靴磨きの少年の話  ~株式相場の言い伝え~ | 【元証券マンのテクニカル分析】

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現役トレーダーの元証券マンが、独自のテクニカル分析方法を公開!!

時は1929年。

ウォール街は歴史に残る大暴落に見舞われた。

その中でひと際目立つ相場師が一人いた。


その名をジョセフ・P・ケネディ。

そう皆さんもご存じである、
第35代アメリカ合衆国大統領ジョン・F・ケネディ(ジャック)、
そしてその弟ロバート・ケネディ(ボビー)の父親である。



ちなみに話は逸れるが、

この私のブログのトップ画像は、アメリカはNY、自由の女神方面から眺めた
マンハッタン島・ロウワーマンハッタン(ウォール街)の風景画である。






名門ハーバード大学を卒業したパパケネディは、
類まれなる投資センスで巨万の富を築き上げた。
(どうやら卒業後は老舗証券会社に就職し、インサイダー情報でボロ儲けしたらしいが。)


映画会社の買収&再建や、禁酒法ビジネスを通じてのマフィアとの関係の噂からも、
ズバ抜けたマネーのセンスの持ち主だったということは間違いないだろう。


ウォール街とハリウッドで大成功を収めたパパケネディ。
次なる興味の矛先は、政治の世界へと向かった。


自身は在英国大使等の要職を任されながらも訳あって失職。
その夢は息子達に託される事となる。


相場で築き上げた潤沢な資金に加え、
メディアコントロールを始めとし、政治家達との駆け引きや裏社会との交渉。


最強のブレーンとなった父親のい甲斐もあり、
兄ジャックはアメリカ大統領に、
弟ボビーは司法長官にまで登り詰めた。


そんなパパケネディは、
なぜ1929年の大暴落を予見し、大暴落前に全てのポジションを手仕舞う事ができたのか。


それにはこんなエピソードがある。





ある時パパケネディは路上で少年に靴を磨いてもらっていた。


その最中、靴磨きの少年からこんな一言を掛けられた。


『おじさん!今○○の銘柄を買ったら絶対儲かるぜ!
これはココだけのナイショの話だからな!!』


これを聞いたパパケネディはこう心の中でこうつぶやいた。


靴磨きの少年までもが株式相場が絶対上がると思っている。これは正常ではない。』と。


パパケネディは買い増し続けていたポジションの手仕舞いにすぐさまとりかかり、
全く無傷で大暴落をやり過ごす事となった。。。。。






自己紹介にもあるよう、


私は世間の株式ブームに踊らされて相場の世界へ足を踏み入れた、
愚か者の張本人である。

主婦や学生が相場に新規参入する時。
雑誌やテレビ、メディアが相場を盛り立てる時。



それは相場の天井を暗示する。












※実はこの有名な靴磨きの少年の話、パパケネディの作り話らしい(^<^)