砂川から図書不正処分の共犯として、名指しされた郁。査問委員会に呼ばれ厳しい詰問に
晒された。その結果他の図書館員達から、白い目で見られるつらい立場に追い込まれた。実は
全て手塚の兄慧が仕組んだ策略。手塚を図書館未来企画へ迎えるのが目的だった。それに
気付いた手塚。自分が参加して解決しようと試みた。
その時慧が、郁を電話で呼び出した。高級レストランに招待され、全て手塚を未来企画に参加
させる為、砂川を抱き込み、郁を査問委員会に掛けさせた事実を告白。手塚に参加と引き換えに自分への査問を解く、条件を伝えるように求めた。余りにも酷い申し出に郁は怒り「手塚を
傷つけないで!」とはっきり断った。すると全てを察した堂上が、郁を連れ戻しに来た。あくまで
上官として、部下を心配してやって来た堂上。しかし慧からの手紙で、あこがれの王子様の
正体が堂上であると知らされ、激しく動揺するのだった。
夢の中にも堂上が出て来るほど、王子様の正体を知り悩む郁。「言える訳無い!憧れの王子様が、あの堂上教官で、しかも本人に向かって王子様とか言っちゃって!」王子様とは知らずに言っていた事が、恥かしいのだ。「どうせ悩み事ってこれの事だろ?」昇進試験の用紙を見せた
手塚。郁達の目の前には、昇進試験という関門が待ち構え、それが悩みの種だと思ったのだ。
小牧によると、試験は筆記と実技の合計得点で、決められ合格率は5割! 「5割も受かるんじゃない!」麻子と手塚は余裕綽々。しかし郁にとっては、図書館法の筆記試験が難問。全く
合格出来る余裕は無いのだ。「筆記は俺が見てやる。」宣言したのは堂上。いきなりの登場と
王子様が堂上だと知って後という事が重なり、顔を真っ赤にした郁。椅子から転げ落ちるほどの
動揺した。(郁はベタ過ぎ!確かに王子様が目の前に現れたら、ビックリします。ただ個人的には手塚が、子供への読み聞かせという実技課題で悩んでいる事を知っていて、相談しに来ると
予期していた麻子の方が、ビックリさせてくれます。しかも報酬がフルコースディナー!ただこ
れって手塚と麻子にフラグが、立ったと認識出来るのでは?)
「駄目だまともに顔を見られない。」試験対策に付き合う堂上の言葉が上の空で、恥かしくて
顔すら見られない郁。「熱があるんじゃないのか?」心配して声を掛けた堂上。しかしその手を
払い、郁は無理に平静を装ったが、コーヒーを入れた際気付かない内に沢山の砂糖を入れて
しまった。堂上が自分をどう思っているのか不安でしょうがないのだ。
差し出したコーヒーを差し出し、大甘で吐き出され、初めて甘い味だと気付いた郁。すっかり
慌ててしまい、自分のコーヒーをこぼしてしまった。急いで雑巾で拭いている間、ポケットに
入れていた慧からの手紙を落としてしまった。「何を言われた?今日の様子がとりわけおかしいのは、その手紙が原因か?見せてみろ!」郁が急いで拾い、隠した手紙を見せるように要求
した堂上が、近づいて来た。するとそれを完全に拒絶して、郁は背負い投げで投げ飛ばして
しまった。(背負い投げするとは、柔ちゃんじゃないのですから!)
幸い大きな怪我はなく、ほっとする郁。「よっぽどの事情があったんじゃないの?堂上に言えない事なら、俺が話を聞いて上げられるよ。」医務室に付き添った小牧。郁の事情が何であるのか
尋ねた。「絶対堂上教官には言わないで下さい。」前置きして、悩みを打ち明けた。今まで王子様の話をした時、嫌悪感を顔に出して来た堂上。自分を嫌っても当然だといきなり結論付けて
しまった。「何でいきなりその結論に?少なくても部下としての君を堂上は、嫌っている訳じゃ
ないよ。むしろ過保護すぎるぐらい!」決して堂上は嫌っていないと返答した小牧。今郁は憧れの王子様の正体を知り、混乱している事を指摘した。
その後堂上の事を意識する余り、避け続ける郁。ベタに避けている様子がみえみえ!そして
1人で勉強している時、目の前に現れた堂上を避けようとした瞬間手を取られた。「あれは公私混同だったと思ってな。」堂上は、余計な事をしたと思い、謝罪しようとした。「あれはもう忘れて
下さい!」手を振り払い、立ち去ってしまった郁。素直に堂上を見る事が出来ず、ついに嫌われてしまったと思い、1人部屋で泣き続けた。(いきなり憧れの人が目の前に現れた。しかも一番
近くの男性がその人。混乱するのも仕方が無い。ただあからさまに拒絶するのは、やっぱり
まだ精神は少女だと思いました。)
一方実技試験対策で、子供が集まっているおはなし室にやって来た手塚と麻子。「お兄ちゃん
遊ぼう!」無邪気な子供達が近づき、その状況に当惑する手塚。「さあおはなし始めるよ。皆
集まって。」手馴れた様子で、白雪姫を読み聞かせる麻子。渡した時計を質に入れるような女性とは正反対の様子に手塚は驚いた。(役者ですね麻子さん。一方堂上さんも避けられていると
思い、筆記対策のートを渡さないなんて言いだした。両方ツンデレって事でしょうか?)
夜勉強に集中出来ず、図書隊を止めて帰ろうと言いだした郁。「ご両親に宜しく、お土産買って
来てね!」全く本気にしない麻子。自分を気に掛けない麻子に怒った郁は、そのまま部屋から
出て行った。廊下にはいかにも怪しげな男が1人。対策ノートをこっそり渡そうと忍び込んだ堂上。「女子寮で何なってるんだこの変態!」郁から首根っこを掴まれ、問いただされた。
「俺だ、俺!ウチの班から新人1人だけ落とすなんて、笑える事は避けたいからな。」素直に
郁の為とは言わないまでも、ノートを渡した堂上。「嬉しいです!教官に口聞いてもらえないと
思ったから。」涙を流して喜ぶ郁。投げ飛ばした自分を嫌っていると思っていたのだ。「それは
こっちの台詞だ。避けまくっていたのはお前だろ!」自分が嫌われていると思われた堂上。互いに相手を思っているのに、素直に表現出来ない似た物同士なのだ。(部下として全力で守ると
言った堂上さん。ぎこちないカップルだから、お似合いだと思います。)
いよいよ昇進試験開始。筆記試験と実技試験が行われた。実技試験では、流石手馴れた
麻子は抜群の出来。次の手塚も上から目線で見るのではなく、子供の立場に立って話を
読む事に成功。学習の成果を見せた。最後に登場した郁、子供の学習意欲を引き出し、興味を引き付ける内容で、堂上も高評価を与えた。そして合格発表当日、努力が報われ郁は合格を
果たし、麻子と手塚は当然の合格!3人仲良く昇進した。
発表が終った後、堂上に筆記のお礼にプレゼントをした郁。「私もう王子様止めます。探したり
はしゃいだりするの一切止めます。王子様ではなく、堂上教官にきちんと認めてもらうように
なります。」憧れから卒業し、目の前堂上に認められたい。ついに王子様卒業宣言をした。一段成長した郁。やっと素直になった堂上。今後の2人は、どうなるのか?そして手塚と麻子は、新たなカップル誕生って所でしょうね。
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