三四郎雑記2nd

[アニメ感想] みなみけ おかえり 第13話(最終回)

第13話 「一緒だからね」

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

この記事はアニメと原作の内容を淡々と比較するものです。過度な期待はしないで下さい。あと、原作の内容にも触れているので、未読の方は注意しやがってくださいw

はじめに

第13話のあらすじ、主要スタッフはスタチャ公式サイトから引用しておきます。

脚本:小鹿りえ/絵コンテ:金崎貴臣、及川 啓/演出:及川 啓/作画監督:渡辺るりこ

夜中、チアキが目覚めた。その瞳には涙が滲んでいる。カナと離れる悲しい夢を見たのだ。
そのままカナのベッドに潜り込むのだった。翌日、チアキは珍しくカナにべったり。
食事中行儀悪いチアキだが、ハルカは「まあ、たまにはね」と微笑む。
そして、今度はカナが悲しい夢を見た。ハルカが帰宅するなり、カナはハルカに抱きつくのだった…

ストーリー&感想

なんというハートウォーミング・ストーリー!
原作とは全く異なるベクトルだけど、これはこれでいい話だな~
そしてラストは予想通りの保坂オチw

「みなみけ おかえり」もいよいよ最終回。今回は変則フォーマットの3本構成ですが、その全てが単行本に収録されているお話です。内訳は第4巻から1本、第5巻から2本。どの話も三姉妹中心のエピソードで、いかにも最終回用に残しておきましたといった感じ。演出的には、原作の雰囲気とはかなり異なる仕上がりですが、たまにはこういった展開もいいかも。作画の方は、すごい丁寧でしたね。前回の後半とは雲泥の差です。毎回このレベルで安定していれば・・・。

アバン

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

ストーリー

ある日の南家リビング。チアキがテーブルで勉強をしていたところ、対面に座っていたハルカが頬杖をつきながら深いため息をつきました。チアキが顔を上げてハルカを見ると、何やら深刻そうな顔つきをしています。ハルカの悩みの原因はカナに違いないと睨んだチアキ。カナが帰宅するなり「また何かやったろう」と厳しく問い詰めますが、カナからは「晩ごはんのメニューでも悩んでいるのかもよ」というそっけない返事が返ってきただけ。それを聞いたチアキはとりあえず批判の矛先を収めましたが、夕食のメニューを見てカナの見当違いであることが判明。怒ったチアキは寝入りばなのカナをに詰め寄りますが、今度は「朝ごはんのメニューかもしれないよ」と煙に巻かれてしまいます。

そして翌日。朝食は何の変哲もないジャムトースト。特に悩んだようなメニューではありません。しかも、ハルカはパンを囓りながらため息をつき、相変わらず悩み深そうな顔をしています。この状況から、カナが昨夜言った「朝ごはんのメニュー」説は敢えなく崩壊です。ことここに来てハルカの悩みの原因が他にあると悟ったカナですが、何を血迷ったのか、チアキに向かって「本当はお前が何か困らせることしたんじゃねーの」とボソリ。もちろん、チアキの反撃を食らったのは言うまでもありません。けっきょくハルカの悩みの原因は分からず、カナとチアキは放課後に落ち合って相談することに。

放課後。カナとチアキが公園のベンチに座り対策会議を開催。しかし、結論はなかなか出ない模様。一方その頃、南家マンションには内田と吉野が来訪中。ハルカの様子がおかしいことに気付いた内田は、単刀直入にその理由を尋ねましたが・・・。

原作との比較&感想

最終回の1本目は原作コミックス4巻に収録されている第81話『いや そんな』をアニメ化したもの。これを以て、原作4巻に収録されている全エピソードがアニメ化されたことになります。

原作との相違点は次のとおり。話の流れは原作そのままですが、物語中の季節が原作と異なっていたり、セリフ回しの細かい変更等が見受けられます。

①アニメではテーブルの上に冷たい飲み物が置かれていますが、原作絵には描かれていません。これは、ハルカの虫歯の伏線で、よく冷えた飲み物を飲んで歯がしみている状況を描いたものと推測できます。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

テーブルの上の飲み物

②カナが学校から帰宅するシーンが挿入されています。原作にはありません。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

帰宅したカナ

カナ「ただいま~。チアキ~出迎えとは大儀であった」
チアキ「カナ~大変だ」

③帰宅したカナとチアキの会話シーンで、セリフが追加されていたり、微妙に異なっていたりします(青字の箇所)。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作の会話シーン

