今朝の新聞に東電社長が体調不良のため
16日以降一時現場を離れていた、
と記載されていました。
一方、ページをめくるとでパナソニックの大坪社長は
『今こそ逃げない経営が必要』
と、記載されています。
僕は自慢ではありませんが、
普通の人以上に危機に直面した経験があります。
(社長に比べるとレベルは圧倒的に低いですが。。)
危機に陥った時に意識するのは、
逃げずに、徹底して誠実に対応することです。
当たり前ですが、
絶対に嘘はつかない。ごまかさない。
遠回しの表現は使わない。
どんな非難からも目を逸らさない。
相手に納得頂けるまで対話する。謝罪する。
プライドなど捨てて、正直に全て話す。
経験上、対『人』なので、大抵の人は
理解してくれます。
むしろ、この危機の際に納得頂けるまで誠実に対応すれば、
それまで以上に信頼頂き、良好な関係性を構築できた、
という経験も多々ありました。
また、危機の時はより現場に近い人間の方が
不安になり、動転し、気が弱くなるものです。
そんなときこそ、上の人間は、
堂々と落ち着いた対応をすること、
その姿を現場に見せて、率先して誠実に動くことで
現場に使命感、勇気、モチベーションを与えなければならないと思います。
東電の経営陣には、
国民への正確な情報や誠実な対応による安心感と
現場で必死に働かれている社員の方々への
使命感、勇気、モチベーションを与えてあげて頂きたい。
この状況は長期に渡って対応する必要がありますので、
経営陣の尋常ではない精神的、体力的な疲労は免れないと思います。
でも、日本再建のために、諦めずに頑張って頂きたいです。
ちなみに今日は朝一で大阪。
とんぼ返りで東京で打ち合わせ、
からの会食という月曜日から
ハードスケジュールですが、
我々も頑張るしかないっ!!