1日に33万ドル以上の賠償金を出し続けるFaceTime | GoGo! Machead!

1日に33万ドル以上の賠償金を出し続けるFaceTime

CNET Japanより
http://japan.cnet.com/news/business/35028885/

昨年、Appleは特許使用料を収益として事業活動するパテントホールのVirnetXから、
同社が持つ4件の特許をFaceTimeが侵害していると訴えられて、この裁判にAppleは敗訴し、
VirnetXに対して3億6820万ドル以上の賠償金を支払う判決が下しました。

Appleはこの結果を不服として控訴しています。
それに対してVirnetXは勝訴した特許を根拠に対象製品を拡大して再提訴しており、
裁判が継続して行われています。

そんな中、昨年に下された判決によって、AppleはVirnetXの裁判が決着するまで、
1日に33万ドル以上の賠償金を支払う命令がされており、裁判所は両社が和解するように
求めています。

四半期に100億ドル以上の収益を出すAppleにとって、
1日に33万ドルは払えない額ではありませんが、四半期に3億ドルの賠償金は安くはありません。
Appleは早めにケリを着けてしまいたいでしょう。

このまま敗訴したままなら、Appleの選択肢は3つです。
該当特許を回避する改修するのか、特許使用料を支払うのか、FaceTimeを辞めるのか、
3つ目は無いとすると2つのうちのどれかになるでしょう。

1つ目では改修までの日数が必要な事とiOSデバイス、Macに広がったFaceTimeを
全部アップデートできるのかという課題があり、賠償金が発生し続ける可能性もあります。

そして、2つ目はAppleとしては利益を生まないFaceTimeにどれだけお金を出す事ができるか
という経営判断が重要になってきそうです。

Appleとしてはどっちに転んでも厄介な案件なのかもしれませんね。


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