チアキ「おいカナ。ハルカ姉さまが何か悩んでるみたいだ」
カナ「ふ~ん。そうかぁ?」
チアキ「さてはお前また何かやったろう。さあ謝れ!」
カナ「うるさいな。ハルカだって悩みたい時もあるだろうさ。そっと悩ませてやろうじゃないの」
チアキ「お前な~」 カナ「朝ごはんのメニューでも悩んでるのかもよ?」
チアキ「でも・・・」
カナ「そんなに心配すんな」
チアキ「そ、そうだな」

④上記の会話シーンに、ハルカがリビングを出て行く描写が挿入されています。下図右のハルカ細すぎw

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作に無いリビングを出て行くハルカ

⑤料理中のハルカを見つめるカナのカットで、右手に持っているものが煎餅(おそらくリビングのテーブルの上にあったもの)に変更。原作では、ハルカが料理している揚げ物をつまんでいるように見える。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

左:原作(揚げ物?)、右:アニメ(煎餅)

⑥食事シーンでセリフ追加(青字の箇所)。また、メインディッシュがクリームシチューに変更。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

左:原作、右:アニメ

ハルカ「いただきます」
カナ&チアキ「いただきます」

カナ「違うか・・・」
ハルカ「ん?」

⑦カナがベッドで眠っているシーンで、チアキのセリフが追加(青字の箇所)。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

左:原作、右:アニメ

チアキ「違ったじゃないかバカ野郎~」
カナ「朝ごはんのメニューかもしれないよ~」
チアキ「今度こそ本当だな?」

⑧翌朝の登校シーンで、三姉妹の制服が夏服に変更。原作は冬服です(ヤンマガに掲載されたのは5月末だから、冬服ギリギリですね)。また、このシーンではチアキのセリフも追加されています(青字の箇所)。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

左:原作(冬服)、右:アニメ(夏服)

カナ「本当はお前が何か困らせることしたんじゃねーの」
チアキ「なんだと~!」

⑨高校の教室のカットで、ハルカの隣にアツコが座っています。原作ではハルカしか描かれていません。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

左:原作、右:アニメ

⑩放課後の小学校の校門前のシーンで、原作には無いセリフが追加。また、ト書きも「学校終わり」から「放課後」に変更。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作はセリフ無し

カナ「おーい!」
チアキ「遅かったじゃないかバカ野郎~」
カナ「じゃあ行くか」
チアキ「あゝ」

⑪カナとチアキが公園のベンチに座り、ジュースを飲みながら相談するシーンが追加。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

追加された公園のシーン

⑫南家リビングのシーンでハルカの原作には無いハルカのセリフが挿入(青字の箇所)。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作にはセリフ無し

内田「なんかね。チアキは用事があるから先に行ってろって」
ハルカ「そう・・・」
内田「カナちゃんもまだ帰ってないんだね」
ハルカ「(吉野にティーカップを手渡しながら)はいどうぞ」

⑬吉野のセリフから「ねぇ・・・?」が削除。吉野のセリフってよく削除されるなぁ~w

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

削除された吉野のセリフ

⑭カナとチアキが帰宅したシーンで、玄関の描写とチアキの挨拶(青字の箇所)が追加。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

追加された帰宅シーン

カナ「ただいまー」
チアキ「ただいま帰りました」

⑮カナが泣きじゃくるチアキを諭すシーンで、セリフが削除されたり微妙に変更されたり。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作のセリフ

  • 「違うぞチアキ」→「それは違うぞ」
  • 「ずっと」の部分が削除

⑯カナとチアキがリビングに入るシーンで、カナとハルカのセリフが追加(青字の箇所)。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

リビングに入るシーン

カナ「よし!」
ハルカ「(カナたちに気付き)あら、二人ともおかえり~」
カナ「さあみんなでにらめっこだ!行くぞ~!」

⑰ラストシーンで、原作のサブタイトルにもなっているチアキのセリフ「いやそんな」が「あ、あれ・・・」に変更。直前に「いやそんなバカな」というセリフがあるので、くどいと思い削除したのでしょうか?もしそうなら、それこそいやそんなですよ。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

第11話のエピローグに引き続き、扉絵オチがスルー。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

スルーされた扉絵オチ

Aパート

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

ストーリー

真夜中に突然目覚めたチアキ。額には汗、目には涙を浮かべ、何か怖い夢を見て飛び起きてしまったようです。日頃、大人びた言動をするチアキですが、そこはやっぱり小学5年生の女の子。枕を抱えて立ち上がると、隣のベッドで熟睡しているカナのもとへと歩を進め・・・。

