政治家の本質を知る方法
これまでのブログで何度も指摘してきた通り、
「消費税」に対するスタンスを探ることで、
その政治家が、どこの誰の利益を代表しているのかを
窺い知ることができます。
まずは、とても大事な前提を確認しておきましょう。
「消費税の増税」を誰よりも望んでいるのは
「経団連」をはじめとした財界の亡者どもで、
彼ら(財界の亡者ども)は、法人税を減税させたい代わりに、
消費税を増税させることによって、
法人税からの減収分を補完させようとしています。
そういう筋書きを示せば、財務盗賊官僚どもが
諸手を挙げて「法人税減税」神話に乗っかってくれるからです。
一方、財務盗賊官僚の側にしてみれば、
もしかしたら、法人税減税分を、消費税増税額が上回り、
結果的に、「国庫納入額増加」という
「願ったり叶ったり」な状況を迎えられるかもしれません。
だから、財務省も、内閣も、国会も、
総ぐるみで「財界の願望」に乗っかるわけです。
呆れるくらいに、姑息な知恵を絞るのが得意な連中ですね。
つくづく…、反吐が出ます。
もう一度、確認しておきましょう。
「法人税減税、消費税増税」、それが財界の「願望」です。
先日、菅直人新首相は
財政再建に向けた「税制の抜本改革着手は不可避」として、
与野党が「消費税率引き上げ」を協議することを視野に入れた
「財政健全化検討会議」の設置を提唱しました。
そこでお聞きします。
「菅直人」という政治家は、一般国民の代表者でしょうか?
それとも、
財界の利益を最大化させようと目論んでいる「既得権益」宰相でしょうか?
上記の文をよく読んで下さいね。
菅直人首相は、
「公共の福祉」を増進させるために
消費税率を引き上げようとしているのではありません。
「財政」を健全化させるために、
消費税率を引き上げると言っているのです。
つまり、
盗賊官僚どもがこれまで
湯水のように浪費して積み上げてきた「借金の穴埋め」のために、
我々一般消費者から、さらに多額の血税を毟り取ろうというわけです。
「財政健全化検討会議」というのは、
それを実現するための手法を検討するために組織されました。
これで、私からの問いに対する答えは明らかとなったでしょう。
懸命な再建を図らなければならないほど
財政が危機的状況にあるという時に、
何かの税を「減税する」というのはどう考えても論理矛盾でしょ?
そうです。
菅直人は、決して、我々一般国民の代表などではありません。
「国際競争力」を論拠に法人税を減税し、
「福祉」を盾に消費税を増税させようと動く政治家は、
すべて、例外なく「既得権益」の利益代表者です。
そのことを、重々頭に叩き込んでおいて下さい。
法人税を減税させたいのは、
「国際競争力」を高めるためではなく、
「企業家・会社役員・投資家」の利益を拡大させたいからです。
そして、
消費税を増税させたいのは、
「福祉」のためでなく、
「過去の借金」と「法人税減収分」を穴埋めしたいからです。
決して騙されてはなりません。
首相が「鳩山」から「菅」へと移行したことで、
民主党は明らかに国民に対して背を向け始めました。
「頼りないから」という理由で民主党から離れるのも結構ですが、
ここまできたら、
積極的な政治行動で民主党政権を打倒すべきかもしれません。
その手段とは、もちろん、今後の如何なる選挙においても、
民主党には決して票を投じないことです。
国民のために、財務盗賊官僚の魔手から血税を守ろうとしない
「消費税増税」論者には、政界から直ちにご退場願いましょう。
少なくとも民主党は、
「消費税を増税するよりも先に、
天下り団体・特殊法人に流れている14兆7000億円の方から
削らなければならない」
と、これまでさんざん連呼してきたではありませんか。
政権に就いてから今日まで、
その「14兆7000億円」は削れたのですか?
それだけではありません。
民主党は、「特別会計207兆円」の中身に踏み込んで、
「予算の組み替えを行う」と繰り返し豪語していたではありませんか。
その「207兆円にのぼる特別会計」にメスは入ったのですか?
すべて盗賊官僚どもに阻まれて、頓挫しているではありませんか。
国民との約束を何一つ果たさないで、
それらの失政のツケを国民に回すのだけは止めて頂きたい!
皆さん、
我々一般国民の声ではなく、
(本当は背後に潜む経済政策ブレーンの
言いなりになっているだけなのかもしれませんが)
財界や財務盗賊官僚の要望に忠実な菅直人は、間違いなく「×」です。
そして、
民主党という「政権交代の受け皿」政党そのものに、
「血税を浪費する盗賊官僚どもと戦う力など初めから備わってはいなかった」
と断じて差し支えないでしょう。
金に汚なかったかもしれませんが、
盗賊官僚どもに物が言えていた
「小沢一極支配体制」の頃の方がまだマシでした。
そういえば、先日、
「みのもんた」という脂ぎった‘知ったかぶり’が、
「朝ズバ」というテレビ番組で、
「政治に期待することは何か」という問いに対して、
「血税の無駄遣いの解消」
と答えた人の数が多数を占めた、独自世論調査の結果に対して、
「‘金と政治の問題’が何故上位に入っていないの?
金にクリーンでない政治家に目がいかない国民は、
まだまだ政治的に成長していない」
といった口調で有権者を侮っていましたが、
冗談じゃありません!
我々一般国民としては、
少々自分の懐にルーズな人間でも、
きっちり盗賊官僚と戦って血税を守ってくれる政治家の到来を
何よりも待ちわびているのです。
「みのもんた」よ、
アホか、あんたは!
脂ぎるのは顔だけにしてくれよ!
国民は小沢一郎の「金の問題」に怒っているのではなく、
国民の血税を湯水のように浪費し続ける
盗賊官僚どもの悪行に辟易としているのだ。
マスゴミという非・社会的な集団に籍を置いて
日夜、非常識極まりない高給を食み見続ける、
お前らテレビ関係者と違って
常識的な所得の中から、
多額の血税を毟り取られている我々一般国民が、
「政治と金の問題」よりも
「税金の無駄使い」の方に意識を向かわせるというのは、
至極「当然過ぎる感覚」ではないのか?
お前らのように、
1年に「何億、何十億」と稼ぐギャング・タレントには
想像もできないかもしれないが、
はっきり言って、
我々一般国民にとっての最大の仇敵は、
北朝鮮でも、中国でも、デヴィッド・ロックフェラーでもない。
我々にとっての最大の敵は、血税を貪る「盗賊官僚」と、
その権益を保護しようとする「売国政治家」たちだ。
皆さん、
民主党、少なくとも、今度の新しい菅内閣は、
決して「公共の福祉、国民の利益」を代表する為政者ではありません。
奴らは、血税を貪る盗賊官僚と同類の「国民の仇敵」なのです。
「鳩山前首相とは違い、何かしてくれるはずだ」などと
支持している場合ではありません。
●参考文献
- 民主党の正体-矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)/著者不明
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- 裏切りの民主党/若林 亜紀
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- 民主党の闇 理念なき批判政党、その疑惑と金と政策の研究/宇田川 敬介
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- 民主党政権で日本経済が危ない!本当の理由/三橋 貴明
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- 民主党政権で日本は滅びる (WAC BUNKO)/山際澄夫
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- マスコミは、もはや政治を語れない 徹底検証:「民主党政権」で勃興する「ネット論壇」 (現代プレ.../佐々木 俊尚
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