6月15日。
5時27分。
3332g。
男の子を出産しました!
長い10ヶ月間でした。
とはいえ、3ヶ月ちょっとは気付いていなかったから、私が待っていたのは7ヶ月ないくらい?
ホントに、毎日が期待と不安でワクワクそわそわが止まらない妊娠期間を過ごした、というのが正直な感想です。
この歳になってこんなこと言うのも恥ずかしいですが、私達ちゃんと親になれるのかな、とか。
この子をきちんとお迎えできる、そんな親に。
なれるのかなって。
もちろん楽しみなことがたくさんあったわけですが、未知の経験すぎて、色々調べて勝手に不安になったりしていたわけです。
そんな日々を過ごしながら、5月からは実家へ里帰りさせてもらいました。
父と母に助けられながら、重い身体と付き合い、着々と赤ちゃんを迎える準備を進めていた頃のこと。
……実は、5月末の健診で、助産師さんから「早く産みましょう」って言われていたんです。
妊娠糖尿病の影響で、赤ちゃんが通常より育ってしまっている。
特に、母体の骨盤に対して赤ちゃんの頭が大きめだから、早く産まないと出産の時つらいよって言われて。
焦りましたね、その時は。
自分のことはもちろん、赤ちゃんが心配で。
ただ、いっぱい動いてくださいと言われたものの、糖質制限を始めてから炭水化物や糖類を減らしていたため、力が出ない。
すぐ疲れちゃう。
だから動けない。
落ち込む。
悪循環。
そんな日々でした。
そして、無情にも6月に入ってしまい、予定日まで2週間を切りました。
よく、初産婦さんは予定日より遅れる、と聞きますが、何故か私の周りは予定日より早く産まれた人が多くて。
それもあって、焦りは倍増。
毎日「早く産まれておいで〜お父さんもお母さんも〇〇のこと待ってるよ〜」と、赤ちゃんにお話ししたりしましたが、何も変化なし。
まだかな〜、まだかな〜、と待ちつつ、予定日を過ぎ…「そろそろ産まないと大きさオーバーしちゃうんじゃない?大丈夫?」とどんどん不安になっていた、6月13日のこと。
予定日を過ぎたら、みんなどんな風に過ごしているんだろう?と思い、ネットで検索。
いろんなジンクスがあって面白いな〜と読み進める中に、これは!という体験談があったんです。
それは、ラベンダー。
ラベンダーの香りは、子宮収縮効果があるので、妊娠初期は避けなければいけないもの。
でも、その体験談では、予定日を過ぎてしまって悶々と過ごしていた妊婦さんが、ラベンダーの香りを嗅いだら陣痛が来たという記述が!
よし、これをやってみよう!
と思って、お母さんが持っていたラベンダーオイルをティッシュに含ませ、枕元に置いて就寝。
翌14日朝、何も変化がなくてガッカリ。
……やっぱりダメかぁ、と落ち込みましたが、くよくよしても仕方がない!
この日は妹が休みを取って会いに来てくれたので、妹からも赤ちゃんに呼びかけてもらったりしながら、楽しく夕食をいただきました。
……その直後。
なんか、いつもと違う痛みが。
いつもは強い胎動だったり、強い張りだったりするのが、今回は「強い痛み」が来てる。
これはもしや陣痛では!?
間隔を計らなくちゃ…!
15分、10分とだんだん間隔が短くなり7〜8分を行ったり来たりのところで、ひとまず病院へ電話。
すると「5分間隔になったらまた連絡ください」とのこと。
結構痛いんだけど、これ5分間隔になるまで行けないのか…。
襲ってくる痛みの波に耐えながら、感覚を計り続け、たぶん5分くらいの間隔になったよねってとこで、再度病院へ電話。
「こんな痛みで…だいたい5分間隔で…◯分くらいで病院へ到着します…」と必要事項を伝え、入院グッズを持ち、いざお母さんの運転する車で病院へ。
……続く。
次は、結構長いです。