そして翌朝、カナが目覚めると、布団の中にはチアキの姿が。とりあえずベッドから出たカナですが、その横にはチアキがピッタリと寄り添い片時とも離れようとしません。キッチンで朝食の用意をしていたハルカは、二人の様子を見てビックリ。理由を尋ねてみると、チアキが昨晩見た夢が影響しているらしく、その夢の内容は「買い物に行ったきりカナが帰らなくなる」というもの。「たまには、そういう日があってもいいんじゃない?」とハルカは微笑みますが、カナの身にしてみればいい迷惑。至近距離で生意気なことを言われ、たまったものでありません。カナはこの状況を何とかするようハルカに訴えかけますが、ハルカは「たまには」と繰り返すばかりで埒が明きません。そうこうしているうちに、ハルカはアツコ、マキと買い物に出掛け、カナはチアキと二人きりになり・・・。

原作との比較&感想

2本目は原作コミックス5巻に収録されている第101話『たまには』で、ストーリー展開は原作準拠。オチも同じです。原作のこの回は姉妹の絆をさらりと描いた良作ですが、アニメでは完全にハートウォーミングな話になってましたね。演出がちょっとベタすぎる印象を受けましたが、個人的にはこういった雰囲気は好きな方なので、上手くまとめてあったと思います。ただ、最後のオチは本来なら「くすり」と笑うところなんだけど、流れ的に浮いてしまっていて、どう反応していいのか困りましたw

アニメオリジナル要素は次のとおりです。

①カナとチアキの部屋の間取りが原作・アニメ1期と異なります。「みなみけ おかえり」は「みなみけ~おかわり~」の設定を引き継ぎ、カナとチアキが同じ部屋で、中央に間仕切りカーテンがあるという設定になっています。そのため、今回のように悪夢にうなされ目覚めたチアキが、部屋を出ること無く、すぐにカナの寝顔を見ることができました。仮に、原作やアニメ1期の設定でこれを描くとなると

チアキが襖を開けて部屋を出る
↓
隣のリビングルームに移動
↓
リビングと廊下の間のドアを開ける
↓
廊下に出る
↓
カナの部屋のドアを開ける
↓
カナの部屋に入る

という手順を踏む必要があります。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作チアキの行動はコマ間で判断

ちなみに、原作ではこの描写が全て飛ばされていて、チアキの行動はコマ間で読むことになっています。

②カナが起きた直後のセリフが微妙に変更。(「あ?」→「あれ?」」)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作のカナのセリフ

③ハルカ、カナ、チアキのの服装が半袖に変更されています。これはアニメの季節が夏になっているためです。原作の三姉妹が長袖なのは、この第101話がヤンマガに掲載されたのが3月上旬だから。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

左:原作のハルカ、右:アニメ

④キッチンでの会話シーンで、チアキのセリフ「おはようございます」が追加。原作のチアキは無言なんだけど、これはチアキの心細さを表現しているので、この挨拶は不要だったのでは?

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作のチアキは無言

⑤カナのセリフが変更。(「いや それが」→「それが」)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作のカナのセリフ

⑥朝食シーンでチアキのセリフの一部「なかなか進まなくて」が削除。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作のチアキのセリフ

⑦カナがチアキを排除しようとするカットで、チアキのセリフが追加。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

チアキ「なにするんだバカ野郎~!」

⑧ハルカが買い物に出掛けるシーンで、ハルカのセリフが微妙に変更。(「お昼までには戻ると思うから」→「夕方には戻ると思うから」)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作のハルカのセリフ

⑨その直後、マキとアツコが登場。原作のハルカは一人で出掛けていますが、アニメでは三人で出掛けることに。(青字部分のセリフが追加)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

マキ「ハルカ~早く!」
アツコ「ちょっとハルカを借りていくね」
カナ「行ってらっしゃい」
チアキ「行ってらっしゃいハルカ姉さま」
ハルカ「行ってきま~す」
マキ「ねえねえ、どこから行こうか?」
アツコ「ハルカは何か欲しいモノある?」
ハルカ「そうねぇ・・・」

⑩カナがTV番組を見るシーンが追加。原作にはありません。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

カナが見ていてTV番組

カナ「なんだ・・・なにもやってないじゃん」

⑪リビングでカナがつぶやくシーンで、セリフが挿入。(青字の箇所)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作のカナのセリフ

カナ「せっかくの休みなんだし、私もどっか行こうかな」
チアキ「お前はバカなんだから出かけようとするな」

⑫カナに寄り添って昼寝するチアキの描写が追加。原作ではコマ間で読むことになっているので、アニメならではの補完。使われているBGMの選曲もイイ.ヽ(≧▽≦)ノ.

