・強制退去処分のフィリピン人一家が在留特別許可を申請 ~日本の為に悪しき習慣は作るべきではない~ | アジアの真実

・強制退去処分のフィリピン人一家が在留特別許可を申請 ~日本の為に悪しき習慣は作るべきではない~

蕨のフィリピン人一家不法滞在:東京入管、仮放免を1月まで延長 /埼玉:毎日
 ◇「期限付き」なお不安
 不法滞在で27日が国外退去期限だったフィリピン人で蕨市の市立中学1年、カルデロン・ノリコさん(13)と両親に対し、東京入国管理局は同日、来年1月14日までの仮放免延長を認めた。ノリコさんは「少しほっとしました」と緊張を緩ませたが、一家が求めている在留特別許可はおりず、再び期限付きの不安定な生活が続く。【稲田佳代】

 ノリコさんの父アランさん(36)と母サラさん(38)は、92~93年に他人名義のパスポートでフィリピンから入国。95年に日本で生まれたノリコさんは家庭でも学校でも日本語だけを話して育ち、「自分は日本人だと思っていた。日本が大好き」と話す。

 しかし、06年にサラさんが入管法違反で逮捕され、一家は退去強制処分に。取り消し訴訟も敗訴し、今月20日には法務省や文部科学省を訪れ、在留特別許可を求める署名と嘆願書を提出していた。支援する渡辺彰悟弁護士は「タガログ語が分からないノリコさんは、フィリピンで小学1年からやり直さなければならず、再来日も最低10年は難しい」という。

 退去期限の27日、両親は入管へ出頭。ノリコさんは学校へ行ったが、出頭の時間が近づくにつれ授業に集中できなくなった。「もし電話に出なかったらどうしよう」。不安を抑えて昼休みにアランさんへ電話をかけ、仮放免の延長に「あーよかった」と喜んだ。

 ノリコさんには、親友と将来、ダンススクールを開く夢がある。「不法入国した両親はいけなかったと思う。でも今頑張ってまじめに生活しているところも見てほしい。大好きな日本で勉強を続けさせてください」と訴えた。今後もJR蕨駅前で署名活動を続けるという。


 この場合かわいそうですが、在留特別許可など与えるべきではありません。冷たい事を言うようですが、パスポートを偽ってまで違法に滞在したこの両親に弁明の余地はなく、今まじめに働いているとか子供が日本に馴染んでいるからとかは全く関係がありません。確かに、子供はフィリピンに帰ってもフィリピン語が話せず苦労するかもしれません。しかしながら、それは不法滞在者に特別残留許可などを出す理由にはなりません。まだまだ未来ある子供です。きっと言葉もすぐに覚えてその新たな世界に溶け込んで行く事でしょう。一時的な苦労は、両親が侵した罪による結果として受け入れるしかないでしょう。

 子供がかわいそうだから。今はまじめに働いているから。そんなことで特別在留許可を与えることを繰り返せば、”悪しき前例”ができあがるだけです。数年後、こんな声が聞こえてきそうです。


「不法滞在していても何年粘ればOKだ」、「子供を作って何歳になればOKらしい」、「あの家族は認められたから私達も」、「私達だけ認められないのは差別だ」


 今回のような前例が増えれば、自分が法を犯しているにもかかわらず、厚顔に在留許可を求める不法滞在外国人はこの先どんどん増えていくでしょう。ただでさえ国籍法改正案なるものが通過し、不正な手段で日本に留まろうとする外国人の激増が予想されているこの時期、一体日本はこの先どうなってしまうのかと不安にさせるようなニュースです。未来の為にも、断じて悪しき前例は作るべきではありません。


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参考書籍

外国人労働者受け入れは日本をダメにする (Yosensha Paperbacks 34)
小野 五郎
4862482031