コードギアス反逆のルルーシュＲ２第１５話「Ｃの世界」

　シャーリーは目の前で命を散らした。悲しみに暮れるルルーシュの元に、ロロがやって来た。

記憶が戻り、ルルーシュの命を狙っていると思い、ギアスを掛けて始末した事を告げた。心中

怒りに震えながら、あえて感謝の言葉を返したルルーシュ。ギアスに翻弄されたシャーリーの敵を討つ為に、ギアス嚮団の壊滅を決意した。

　やがて蓬莱島にいるＣ．Ｃ．に連絡をすると、自分に協力するかどうかの意思確認を行った。すると２人は共犯者として契約を果たす義務とかつての当主として、最期を見届けるようとする意図を示し、ルルーシュへの協力を示唆した。そしてジェレミアの回線を利用して、Ｖ．Ｖ．にコンタクトを取った。自らをゼロと名乗り、Ｃ．Ｃ．の譲渡を拒否してから、改めて宣戦布告。アッシュ

フォード学園の自室からの連絡と見せかけたセットを嚮団前に作り、Ｖ．Ｖに逃げられるという心の隙を作らせ、一気に奇襲を仕掛けた。

　木下率いる零番隊が、嚮団本部に突入。無抵抗な研究者を皆殺しにさせた。躊躇する団員達に対して、ブリタニアが死なない兵士を研究していると触れ込み、徹底的に破壊と研究者の殺害を指示したルルーシュ。自らギアス能力者の検証すると告げた。しかしＶ．Ｖ．は黙って推移を見守るだけではなく、自ら脱出の時間稼ぎとマリアンヌの遺児ルルーシュへの制裁として、かつて

ジェレミアが操っていたジークフリードを出撃させた。

　これに対して兄の為にギアス能力者の子供達を、容赦無く殺したロロのヴィンセントに爆弾を

取り付け、シャーリーの敵討ちを企てていたルルーシュ。一斉攻撃を命じると同時に、ロロには

ジークフリードに取り付くように命じた。攻撃に晒されながら、必死にジークフリードに取り付いた

ヴィンセント。これでまとめて葬り去る事が出来ると思い、スイッチを押そうとした瞬間。地上から

不意打ちを食らったジークフリード。狙ったのは、妹ユーフェミアの汚名を晴らす為、ギアス嚮団に乗り込んだコーネリア。

　ジークフリードの弱点を付いた、的確な攻撃により、装甲が弱まった好機を逃さず、敵対して

いた姉と弟の挟み撃ちの攻撃が炸裂。瀕死の重傷を負ったＶ．Ｖ．は、本部の最下層まで逃げて行った。同じ頃Ｃ．Ｃ．は、自らギアスの系譜を断ち切るべく、脱出を試みた幹部達のシャトルを破壊した。一方追い討ちを掛けたルルーシュは、Ｖ．Ｖ．を目の前に、神根島での体験をもう一度経験。気が付くと姿は、神を滅ぼすといわれるアーカーシャの剣にあり、目の前には、積年の

敵父ブリタニア皇帝が現れた。

　「８年前の質問に答えてもらう。何故母さんを守らなかった？他の皇族達が、母さんを疎んじて

いると知りながら？」蜃気楼に隠れながら、改めてマリアンヌを守らなかった理由を尋ねたルルーシュ。「お前は他の物には無い力ギアスを持っている。聞き出せばよかろう！」ギアスで聞き出せばいいと挑発する皇帝。互いにギアスを持ち、互いに目を見なければ使えない。もし自分のギアスを使うのならば、記憶を変える皇帝のギアスも使われてしまう。「どうしたそれでもわしの

子か？ブリタニアの皇子か？」更に挑発する皇帝。「命令を選んでいる場合じゃない。」ルルー

シュは命令を考えず、何としてもギアスを掛けようと策を使おうとした。（嚮団内では、ロロが指揮ってギアス狩りは、未だに続いていました。ジェレミアは、身体を改造したバトレーの亡骸に