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

カナに寄り添うチアキ

⑬帰宅したハルカのセリフが追加され、一部変更。(青字の箇所)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作のハルカ

ハルカ「ただいま~。ごめんね遅くなっちゃって。うん?あら・・・まだ続いてたんだ」

⑭カナがハルカに抱きついた前後のシーンで、ハルカとカナのセリフが追加。(青字の箇所)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作

ハルカ「どうしたの?ん?」
(カナが抱きつく)
ハルカ「ちょ、ちょっとカナ・・・」
(チアキが抱きつく)
ハルカ「え?カナどうしたの?」
カナ「う・・・・」
ハルカ「チアキ、何があったの?」
チアキ「ハルカ姉さまがトイレに行ったきり戻らない夢を見たそうです」
ハルカ「はあ?」
カナ「ハルカ~」

⑮原作の扉絵オチは作画レイアウトで使用されています。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

左:原作の扉絵、右:アニメ

Bパート

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

ストーリー

七夕の前日。吉野と一緒に南家マンションに遊びに来ていた内田は、帰り際、カナに短冊を手渡します。小学校に飾る七夕用の竹に、願いの書かれた短冊を飾るとのことの。カナはやる気満々でペンを取り短冊に向かい、しばらく考えた末、最近気付いたある事柄を記入。そして「見るなよ」と言いながら短冊を内田に戻しますが、内田と吉野はこっそり拝見。そこに書かれている内容を見て、苦笑する二人。いかにもカナっぽい、バカ野郎な願い事が書かれていたのでしょう。

この後、カナは吉野と内田を送るついでにコンビニへ買い物に行くことに。その際、買ってくる商品を口に出しますが、そのうち「こじゃれたお菓子」と「菓子パン」はハルカにより却下。カナはふてくされて、そのまま買い物へ出発。その様子を見ていたチアキは呆れかえりますが、ふとカナの座っていた所を見ると短冊が1枚置かれていて、それには「私はもういらないので消えますよ」という書き置きらしい内容が。チアキとハルカはカナの悪い冗談だと思い、しばらく様子をみることにしましたが、いつまで待ってもカナが帰宅せず・・・。

原作との比較&感想

3本目も原作5巻に収録されているエピソードで、第83話『願い事とか』をアニメ化したものです。これにより、原作5巻収録エピソードのアニメ化がコンプリート。アニメのストーリーの流れは原作通りですが、今回は全3本構成のためか、尺かせぎや演出効果を狙ったオリジナル要素が数多く追加されています。

内容的には、2本目と同様にハートウォーミングな演出が強調されていますね。原作はギャグとは言わないまでも、勘違いコメディーを前面に押し出した展開で、特に姉妹愛を描いたようなエピソードではありません。まあ最終回なんだし、シリーズ構成的に「いい話」で締めるのは一向にかまいませんが、個人的にはもう少し淡々とした演出で見たかったかなぁ。

アニメオリジナル要素は次のとおりです。回想シーンがいくつも追加されていたり、まだアニメ化されていない原作話を小ネタ的に使っていたりもします。

①冒頭シーンにチアキとハルカのセリフが追加。(青字の箇所)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作

内田「それじゃまた明日ねー」
カナ「おー」
チアキ「またなー」
ハルカ「気を付けてね」

②内田がカナに短冊を手渡すシーンで、内田とカナのセリフが追加。(青字の箇所)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作

内田「カナちゃん!はい、カナちゃんも書いて」
カナ「え、何?」
吉野「七夕の短冊。うちの学校で一緒に飾るから」
カナ「お~」

③カナが短冊に願いを書く際、内田を牽制するシーン(2回目)が追加。

img src="https://blog-imgs-19.fc2.com/3/4/6/346zakki/cp090330-okaeri13-03d.jpg" alt="みなみけ おかえり 第13話(最終回)" />

内田を牽制するカナ(2回目)

カナ「見るなって言ってんだろ!」
内田「なんで~」
吉野「まあまあ」
カナ「よし!」

④カナがコンビニに出かける際、ハルカとカナの追加。(青字の箇所)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

