鉄のラインバル第８話「戯れの鬼たち」

　絵美にちょっかいを出して来た道明寺誠の挑発に乗り、喧嘩を買った浩一。しかしファクターの浩一が手も足も出ないほど誠の実力は桁外れ。ついにはラインバレルを呼び出してしまい、特務室メンバーの反感を買ってしまった。そんな中石神・玲ニ・サトルが国連で行われる加藤機関対策会議出席の為不在の間、正面から久嵩とマサキがＪＵＤＡに乗り込んで来た。

　浩一との面会を求め、想像力を働かせる事の重要性を説いた久嵩。その本当の狙いはラインバレルの奪取とファクターとしての能力を発揮し始めた浩一を加藤機関に迎える事。そしてラインバレルを筆頭にマキナは、自分が住んでいた高蓋然性世界のオーバーテクノロジーによって誕生。こちらの世界を侵略する為に来て、理念に賛同した人間を加えて加藤機関を設立した事実を明かした。その幹部の中に実は石神が所属しており、裏切り奪取したマキナが現在ＪＵＤＡに所属するマキナだと明かした久嵩。

　ただ他のマキナとラインバレルは、性能が根本的に異なっていた。製作者の絵美の父親城崎博士は、久嵩と対立しており計画を潰す為に自分の意志を絵美に託し、ラインバレルとともに送り込こまれた。絵美が自分の味方だと知り、久嵩の誘いをきっぱり断った浩一。加藤機関を打倒

すべく宣戦布告した。しかし帰り際「正義の意味を知りたければ、加藤機関に来い。」という意味深な言葉を残した久嵩。誠の勝手な立案で、絵美・理沙子を加えた「早瀬軍団」を結成。いよいよＪＵＤＡにおける本格的な任務が始まろうとしていた。