コメント
我が国こそ自由と民主主義の擁護者で正義なのだ!
っていうイメージしかないのですが
アメリカにしろ北朝鮮にしろ
今の日本で全うな教育が出来るのか疑問です
高校「政治・経済」での誤り
権利って、維持し続けなきゃ支配層に削られるんです。
>>akira.sさん
周囲の大人は人権のお陰で「人間」であることを保障されているのを無視し、隙あらば他人事のように自助努力を唱え、都合の良い規則の下に若者を糾合しようとします。その反論として、市民が権利を獲得した歴史的な経緯とその重要性にも言及すると、余計に変人扱いされるんですね。
政治の論議の補強に歴史を持ち出したら逆効果とは。
世界史を学ぶ際には流れを追うのに精一杯で、出来事が生じた理由と用語の意味を表面的に教わるだけです。起きて何が変わったのか、権利を維持するために支配者側にどんな制限を課したか、現代との体系的な繋がり等は形式的な説明に留まります。
その一方、政経、現社では用語を成り立ちから詳しく説明しますが、世界史を受験用に要所だけを重視した所為で、殆ど新鮮な気持で聞く人が多いです(政経と世界史を同時期には履修しない)。歴史の流れを追うだけで、掴まなかった人には数多の権利は似通って見えますし、実生活と絡めて理解する余裕も無いようです。
学校の授業の在り方のみに責任転嫁して、学ぶ側の意識の低さも問題ですが、日本の英語教育にも見られるように、社会に出て政治を判断するには大学受験を見据えた教え方では実に心許ないなと半ば諦念気味に語ってしまいます。
此方では学校関係者の方もいらっしゃるようなので、宜しければ教鞭をとられる側のご意見も伺いたいです。
因みに私の社会科の先生は「今の方針に問題があるのは重々承知してるけど、授業が受験迄に間に合わなかったら元も子もないだろ」と本音を漏らしています。
ですから、時間に余裕が出来たら、生徒同士で話し合う場を積極的に設けてくれます。
民主主義や人権をあるテーマに従って議論するのですが、緊張感を持って真剣に戦うのは理解の向上には繋がらず、各々の本音が人格批判に繋がる恐れがあるとして、雑談するように気楽に話し合っています。
中には極端な主張をする子も居るので、反感を買わないよう先生がツッコミを入れて、発言の意図を汲み取って中和し、上手く処理してくれます。
その後に、先生が今の国際情勢や各国の現状、アラブの春後の苦悩等を思想的な偏り無しに様々な視点から解説してくれて終わります。
お陰で、級友には自民党の政策に懸念を示す人が増えて、事ある毎に危機感を共有してくれるので、少し希望が持てるようになりました。
具体的には教わらなかったこと
実際にこんなことを言うと「だって、この世間で生きて行くには仕方がないだろう。結局はそれが子供のためなんだ」などと、言われることでしょう。でも、その何世代もの「長いものには巻かれろ主義」の積み重ねが、間違いなく、今のこの無残な社会を作ってしまったのだと思います。(たまに「今の人間は権利ばかりを主張する」とか言う人たちがいますが、いったい、何処を見ているんだろうと思います。本当にみんなが権利を主張して、それが通っていたら、こんな社会になるはずもないのだから。。。)