いろいろ女性が働くことや家事について議論になっておりますし、関連エントリーもあげておりますので、男女の役割や夫婦別姓、家族などに関わる自分の意見をあらあら記しておきます。
自分の家庭や育ちがどうとかいう話は最低限にしかしませんが・・・。
そして、これこれという主張をくっきり持っているというのでもあんまりないのですが・・・・・・。
(例えばわたしはブサヨのくせに日米安保大反対というくっきりした主張ではない。アメリカはやたら根拠レスな戦争するから、それに引っ張られるのはいかがかな、とは思うけど。急に中立(非武装はともかく)になって、台頭する中国とアメリカ覇権のなかで外交をやっていけるほどの人的にも理念的にも情報的にもリソースが日本にあるのかいな? とも感じる。いたって煮え切らない奴なのよー、もともと)
短く箇条書き的に書きます。
男女別姓論者だけでなく、戸籍廃止論者です。
もちろん非嫡出子差別には反対です。でも結婚制度自体が法的に裏打ちされるのを否定はしません。
家族は大事だと思いますが、個人に優越する社会の基本単位とは思いません。
ただし、「個人」が全ての基本にあるという西欧近代の考え方を、全面的に肯定するのも居心地が悪い。
絶対的で実体的な理念を規定するのは、「シャーリープトラよ。全て現象するものは実体がないのであり、実体がないからこそ現象するのじゃよ。」というわたしの仏教感覚にミスマッチなんです。
恣意的な家族像を振り回す保守派をおちょくるのは好きです。
「家」は嫌いで無視、軽視しますが先祖供養は好きです。祖父母の戒名を覚えていたり。
母方の祖父母のもとで育って、お墓参りによく連れられて行ったから、お墓参りとかは好きなほう。
お盆に仏様にあげるお膳なんてのも自分で調理して供える。
女性が働くのは当然だと思いますが、家事は大事な仕事だと思っています。大事な仕事なんだから男もやるべきだと思います。
というか、家事は生活そのものでもあり、それを軽視するのは豊かではない。
ただし、各家庭それぞれだから、すごい肉体労働の夫が家でバタンキューでもそれはしょうがない。
女性が教育や学問で男性より「うちば」なほうが望ましいという社会意識には、ルサンチマンというか憎悪に近い感情を抱いています。まかり間違って億万長者になったら自然科学系の女子学生のための奨学金を作ろうと思います。
エコロジカルな節約もきめ細かい衣食住の面倒もできるのですから「主婦業」は大事だと思いますが、原則は男女とも働くほうがいいと思っています。ただ農家のように家庭が生産点でもあった時代のほうが人類史では長いのだから、勤労者家庭の専業主婦などはごく最近のことだと、相対化する視点をもっていなければと思っています。
まあ、これからもおいおいジェンダーや女役割・男役割にふれることもあるでしょうから、この辺にしておきます。