対して、皇族への忠義は尊敬すると誓っていました。憎むべき相手ですが、本当に忠義に熱い

男ですよ。）

　「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる。貴様は死ね！」スイッチを押し、出た鏡にギアスを掛け、目を直接見る事なく、皇帝はルルーシュの術中にはまった。「よかろう！」命令通り所持していた銃で、自らの心臓を撃ちぬいた皇帝。その巨体が崩れ去った。「勝った俺は、ナナリー、母さん！うあああああ！」ついに積年の敵を殺し、ルルーシュは勝利の雄たけびを上げた。（ルルのボタンは、何でも出て来ますね。ドラえもんかよって突っ込みました。正直皇帝が倒れた時

には、あっけなさ過ぎると思いました。偽者かホログラムか何かで、本体が違う所にあるのではないかと思いました。リフレインを使わなかったのは、ルルのようにギアスで相手を無理矢理従わせる事に嫌気が差したからです。ということは、既にルル＝ゼロだと思っていますね。まあカレンは相変わらず強気に、ビンタを食らわしましたけど。）

　「直接会うのは、何年振りかなＶ．Ｖ．？結局私は、定めから逃れられなかった。」不死の定めから逃れられず、Ｖ．Ｖ．と再会したＣ．Ｃ．。「不死の定めは、僕が引き受けるよ。」Ｃ．Ｃ．の代わりに不死の定めを受け入れると語ったＶ．Ｖ．。その姿を見たＣ．Ｃ．は、ある異変に気づいていた。その頃ルルーシュは、ブリタニア皇帝の死体の傍に居た。「殺してしまった。こんなにも

あっさりと。聞きたい事もあった。詫びさせたい人が居た。」あっさり殺してしまい、聞きたい事や

謝罪させられない事を公開していた。「ほう誰に？策略・姦計（かんけい＝悪巧みする事）奇襲でわしを倒そうとは。王道で来るが良い！」死んだはずの皇帝が立ち上がり、正面から立ち向かってくるように仕向けた。「死ねええ！」ギアスを掛けたルルーシュ。しかし皇帝には通用せず

銃で撃っても、血が噴出すだけ。まるでＣ．Ｃ．やＶ．Ｖ．と同じ身体になっていた。

　「分からんのかルルーシュ。もはやわしには、剣でも銃でも何を持っても無駄だ！」ギアスも物理的攻撃も通用しない皇帝。嘘を付かないと誓ったＶ．Ｖ．を殺し、ギアスコードを奪い取った

のだった。「あの男が不老不死に！勝てない、勝てるはずが無い！」まさかの事態に絶望感に

打ちひしがれるルルーシュ。「ギアスの代わりに新たな力を手に入れた。ルルーシュ教えてやっても良い。この世界の真の姿を！」自らギアスの代わりに、不老不死になった事を伝えた皇帝。存在する真の姿を指し示すべく、ルルーシュを別の場所に誘った。（補足説明です。ギアス能力者は、不老不死のギアスコードを持つ者と契約を結ぶ。それはギアスコードを持つ者の願いを

かなえるのが主な理由。皇帝は兄のＶ．Ｖ．が、嘘ばかり付くので、それに嫌気が差しついに

ギアスコードを奪った。奪われた者は、不老不死から死に至るという事でしょうね。お互いに嘘ばかり付く世界を壊そうとして契約を結んだのに、嘘を付いたから弟が兄を殺す嫌ですね。）

　その頃ヴィレッタは過去の汚点を清算しようと、扇の目の前に現れた。「私はブリタニアの男爵。どんな理由があろうとも、イレブンとの汚点は消し去らなければ、この世界では生きてはいけない。」男爵である地位を守る為、汚点である扇を殺そうと銃を向けた。「そうだよな！どうせなら日本で死にたかった。死ぬ時ぐらいは、自分で選びたいから。」死を覚悟して対峙する扇。「そもそも何故テロリストが、ブリタニア軍人を助けた？」改めて死に掛けた自分を助けた理由を尋ねるヴィレッタ。「最初はゼロの情報を聞き出そうとした。君を騙して監視して。でも馬鹿みたいだけど、君を好きになってしまったんだ。」ゼロの情報を引き出そうとしたが、生活を共にするに連れ