見送りついでにコンビニに出かけるカナ

カナ「じゃ、見送るついでにコンビニ行ってくるね」
ハルカ「よろしくねカナ。気を付けて行くのよ」
カナ「あゝ」

⑤カナが出かけた直後に、ハルカとチアキの会話シーンが挿入。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

ハルカとチアキの会話

チアキ「まったく騒がしヤツだなぁ~」
ハルカ「まあカナだから・・・(笑)」

⑥カナがなかなか帰宅しない描写が挿入。原作では、時間の経過をコマ間で読み取ることになっているw

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

時間経過の描写

ハルカ「遅いねカナ」
チアキ「はい。どこをウロウロしてるんだカナのヤツ」

⑦チアキがカナの短冊に気付き、それをハルカに手渡すシーンでセリフが追加。(青字の箇所)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

カナの短冊を手に取るチアキ&ハルカ

チアキ「ハ・・・ハルカ姉さま」
ハルカ「ん?な~にチアキ?」
チアキ「こ・・・これ」
ハルカ「なに?」

⑧「書き置き」を連想するシーンのセリフが、ハルカだけのセリフに変更。また、その直後にハルカとチアキの会話が追加。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作のセリフ(前半はハルカ、後半はチアキ)

ハルカ「・・・書き置き?」
ハルカ「ま・・・まさかね」
チアキ「そ・・・そうですよ。だってカナだし」
ハルカ「そうよね」
チアキ「そうですよ」

⑨更なる時間経過の描写と複数の回想シーンが挿入。原作には一切無い描写なので、演出効果を兼ねた尺かせぎと思われます。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

時間経過&ハルカの回想

ハルカ「こじゃれたお菓子くらい、認めてあげればよかった・・・」 (※)
チアキ「えぇ!ま、まさかそんなことで・・・」

※原作ではハルカが頭を抱えるシーンのセリフですが、アニメではここを含めて2回使われています。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

チアキの回想

チアキ「カ、カナ・・・まさか本当に居なくなって」
      :
チアキ「ハルカ姉さま。私のせいかもしれません」
ハルカ「うーうん!私のせいよ」
チアキ「だって、あんなに真剣に願い事書いてましたし・・・」
ハルカ「え?それがどうしてチアキのせいなの?」

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

ハルカとチアキの回想

ハルカ「カナ・・・」
      :
カナ「お、チアキ。そんな所で寝てると風邪ひくぞ」
      :
ハルカ「ちょっと!カナ!!」
カナ「ハルカ、すっごく美味いぞ」
      :
カナ「あともうちょいだからな~」
ハルカ「可愛いじゃない」
チアキ「おい、どうなってるんだ?」
カナ「ふふ~ん!我ながら自信作だ」
チアキ「ん?」
カナ「お気に召しましたか姫?」
チアキ「何するんだ!」
カナ「何すんだよチアキ」

この回想場面で描かれているチアキのツインテールは、アニメ化が見送られた第53話『誰だっけ』からおつまみしたものです。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

第53話のツインテール・チアキ

⑩ハルカが頭を抱えたシーンで、チアキのセリフ「ま、まさかそんな事で」が削除。また、その直後の会話シーンでセリフが追加。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作

ハルカ「私はカナを探すから、チアキはこじゃれたお菓子買ってきて!」
チアキ「はい!ハルカ姉さま」

⑪帰宅したカナのセリフが追加。(青字の箇所)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作

カナ「ただいま~。お待たせ~。牛乳と食パンだけ買ってきたよ~。いや~歩き回っちゃったよ。売り切れでさ、牛乳」

⑫カナが、ハルカ&チアキと見つめ合うシーンで、原作のフキダシに書かれている「?」が全て「あれ?」に翻訳。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作

⑬明くる日の場面で、原作のト書きは「翌日」となっていますがアニメでは「次の日の夕方」に変更。また、原作には出て来ないトウマ、マコちゃん、藤岡が登場。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

アニメ

⑭内田が短冊を取り出すシーンにセリフの微妙な変更、追加があります。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作

内田「でも七夕の願い事に『お肉』と『うに』って・・・」
トウマ「なんだよ、それ?」
吉野「カナちゃんらしいよね」
カナ「あ!それって昨日渡したやつか」

⑮カナが謝罪するシーンで、「不注意で短冊重ねて書いたみたい」というセリフが削除されています。アニメなので動画を見ていれば分かりますからね。

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作

⑯原作のラストのコマに相当するシーンで、ハルカのセリフが変更(「じゃ3人で」→「じゃみんなで」)。また、カナのセリフも追加されています。(青字の箇所)

