Dragon Gate 7/23/17 神戸ワールド記念ホール
鷹木信吾&吉田隆司&エル・リンダマン×堀口元気HAGeeMee&斎藤ジミー了&ジミー・ススム;トライアングルゲート戦。
ジミーズは1DAYトーナメントで王座挑戦権を獲得しているわけなので、前半から疲弊感による溜め、後半は気迫の猛攻。この中で光ったのは吉田のセンス。☆3
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ドラゲーお得意なトリオス王座戦なのですが、挑戦者組がコンディションが良いわけではないため、試合前~序盤の期待感というのは弱いです。ジミーズの連携を悉く鷹木らが潰すためどうにもテンポ感が良いわけでなく、クライマックスのジミーズ猛攻のカタルシス待ちです。しかしその中で光ったのは吉田隆司のマスクをとった後の表情や勢い演出のセンス。相手が立つのを待ってしまうリンダマンのテンポの遅さが目立ちましたが、吉田はマスクをとって改変キャラ後のブーストも相まって生き生きしていました。☆3
Dragon Gate 7/23/17 神戸ワールド記念ホール
CIMA&ドラゴンキッド×土井成樹&吉野正人;ツインゲート王座戦。
ドラゲーの配置図を完璧にしてトリガー引いてピタゴラスイッチ的にハメ込んでいく攻防が気持ち良いですね。ベテランタッグと盟友タッグというドラゲーの攻防の中でもかなり上品な流れるような攻防に酔いしれる好勝負。☆4.25
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爆発的なラッシュや破壊的な大技合戦はベテラン組同士のタッグ王座戦では成りを抑制しますが、しなやかさとスピード感、そして次の技とさらにその次と配置を几帳面に設定したのちのトリガーを引くタイミングは毎回驚かされます。土井吉は2人が聳え立つだけで存在感と色気が堪らないですね。衰えながらも衰え知らず感を誇るキッドのルチャムーヴと腐り知らずのCIMAのジャべの捕獲する絵と受け身のオーバーアクト。カタルシス的な攻防の発火点はないものの機能美を追求したような一進一退は格が違いましたね。好勝負。☆4.25
Dragon Gate 7/23/17 神戸ワールド記念ホール
YAMATO×T-Hawk;ドリームゲート戦。
互いに打撃のヒッティングに対するセンスが極まっている印象です。エモーショナルにエモーショナルに打撃を走らせます。逆水平や膝蹴り、ドロップキックと積み上げるのですが、試合自体はビッグマッチ仕様に間延びした内容。総じて良試合。☆3.5
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年間最大のイベントである神戸ワールド大会にYAMATOとT-Hawkという世代のブリッジである2人の勝負をドラマチックに演出しようという気概を感じます。ただ大舞台=30分近い熱戦という固定観念を壊してしまえばと思ってしまう内容。互いの組み付きや部位攻めというドラゲー内での様式美もあるのですが、同じか似た技のローテーションのような構成が助長感を出してしまってます。しかし互いに特別な世界を作ろうとエモーショナルにエモーショナルに打撃のヒッティングを撃ちあうのはハイライトとしてかなり印象的。YAMATOの相手の上を行こうとする逆水平の走り、ドロップキックのキレ、そして胸を突きだして相手の逆水平を受けに行く気迫、対してT-Hawkの得意の逆水平、そして膝蹴りケルベロスの重さ、終盤でも打つ逆水平と打撃のヒッティングはビッグマッチの世界観に調和してました。試合の濃縮率が高くなく、最後は単なる技の連発という印象でした。ここにエモーションを詰められればという内容。良試合。☆3.5