アメーバの利用規約違反報告に、「SEOスパム」を追加しました。
http://helps.ameba.jp/inq/inquiry/vio
すでにいくつかのブログ等でとりあげて頂きましたが、
少しその理由について書きたいと思います。
アメブロに限らず、多くのUGCはスパム投稿に頭を悩ませています。
それによって、例えばサイト内検索の結果が不適切なものになってしまったり、
ユーザー様が戸惑われたりするケースがあります。
さらにドメイン全体に対してSEOの観点からも悪影響を及ぼす可能性もあります。
(ほとんどの場合スパム行為を行ったそのアカウント単位で処理されているようですが)
特に目立つスパム(Googleのガイドラインに違反する可能性がある)投稿は、
①アフィリエイトのみが目的になっているもの
アフィリエイトのみが目的になっておりオリジナルのコンテンツがまったく存在しないもの。
広告のみの掲載か、元サイトの文章をそのままコピーするものでオリジナル性がまったくないものが多数です。
②SEOの人工(自作自演)リンクのリンク元になっているもの
ブラックハットなSEOの温床となっているブログ等が残念ながら存在しています。
ブログサービス様によっては発リンクのすべてnofollowにしています。
アメーバブログでも一部はnofollowにさせていただいています。
③被リンクスパム
②のようなリンクを受けているスパムで、2年間くらいからGoogleが手動による対応を強めているものです。
SEO会社に任せていたらアメブロから変なリンクがついていた!という場合にも通報して頂けます。
ただし、リンク元のページそのものがなくなる場合、リンクが削除されたとみなされなかったり、認識するのに時間がかかるケースが過去に数例ありましたので、必ずしもこれでペナルティを解除できるわけではないことはご理解ください。
④リダイレクトスパム
当該ブログに行くとすぐにリダイレクトされて別のサイトに誘導されるという悪質なスパムです。
少数ですが残念ながら存在していたことがあります。
⑤スクレイピングコンテンツ
他のコンテンツをコピーしてあたかも自分のコンテンツかのように見せたり、引用だけでコンテンツと見せるようなものです。
Googleはオリジナルコンテンツしか評価しないためSEOで成功する可能性はほぼありませんが、アフィリエイトリンクへの誘導を図るようなUGCコンテンツによく見られます。
⑥その他
その他にもSEOスパムであったり、SEOスパムを行うためであったり、SEOをかけたうえでガイドライン違反をしたりするUGCコンテンツが多々あります。
また、それらは新たな手法がどんどん生み出されています
このようなものは他のユーザー様や一般の閲覧されるユーザー様に悪影響を及ぼす恐れがあります。
怪しいな?と思うものは是非フォームからご連絡いただければと思います。
なお、この通報によって必ずしもその投稿が削除されたり、警告されたりするものではありません。
我々としてはその記事そのものに、
・スパムの可能性があること
・少なくともユーザー様のどなたかは不快に思う可能性があること
を認識します。
そのうえで利用規約に違反していると判断できたものに直接的に対応をさせて頂きます。
なおかつ、そのような報告受けたものの特徴を機械学習して、
今後投稿されるもので、上記のようなスパムの可能性があるものを自動的に抽出しやすくしています。この基準(アルゴリズム)は通報して頂くものが増えれば増えるほど精度が高まると考えています。
一般論として、UGCでこのような行為を行ってもほぼ効果はないはずです。
Googleは非常に有能な検索エンジンであり、日々様々なスパム対策を行っています。
先に記述したようなある意味古典的とも言えるスパム行為は、すでにほとんどGoogleが対応済のものです。
上記のような行為は無駄に終わる可能性が高いことからも現在では避けるべきことかと思います。
それらの時間はGoogleからも人からも評価される質の良いコンテンツを作る時間に割いたほうが効率的になってきていると思います。
繰り返しますが、これらの機能強化は報告いただいたものを削除することだけを目的にしているわけではありません。
なるべく多くのユーザーの方が気持ちよくサービスを使っていただけるということと、報告頂くコンテンツの内容によってUGCと検索エンジンの関係性を考えさせていただければと思っております。
http://helps.ameba.jp/inq/inquiry/vio
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