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

原作

ハルカ「じゃみんなでお菓子でも
チアキ「カナはお菓子見たくもないそうだ」
カナ「えッ。食べる、食べるよ~。いじわる~」

⑰単行本P.25に描かれている挿絵ネタがスルー。この後のアニメの流れに合わないし、そもそもこのネタを入れるのは脚本的に難易度が高そうw

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

スルーされた挿絵ネタ

ED&エピローグ

みなみけ おかえり 第13話(最終回)

感想

今回のEDはエピローグを兼ねたもので、全てアニメオリジナルです。内容は3本目のエピソードの続き(南家マンションでの七夕パーティー)と、その後の日常を淡々と描いた、いかにも最終回っぽいもの。そして、「みなみけ」シリーズの不文律なのか、今期のラストも1期と2期に引き続き保坂オチでした。内容的にはいわゆる目覚めオチだったので、おそらく今回の2本目のエピソード(チアキとカナの悪夢)を意識したものなのでしょう。ただ、2本目とエピローグの間に3本目の話(七夕の話)が挿入されているため、オチとしはかなり間延びした印象を受けましたね。2本目と3本目のエピソードの順番を入れ替えていれば、もう少しインパクトがあった筈ですが、最後は七夕のエピソードで綺麗に締めくくりたかったのでしょう。分かりますw

ところで、タケルおじさん、プレーンヨーグルト、傍観者、三代目番長は?

「みなみけ おかえり」全13話・総括

「みなみけ~おかわり~」の失敗を受けてスタートした「みなみけ おかえり」。制作会社が同じということで正直どうなることかと思いましたが、全13話を通してみると作画以外は安定していたと思います。「みなみけ~おかわり~」で評価のハードルが下がってしまったので、多少甘口となりますが、見ていてそこそこ面白かったのは事実です。

ただ、原作の持つ魅力を100%引き出したかというと、そこはちょっと疑問ですね。「みなみけ おかえり」のスタンスは原作トレースなので、シナリオライターが原作の読み違いさえしなければ、そうそうあらは目立たない筈です。しかし、実際に放送されたアニメを見ると、明らかにそれは違うだろうという箇所が散見されました。また、アニメ完全オリジナル話も何本か作られましたが、図らずもそれによりキャラクターを捉えきれていないことが露呈。その最たるものが保坂でしょう。それから、作画に関しては波がありすぎましたね。良い回と悪い回のギャップが激しすぎです。

DVDは全巻買いますから、作画崩壊は絶対に修正してください > スタチャの偉い人

アニメ・原作対応表

「みなみけ おかえり」(第13話)放送時点での、原作とアニメの対応表です。アニメに関しては、原作全般または原作の一部を使用しているエピソードを掲載してあります。小ネタ的な使われ方であっても載せてあるので、同じ原作話数に複数のアニメが紐付けされています(小ネタ的に使用した回は斜体表記)。なお、アニメの完全オリジナル話は掲載していません。

