ど れ を 魚 拓 に と ろ う か な
毎日 「NHK:後任会長候補に永井、原氏推薦 有志の会」
http://mainichi.jp/select/biz/news/20071211k0000m040100000c.html
時事 「原、永井両氏を推薦=NHK会長候補に-学者ら有志」
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007121000411
日刊スポーツ 「NHK会長候補に2人推薦」
http://www.nikkansports.com/entertainment/f-et-tp0-20071210-293808.html
ZAKZAK 「NHK会長候補に2人推薦…経営委員会に申し入れ」
http://www.zakzak.co.jp/gei/2007_12/g2007121022_all.html
サンスポ「NHK会長人事、大学教授らのグループが次期候補2人を推薦」
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200712/gt2007121101.html
朝日 「NHK次期会長候補に永井副会長ら2人推薦 市民団体」
http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200712100095.html
2ちゃんねるの【テレビ】
NHK次期会長候補に永井副会長ら2人推薦 市民団体
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1197270122/l100
こういうのがあって、「市民団体」といわずに「左翼」といえ。などと反応がありました。
dr.stoneflyさんがコメント欄でこういうことをおっしゃっています。
http://dr-stonefly.at.webry.info/200712/article_4.html
(前略)
ワタシは「プロ市民」という言葉自体がワケわかりません。ワタシが目にしたのは最近でネトウヨ系の人が使っていました。今回のコピペにもありましたが、なんなんでしょうね?
雨宮処凛のように仕事と運動が密接に関係している人や、たとえば組合の専従の人つまりそれでメシを食っている人のことかといえばそうでもない。
プロのように思索して愚民政策に騙されない市民、という意味なら誰もがそうなるべきで、褒め言葉だと思うのですが、どうやら批判めいた使われ方をしている。ホントなんなんでしょうね?
市民運動をやっている人を「プロ市民」と呼ぶ場合があって、それは行政から「市政モニター」を委嘱されて、わずかでも報酬を得る市民のことではないようです。
ホームレス支援とか、公害企業追及とか、誤報を正す会と言って「集会参加者11万人は間違っている」と運動している市民グループとか(は入るかな)、とにかく市民が集まって活動すると、プロ市民になるらしい。
ここにあげた2ちゃんねるのスレッドをお読みくだされば推測できると思うのですが、どうも「市民」のなのもとに「左翼」が活動していて、けしからんと、一部の人々(簡便に話をするのためにネットウヨとしておきます)は思っているらしい。
このときに、かくかくの市民の活動自体はいいことだが、左翼勢力が利用主義で市民運動、市民活動を利用している、と思っているのか、かくかくの市民運動をすること自体、発想が左がかっていて胡散臭いと思っているのか、その辺はケース・バイ・ケースなのか。市民運動全般を胡乱に思っているのか。
ホームレス支援など、行政とも話をするし飛んだりはねたり投票依頼したりしているのかな。公害問題、薬害問題でも、被害者、住民以外で、ひろくNPOや運動団体があるでしょ。そういう団体は厚生労働省の対応を厳しく批判するだろうし、アメリカの環境政策を非難する。
どうも、左がかって反体制の連中が多そうですよ。
どうもネットウヨさん的時代気分では、市民運動をしていること自体が政治的で偏向していると決めてもさほど間違いないと思っていそうです。
「プロ市民」などと安直に相手を決め付けるのは、政治信条が右左を問わず、まともな議論の姿勢ではないのでしょうが、「市民運動」じゃなくて「左翼だろ」と言っている人々も、多くの市民の運動団体を「左翼認定」しそう。
こうして、「市民」や「市民運動」に敵意や侮蔑を感じる感覚というのは、ヘイコメ者流の感性の根幹に通じると思うので、考えどころだなあ、と思います。
政党などが市民運動を利用したり指導したり、草刈場にしたり人寄せパンダにしたり、多いんだろうと思います。
このエントリをいろんな人にTBすれば、ワシもうんざりさせられたぜよ、というお返事はありそう。
でも、そういう人たちが、プロ市民という言い方を発明したわけではない。
なんで、「市民」という言葉に過剰と思える敵意を感じるのか。
なかなかに日本近代の偏差なのかもしれません。