
∩・∀・)こんにちは~筋肉料理人です!
今日は台風が通過中、進路にお住まいの皆様は風水害にご注意ください。久々に本州を直撃してるので、ほんっとに注意してくださいね。
アメブロオフィシャルブログを始めさせてもらって、実はまだ、どういう方向性で行こうか迷ってるとこがありまして、更新が遅れていました。「筋肉料理人の料理トレーニング」は10年近く前にブログを始めた頃に使っていたタイトルで、その頃は居酒屋でアルバイト料理人をやってて、自宅で居酒屋料理の練習をしていました。それをブログに書いていたので「自分の料理トレーニング」でした。あれから10年近く経ち、調理師免許を取り、レシピ本も今年6月に6冊目を出させてもらいました。当時を思うと感慨深いものがあるのですが、当時の自分と今の自分、どう変わった?かと思えば、全然変わらないかもです。当然ですが今も料理を作るたびに発見があります。料理レシピつくりが仕事になったので、正直、うんざりしながら作ることもありますが、上手に出来た時、発見があった時は新鮮な感動を覚えます。今日は男の料理、男のおつまみの原点、「焼鳥」をフライパンで作ってみたいと思います。
焼鳥
焼鳥は今やいろいろな種類があり、こちら佐賀県や福岡では豚バラ串が外せなかったりしますが、やっぱ、即思いついて作りやすいのは鶏串でしょう。こちらでの鶏串は鶏もも肉と鶏むね肉を、玉ねぎと一緒に刺して作ることが多いです。関東、関西の焼き鳥屋さんなら「鶏もも串」「鶏むね串」に分けて、胸肉の方にはわさびを添えたりするかも知れません。ですが、こちらでは混ぜて使うことが多いです。
鶏もも肉は旨味、脂があっておいしい。
鶏むね肉は脂が少なく、さっぱりしてるけど、旨味が少なく、ぱさつき気味。
この2つの肉を混ぜて焼くことでバランスが良くなるんですよ。それに鶏むね肉は安いので、こうすれば串の値段が安くなります。居酒屋さんでアルバイトしてた頃、これをよく作っていました。今日作るのはお店で出していたのとは違いますが、筋肉料理人風に自宅で、鶏肉を刺して、フライパンで美味しい焼鳥をつくります。
材料 2人分
鶏もも肉 1枚※
鶏むね肉 1枚※
玉ねぎ 1/4個
キャベツ 適宜
キャベツのタレ 適宜
一味唐辛子
サラダ油 小さじ1
塩 小さじ1
うま味調味料 小さじ1/2
日本酒 大さじ1
※鶏もも肉、鶏むね肉、合わせて450gでした。
作り方
1)まずはキャベツを角切りにして水に晒し、シャキッとさせます。シャキッとしたらザルにあげておきます。キャベツのタレも簡単に作れるのでつくりましょう。作り方は→こちら
2)玉ねぎは15mm幅のくし切りにして、それを半分に切ります。


3)鶏もも肉と鶏むね肉は15mm角位に切りましょう。



切ったらボウルに入れ、塩、うま味調味料、日本酒をかけて手でもみ、味をなじませます。



ここでポイントです!塩の量は小さじ1にしています。今回、鶏肉の重量が440g(正味)でした。鶏肉の重量の1%強の塩、その半分のうま味調味料をかけると、味がちょうどいいです。塩とうま味調味料を同量にしても構いません。小さじ1杯の塩は5gですので、1%ちょっとの塩になります。

4)切った鶏肉を串に刺します。100円ショップ、ホームセンターに売ってる焼鳥用の丸串でいいです。焼鳥の他にも色々使えるので、買っておいて問題なしです。
鶏むね肉と鶏もも肉を交互に刺します。交互に刺しますが3)で肉を混ぜちゃってます。混ざってるから無理じゃんと思われるでしょうが大丈夫です。下の写真、左側が鶏もも肉で、右側が鶏むね肉です。色が違うのがわかるでしょうか?赤っぽいのが鶏もも肉ですので、色で判断してください。

いよいよ串に刺していきますが、刺すときのコツが有ります。串を手に持った時、串の手前を細く、向こう側(串の先)を太くなるように刺します。何故にこの様に刺すかといえば、焼き鳥屋さんでは炭火で焼きます。炭火の炉は串を置く手前の方の火が弱く、中央のほうが火が強いんです。だから、先の方が太くなるように刺します。こうすると本格的な串に見えます。今回はフライパンで焼くので、太さは一様に刺せばいいです。
最初に小さめの肉片を刺し、最初に腿肉を刺したのなら次は胸肉です。肉片を2~個刺したら玉ねぎをはさみます。次に肉片を3個位刺し、また玉ねぎをはさみ、その後に2個刺す。こんな感じです。皮とか剥がれてるのがあったら、肉片の間に刺して構いません。皮には旨味があるから美味しくなります。






こんな感じで刺していきます。串1本に50~60gの鶏肉を挿します。この位の量を刺すとボリュームたっぷりになりますよ。
5)フライパンで焼鳥を焼きます。
フライパン(26㎝、フッ素樹脂加工)にサラダ油を入れて強火にかけます。熱くなったら5)の串を入れます。串を入れたら触らずに1分程、きれいな焼き目がつくまで焼きます。途中、返して確認してください。

焼き目がついたら返し、とろ火にしましょう。とろ火で5~7分、じっくり焼きます。反対側を焼くときも動かしません。フライパンを傾けて油を回すくらいでいいです。盛り付けるときは最初に焼いた面を上にして盛りつけます。こうすると仕上がりが綺麗になります。

とろ火で焼いていると肉汁と脂が出てきます。これをキッチンペーパーで吸い取り、焼鳥の上面に塗りつけましょう。こうすると味も良くなりますが、照りが出て美味しそうになります。


熱が通ったら皿に盛りつけます。キャベツ、レモンも添え、キャベツにはキャベツのタレをかけます。九州流に一味唐辛子を皿に出しておくと気分も盛り上がります。



フライパンで焼鳥の完成です~
どうですか?フライパンでもこの位には作れます。
鶏もも肉と鶏むね肉1枚で8本位作れますが、かなりボリュームがあるので食べ応えがありますよ。そして鶏むね肉も混ざっているので、いっぱい食べても軽いのもいいところ。

自宅で自作の焼鳥を作れば、いつものビールもより美味しく感じますね!