ヴィレッタを愛してしまった扇。ただこの２人の出会いは、扇を監視する咲世子が見ていた。

（記憶が無いままだったら、お互いに幸せだった。しかしヴィレッタはプライドの高い男爵。ちょっとでも扇と関係を持った事が許せない。扇は馬鹿呼ばわりされたけど、今でもヴィレッタを愛している。気持ちがすれ違っているので、これが悲劇に繋がらなければいいのですが。）

　ルルーシュが引き込まれたのは、謎の仮面と歯車が存在する世界。「ギアスとは何だ？貴様は何を企んでいる？」ギアスの真意と皇帝の狙いを聞きだそうとするルルーシュ。「おかしな事

よ？嘘にまみれた子供が、人には真実を望むか？お前はゼロという仮面の嘘で、何を言うか？」

嘘だらけのルルーシュが、真実を知ろうとするのは、愚問だと一蹴する皇帝。「手に入れた！ただの学生では、到底手に入れられない軍隊を部下を領土を！」ゼロとなって手に入れたものを話す事で、今までの事が真実だと強調したルルーシュ。仮面からユーフェミアを殺し、スザクやナナリーの前に姿を出せない事を言われても「人は誰でも嘘を付いて生きている。俺もそうしただけだ！」嘘を付くのは当たり前だと反論した。（これは心理作戦ですか？ルルの痛い所をついて

動揺させる為の？でもこの時は動揺させる理由が分かりませんでした。）

　「何故嘘を付く？本当の自分を分かって欲しいと思っているくせに。そう望んでも自分をさらけ

出せない。仮面を被る。本当の自分を知られるのが怖い？」本当の自分を知って欲しいが、嘘を付いて誤魔化して、仮面を被り、名を変えて、知られるのを怖がっている。ルルーシュの心理を

付く攻撃が続いた。「シャルル！遊びの時間はもう終わりだ。それを篭絡して、私を呼ぶ必要が

無くなった。何故なら私はここに居る。」ルルーシュを篭絡（思い通りに操る事）していた皇帝を

制止し、ついに姿を現したＣ．Ｃ．。「そうだな今こそお前の願いを叶えてやろう！」ルルーシュではなく、自分が願いを叶えると名乗り出た皇帝。（皇帝はルルの心理を操って、Ｃ．Ｃ．をおびき

出そうとしていたのか？心理作戦とは、痛い所を付くのが一番効果的ですから。）

　「ルルーシュ今こそ契約条件を明かそう。我が願いは死ぬ事。私の存在が、永遠に終わる事だ。ギアス能力者は、私を殺せる力を得る。あまたのギアス能力者は、誰一人として、そこまで辿り着けなかった。しかしここに達成人シャルルが居る。」自然界の摂理に従い、不老不死の自分が死ぬ為にギアス能力を与えていた事を告げたＣ．Ｃ．。ルルーシュではなく、Ｖ．Ｖ．を殺した皇帝に自分を殺してもらおうとしていた。「死があるから、人は生を自覚出来る。死なない積み重ねは、ただの経験だ。お前に生きる理由があるなら私を殺せ。シャルルと同等の戦う力を得る事のなる。さようならルルーシュ、お前は優しすぎる。」死ぬ為に生きて来た事を教え、そんな生を認めないルルーシュ。しかしそんな優しい男をあえて切り捨て、自ら死ぬ為に皇帝に殺害を

依頼したＣ．Ｃ．。（確かに死なない人生なんて、永遠に終わらない物語のみたい。死ぬから人間は、生を全うする。沢山の出来事をずっと体験して来たＣ．Ｃ．にとっては、生き地獄みたいに