黒:「みなみけ」
青:「みなみけ~おかわり~」
桃:「みなみけ おかえり」

原作 アニメ
巻数 話数 サブタイトル 話数 サブタイトル
1 1 ホットケーキにしましょう 1 南さんちの三姉妹
2 お手紙 1 南さんちの三姉妹
3 おかしな事 2 おかしな学校
4 不満だらけ 2 おかしな学校
5 チリトリをしてください 2 おかしな学校
6 点で勝負 3 玉蹴り番長再び
7 やさしくしよう 4 恋もよう
8 バレー部に入ろう 4 恋もよう
9 説明せよ 2 おかしな学校
10 がんばれよ 5 海に行こうよ
11 すごい好きだ 3 玉蹴り番長再び
12 教えてやろう 1 南さんちの三姉妹
13 天才だもん 2 おかしな学校
14 たくらんでる 3 玉蹴り番長再び
15 恥をかかせる気か 5 海に行こうよ
16 脱ぎたくない 5 海に行こうよ
17 つきっきり 9 三姉妹日和
18 私たちのぶんは 9 三姉妹日和
19 似てないけど 5 海に行こうよ
2 20 なれなれしい 6 マコちゃん誕生
21 守らなくては 8 ほさか
22 姉らしい態度で 12 あったかい所
23 仲良くしましょう 4 恋もよう
24 玄関から来るサンタ 12 クリスマスとかイブとか
25 はい おみやげ 13 恋のからまわり
26 ふじおかの意志 12 クリスマスとかイブとか
27 いっぱいもらった 7 噛めば噛むほど甘くなるんだよ
28 無視してないか 6 マコちゃん誕生
29 似合──う 6 マコちゃん誕生
30 全開ですよ 8 ほさか
31 あったかい所 12 あったかい所
32 明かそうぜ 9 三姉妹日和
33 当たるんだって 5
1
出した茶碗は引っ込められない
年の初めの
34 負けてしまえ 9 三姉妹日和
35 変わるもの 7 いろいろな顔
36 どんな関係? 7 いろいろな顔
37 おもしろい本 7 いろいろな顔
38 海に行くから 8 プールは別腹です
39 流してほしい 6 流してほしい
3 40 意地をはってる 10 おとこのこ×おんなのこ
41 どっちだよ 10 おとこのこ×おんなのこ
42 こんな日のために 8 ほさか
43 乾いてる 10 おとこのこ×おんなのこ
44 フェスティバル 3 もてなしの夜、そっと出し
45 心にくい 3 もてなしの夜、そっと出し
46 いいイメージ 2
11
味は代々受け継がれていくもの
いいイメージ
47 気持ちだよ 9 三姉妹日和
48 出すヤツ 10 おとこのこ×おんなのこ
49 向こうの南さん家 11 となりの南さん
50 法ですよ 8 法ですよ
51 手は出しません 11 となりの南さん
52 どうしたいんだよ 10 態度には
53 誰だっけ 13 一緒だからね
54 あるべき秩序が 4 あるべき秩序が
55 スッキリおさめる 11 となりの南さん
56 かけちがい 11 となりの南さん
57 ケンカでも 3 ケンカでも
58 待ってみたら * *
59 姫である 8 プールは別腹です
60 この夏の 8 プールは別腹です
4 61 全然ダメ 3 ケンカでも
62 来るのか 9 そろそろ苦しい?ひみつのマコちゃん
63 オレの戦い 9 そろそろ苦しい?ひみつのマコちゃん
64 呼べッ 11 さすがにヤバクなってきました
65 マジメだよ 2 味は代々受け継がれていくもの
66 返せ 6 流してほしい
67 確認して 12 あったかい所
68 どう思う? 8 法ですよ
69 思いがけない 10 花より団子のお年頃
70 悪かった 9 そうか
71 そうか 9 そうか
72 お前か? 1 温泉、いただきます
73 うわっ 1 温泉、いただきます
74 重要か? 1 温泉、いただきます
75 当たったろう 9 そろそろ苦しい?ひみつのマコちゃん
76 いくよ 6
9

10
冷めてもあったか、ウチゴハン
そろそろ苦しい?ひみつのマコちゃん

花より団子のお年頃
77 白いですが 12 もう一口が辛いのです
78 振り返る日 11 さすがにヤバクなってきました
79 何者かを 9 そろそろ苦しい?ひみつのマコちゃん
80 態度には 10 態度には
81 いや そんな 13 一緒だからね
5 82 生まれかわる 12 あったかい所
83 願い事とか 13 一緒だからね
84 楽しくなる 5 楽しくなる
85 隠すな 6 流してほしい
86 どうだった? 11 いいイメージ
87 うつさせて 6 流してほしい
88 見せてやれ 4 あるべき秩序が
89 これは 1 年の初めの
90 オレでよければ 7 オレでよければ
91 ありがとう 3 ケンカでも
92 なにやってるの 11 さすがにヤバクなってきました
93 かぜひくよ 10
11
花より団子のお年頃
さすがにヤバクなってきました
94 完璧だ 7 オレでよければ
95 オレも
注)ヤンマガ掲載時は94話と同じ「完璧だ」になっていた
2 オレも
96 これくらい 2 オレも
97 気を遣って 9 そうか
98 良かったなぁ 1 年の初めの
99 どう? 11 いいイメージ
100 メインイベント 11 いいイメージ
101 たまには 13 一緒だからね
6以降
(予定)
102 オレと仲良く 2 オレも
103 その目 4 あるべき秩序が
104 別のもの 1 年の初めの
105 扱い 8 法ですよ
106 見てごらん 10 態度には
107 107です 3 ケンカでも
108 希望の光が 4 あるべき秩序が
109 タヌキじゃないよ 7 オレでよければ
110 あついね 5 楽しくなる
111 それって 5 楽しくなる
112 鬼ごっこ 5 楽しくなる
113 妖精 2 オレも
114 どこ見て 7 オレでよければ
115 そろっちゃった 7 オレでよければ
116 お願いが 10 態度には
117 与える側 * *
118 かもしれない * *
119 いただこう * *
120 ほんの少し * *
121 やる気 * *
122 できること * *
123 しまった * *
124 好み * *

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Posted by三四郎.

