本日、人生で始めてのコミケ初参戦して来ました。

今回は視察のみ、いわゆる「見てるだけ~」と言う感じ。


まず驚いたのは、熱気とパワー、情熱と辛抱です。

とにかく人が多い。
聞く所によると、一昨日が16万人、昨日が16万人、そして今日が18万人!

合計50万人の人が、この年の瀬に押し寄せた事になる。

何処を歩いても人、人、人。

その人、一人一人の気持ちが熱い(行動を見ていると良く分かる)


もの凄く巨大なイベントに成長していました。

何年か前、コミケは大マスコミから攻撃を受けました。
彼らの習性として、良く分からないものは潰してしまいたい、と言う意図を
良く感じるのですが、
その攻撃にも耐えて、コミケはこんなに大きくなりました。

つまり、こんなになってしまったら、どんなに彼らにとって目障りな存在でも
大き過ぎて潰せないものになっています。

いや、逆にマスコミからすり寄って来るようになって来ました。

痛快ですが、そんな事に甘えないで、ボランティアでもの凄く頑張っているスタッフを
目の当たりにして、とても感動もさせられました。


もし、既存のイベント会社が仕切っていたら、一番最初に自分の会社の
利益を確定してからだけしか、動きません。

つまり商売人は損する事をしないのです。

今までのビジネスってそんなもんでした。


でも、ここのスタッフは全員ボランティア。

『アニメ、コミックが大好き』と言う気持ちが一番の根底にあるので、
単なるお金儲けとは違うのです。


こんな事がありました。

少しでも、良いグッズを買おうと先を争っているゲストさんに向かって
ここのスタッフがこう言っていました。

『慌てないでください、押さないで下さい。
 あなたの隣にいる人は、あなたの敵ではありません。
 同士です!
 少しでも譲り合って、ゆっくりお進みください』と。


素敵でした。

自分だけが良ければ良い、なんてここでは考えないようにしよう。
日本が誇るこの文化を、ここにいる同士と共に担っているのだから。

と言う意味をも含んでいました。


今回、視察させていただいて、分かった事がたくさんありました。

もし、業界の方で、ここに訪れた事がないのなら、必ず来るべきです。

そして、あの雰囲気を生で感じる事です。


有意義な大晦日の一日でした。