思えたのでしょうか？もしルルがＣ．Ｃ．を殺せば、不老不死になる事が出来る。心優しいルルがそんな事するでしょうか？）

　ルルーシュが現れたのは、Ｃ．Ｃ．の記憶の中。足に拘束具を付けた少女（Ｃ．Ｃ．）を助けようとしても干渉出来ない世界。初めてＣ．Ｃ．の過去が、明かされる事になった。生きる理由は無いが、死にたくないＣ．Ｃ．シスターから生きる為の力を与えようと持ちかけられた。「何時の日か私の願いを一つだけ、叶えてください。」額にギアスコードあるシスターは、Ｃ．Ｃ．にギアス

能力を与えた。その能力は、自分を愛す事。結果多くの人から愛され、欲求を満たさす事が出来た。しかし愛されすぎた結果、本当に信じられる愛を見失い、信奉したシスターしか信じられなくなり、ついにはギアス能力に嫌気が差し始めたＣ．Ｃ．。「じゃあおしまいにしましょう。私の永遠を終わらせる為には、誰かを身代わりにしなければならない。一定以上のギアスを持つ誰かを！

どれだけ苦しかったか、生き続ける地獄が。残念でしたあなた騙されちゃったの！」ついに自らの願い死を遂げるという願いの正体をさらけ出し、Ｃ．Ｃ．に自分を殺させ、代わりに不老不死の

ギアスコードを受け継ぐ結果になった。（今回は嘘つきが多いですね。ローマイヤは、ナナリーに政策が、言っている事と異なっている事を見破られ、スザクはルルの嘘を見破ろうとしている。だけどナナリーに嘘を付かないと言っているのに、電話の相手は言えなかった。やっぱり誰でも嘘を付くのですよ。嘘という言葉は、この難しいアニメの核になってます。）

　ルルーシュ不在の中、Ｃ．Ｃ．は、皇帝の手によって殺されようとしていた。過去沢山の人物に出会い、愛されて来たが、全て時の中に過ぎ去って行った。長い年月を過ぎようやく人生の終着駅を迎えようとした時ルルーシュが、戻って来た。しかし蜃気楼は、皇帝によって封じ込められ

黙ってＣ．Ｃ．の最期を見ているだけだった。しかし「止めろそいつは俺の・・・・何故俺にやらせなかった。俺に永遠の命という、生き地獄を押し付けなかった。俺を哀れんだのか？そんな顔で死ぬな。最期ぐらい笑って死ね。俺が笑わせてやるだから・・・・・」笑わせてやるという言葉が、

Ｃ．Ｃ．の死を受け入れる態度を変化させ、皇帝から離れ蜃気楼を解放させた。

　アーカーシャの剣を攻撃して、衝撃で落ちてゆくＣ．Ｃ．。「これ以上奪われてたまるか！」大切な存在を、これ以上奪われまいと必死に助けようとするルルーシュは手を伸ばした。無事Ｃ．Ｃ．を救出に成功。再び嚮団に戻って来た。しかしそこにいたのは、かつての高圧的なＣ．Ｃ．ではなく、ルルーシュの名前を忘れ記憶を失った少女そのものだった。（Ｃ．Ｃ．の記憶だけ、大昔に

戻ったみたいです。あれは中世ヨーロッパでしょうか。あの頃からギアスがあったのか！）

　正直色々な事がありすぎて、整理が付きません。Ｃ．Ｃ．の本当の願いとは何か？扇が巻き添えで咲世子の攻撃を受け、川に転落。果たしてその運命は？シュナイゼルが、ニーナを使って行った実験の狙いとは？シャーリーの命を奪ったと信じるルルーシュを探す、スザクはどういう行動を取るのか？全く持って内容が、ごちゃ混ぜになりました。それでもいよいよ物語は、クライマックスに向かって進んでいるのは、間違いありません。従順なＣ．Ｃ．は、可愛かった！他にルルのＣ．Ｃ．に対する「お前は俺の・・・・・」後の言葉。俺のなんでしょうか？「俺の嫁ですか？」