい作りなど後回し、水の次に肉が確保出来なければ日々体力気力は弱まり、生き残る確率は激減する。
肉嫌いが増えている原因ははっきりしている。
肉の臭いが好きになれず、肉の脂を体が受け付けないからだ。 食べ過ぎれば必ず胃がもたれる。
これは肉が悪いのではなく人が作る肉が不完全と考えればよい。人間が作る不完全な塩と同じだ。
人間が作った豚肉と野生肉の代表「猪」と比べれば一目瞭然、全く別物だ。
肉が食べられなかった人の大半が抵抗なく食べている。
体は瞬時に活性、血液は隅々まで行き渡り、低血圧低体温も正常に戻る。
脂はどれだけ食べても問題なく、コレステロールも肥満もまったく関係がない。
人間の作った肉と脂肪の常識は明らかに間違っている。
本来の肉とは何か、養殖肉との違いがわからなければ正確な判断は出来ない。
天然魚ばかり食べ続けた野人は養殖のタイやブリを受け付けず、いくら食べようとしても吐き出してしまう。
肉を受け付けない人達と同じなのだ。
食生活の現状は現状、道理は道理と、個々の思いを入れず、分けて物理的に考えた方がよい。
現在は何をどのような比率で食べようが自由になったが、野人はあくまで人間の体を築き上げた食の本質を物理論で説いている。 必要な人が参考にすればよい。
陸は海の一部であり、表土は海の仕組みを持っている。
陸もやがては海の食物連鎖の仕組みに近づくはず。
その仕組みを保つには草食動物は不可欠、それなくして生態系は築けないからだ。
続く・・
野菜を必要としなくなる理由
http://ameblo.jp/muu8/entry-12066822029.html
早過ぎる老化の原因2
http://ameblo.jp/muu8/entry-11941685698.html
原人と同じ東大農学部出身 東大名誉教授の書籍を
小児科医が紹介している 参考に・・
「腸の不思議」
http://blog.goo.ne.jp/cuckoo-cuckoo2/e/e6a6e4973593cf4af4111177baffd485