先日は、東京でセカンドチャンスの設立イベントがあった。
僕は、初めてセカンドチャンスのメンバーの仲間と会った。
皆さん、すでにアウトサイダー、会社経営、書籍出版、映画俳優、ダンスチームリーダー、大学卒業、新聞社記者、牧師、中学校教師の免許取得、海外の当事者団体視察、少年院や至るところでの講演、青年会議所、などなどで大活躍されている方ばかり。
皆さん、少年院出身である。
この事実だけでも、少年院在院生、出院生の一縷の希望のなることは思う。
僕が17歳の時、2回目の少年院に入る前、鑑別所の中で先生からお勧めされて読んだ。
僕は両腕に刺青も入れて、中卒なので所詮、僕は表舞台に出れない人間になったから、表舞台の裏方か、思いっきり裏社会で生きていくしかないと思い込んでいた。
でも、大平光代さんは背中に刺青を入れて、極道の妻となったが、その後、離婚してから一念発起し、血のにじむような努力をされて弁護士となった。
そして、表舞台で大活躍されていた。
それを知った時、頭の中に大きな衝撃を受けた。
しばらくの間、放心状態になった。
そして、俺も本気で立ち直ろうと思ったら表舞台で大活躍する可能性だってあるんだ。と大きな希望をこころに抱いた。
でも、まだまだ僕は不良の世界でがんがんいくことを決めていたので、更正するのはまだだ。
今回は少年院には間違いなくいくだろうが、出ても悪さは続けていこう。
でも、時がきたら、俺も大平さんみたいに、表で本気で勝負かけてやる。という気持ちが少しずつ沸いて生きた。
結局、その後僕は18ヶ月という少年院送致の処分を受けて、出院したが、出たその日から暴走、犯罪、の毎日を過ごし、暴力団の世界にも足を踏み入れた。
それから、24歳の時、立ち直る転機が来て、立ち直って今がある。
今はどんなことも僕には可能性がある。と自分を信じて夢に向かっている。
今の考えがあり、今の自分があるのには太平光代さんの存在は影響している。
僕もセカンドチャンス!とメンバーとならせてもらった。
これからの活動を通して、一人でも多くの少年院在院生、出院生と関わり、、僕も大平光代さんみたいに彼らに自分の無限の可能性を信じる、きっかけを作りたい。
昨日、東京から帰るバスの車中で、お世話になっている非行の親の会のお母さんからメールがきた。
来週の月曜日に、京都である大平光代さんの講演に行ってくるとのこと。
僕も行きたいが、仕事だから行けない。
そのお母さんは、大平光代さんを講演で来てもらえないか交渉してくるから。とおっしゃって下さった。
絶対に会いたい。直接、感謝の気持ちを伝えたい。
セカンドチャンス!のシンポジウムではメンバーとしてメインセッションで壇上に上がらせてもらい、メンバーの仲間たち色々話しさせてもらった。
僕も自分の思いや、気持ちを喋らせてもらえる時間ももらった。
昨日、今日とテレビに出たらしい。
少年院の中で生活している少年たちに一番見てもらいないな。
セカンドチャンス!のメンバーが著した書籍が昨日世に出た。
アマゾンなどでも購入できるとのことなので是非、皆さん一読下さい。
セカンドチャンス!宜しくお願いします。