常総の多頭野犬(5.14 センターからはな・かえで2匹引き出し) | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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常総の野犬が4匹センター収容されており、そのうちの2匹を14日に引き出しました。


犬猫救済の輪の附属病院で避妊手術とマイクロチップを済ませて頂き、夜のうちに


こちらへ到着しました。



犬猫救済の輪の病院で医療行為はすべてやって頂きました。結さん

急患があったにも拘らず、ほんとうにお疲れ様でした。ありがとうございました。



かえでちゃん。メス。茶っぽい白。4か月くらいか。こわがりです。

まだ子犬の風情。

人を見ると隠れようとしますが、攻撃性はなく、だっこもできます。





はなちゃん。茶の成犬。メス。垂れ耳。出産あとがあります。

人には十分慣れています。


(リード富永さんのご寄附です。)


お疲れ様はなちゃん。

ほんとうにつらかったね。

到着した夜のあいだはケージで落ち着かせました。


まだ麻酔も覚めていませんでしたから、水も与えずに、見守りました。

ケージごしに玄関で、朝まで添い寝しました。

朝になって、おしっこをさせるためケージから出してしばらく庭に出しました。

庭を少し動きまわり、風にあたり、気持ち良さそうにしています。

はなちゃんは足元がふらつきます。

ご寄付を頂いた犬小屋に入れたら、くつろいでいます。

ずっとセンターにいたのですから心もリハビリが必要と思います。

雑居房にいたはなちゃんは心ここにあらずの表情でしたが草のにおいをかいだら動きが出ました。






頂いた犬小屋で。



少し表情が出てきたはなちゃん。








この子は、1か月以上、うねうねさんのお母様のもとで慣らしをお願いしていた春ちゃんです。


常総のケイちゃんの同じくらいの大きさの野犬でした。

4月の初旬に保護したときには5か月くらい。

夜の給餌のときに、坂手住民のUさんががっしと首ねっこをつかんで保護されました。


T病院でワクチンとノミダニ駆除してから、

うねうねさんのお母様のお宅で隔離して頂き、ワクチン2回をすませ、シャンプーし、

すっかりピカピカに。


確かな愛情で、特定の一人との信頼関係が築けた春ちゃんは、お迎えに行くと、

リビングでほかの犬猫さんたちとくつろいで、ごくごくふつうにしていました。


うねうねさんのお母様には、おなかをだして甘えるようになり、顔をペロリとなめてきます。

無駄吠えもなく、小さな瞳でじっとみつめてきます。賢い子です。


この1月で、野犬から、甘えん坊の家庭犬に変化していました。


これからはたくさんの不特定の人に触れてもらい、たくさんの犬猫と慣らしていかねばなりません。


この子の未来が開けますように。


5月16日、お迎えに行きました。




ラッキーさんのお宅へ1晩お世話になり、そして17日、do one goodの青山の里親会にデビューです。


(そのあとは、うねうねさん宅で、慣らしとなりました。)

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はなちゃん(左)とかえでちゃん(右)。






はなちゃんの足は、床ずれで骨が見えていました。


1か月以上にわたってセンターの身動きのとれない狭い部屋に入っており、


座りっぱなしだったためだそうです。


犬猫救済の輪の動物病院では、14日の避妊手術で縫い合わせて下さっていました。



つらいことを乗り越えて、はなちゃんはここにいます。


これからあたたかい家族に迎えてもらうよう、精一杯のことをやっていくことが

私たちのこの犬にできる唯一の応援です。


性格はとてもよく、なでると目を細めます。



2匹は自然に寄り添うようにしています。


この2匹のあたたかな里親様あるいは一時預かり先があればありがたいです。

(はなちゃんには、心のリハビリが必要です。)


多くの犬が集まるシェルター収容は犬にとってもよくありません。

特に、小さな子(かえでちゃん)は、まだ人馴れする余地があります。

預かって慣らしをしないと、譲渡の道が開けません。


常総犬のまとまった捕獲を予定しているいま、我が家にも場所をあける必要があります。


常総で、場所を求めて方々をあたり、住民の方と交渉を続けています。

茨城県・常総市とは、行政による野犬の「生かす」シェルター設置をめざし、

協力体制をとっております。


まだ模索中です。


が、時間が限られているために、できることからこちらも動き出していくしかありません。



byおかめ