Comments 8

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とおりすがり

感想お疲れ様でした。
三四郎様の総括に私もほぼ同意です、DVDを買わないこと以外はw
三期放送決定、制作アスリードが決定されてから、放送されるまでの雑誌等の事前情報から推測された、ほぼ予想通りの出来でした。
ただし、悪い意味で予想が当たってしまった所が、結局DVDスルーの決断をするに至りました。

まず、脚本の読み違いですね。
小鹿りえ氏が一人で全て担当されてましたが、氏の実績を鑑みると、二期の担当回、及びドラマCDに於いて…あ、ドラマCDは購入していないので、評判からの推測になってしまいますが、氏は桜場コハル作品のツボを捉えきれていないのでは?という不安がありました。
そして、実際の放送で「ああ、やっぱり…」という残念さが込み上げてきます。
結局“脚本自体は原作をトレースしている”ため、読み違いがあるとかえって目立つ、といことになってましたよね。
さらに“桜場コハル作品の優秀な脚本家が他に居る”という事実が、なんとも言えないやりきれなさを感じます。
独特な台詞回しの妙をアニメで再現しきれなかった、出来なかった、というところが残念でならないのです。
思い返せば、削られた台詞に「あれ?」と思い、追加された説明台詞に溜息をつき、捉えきれていない保坂にイライラする、という感じで視聴していたような気がします。

また、何故か継承されてしまった背景美術です。
何故これを引き継いでしまったんでしょうね?
このおかげで、残念な結果になった原作ネタも存在しますし、私的に「台所のテーブルで食事をする三姉妹」「カナとチアキの相部屋」「高校の階段教室」が映るたびに、やめて~!という鬱な気分になってましたorz
おかわりのトラウマが呼び覚まされる、というのも確かにあるんですが、それが無かったとしても、相当違和感あると思うんですよ。
童夢版と同じに出来ない大人の事情があったのかと思いますが、その童夢版の間取りから、廊下とリビングをつなぐドアを、引き戸に改造した間取りにすると、全ての原作ネタが違和感無く再現出来るんですけどね。

また、三四郎様は総括で、多少甘口と仰っておられますが、実際三期は評価分かれると思うんですよね。
おかわりの二の舞になるのではないか、これを一番不安視していた方々にとっては、三期は「いい意味で予想外」だったのかと思います。
とにかく“ちゃんとみなみけのアニメになっている”のは確かですし。
これが第一期目のアニメなら、そこそこの評判を取っていただろうと推測します。

しかしながら、行間や台詞回し、このあたりまで再現できるか、読めているか?が気になってしまう方々にとっては、かなり我慢や妥協を強いる結果になってしまったことも事実ですよね。
そして、繰り返しになりますが、行間が読めて台詞回しの再現が出来るスタッフが他に居る、という事実が、問題を複雑にし失望感を増す結果になっているのが残念でなりません。

先日終了したWBCに例えますと、強化合宿で良い結果を残した投手と悪かった投手がいたとして、何故か悪かった投手を選び、良かった投手を落として、大事な試合で悪かった投手を当番させ、打ち込まれたが試合はなんとか勝った、或いは僅差で負けた、という所でしょうか。
この場合、打たれた投手よりも、その投手を選んだ側により多く責めがあるでしょう。
ですので、確かにアスリードに対して、こと「みなみけ」に対しては二期のこともあるので、あまりいい感情を持っていないのも事実ですが、今回の三期制作アスリードに関しては、この選択をしたスターチャイルドの方により不信感を感じました。

以上の理由をもって、6巻特装版もスルーするつもりです。
正直な話、こちらの感想記事を拝見させていただくだけで十分な内容だろうと確信していますのでw
記事の方、楽しみにしておりますので宜しくお願いします。

最後に
保坂オチは予想通りでしたが、夢を見た、という所で終わっていて、保坂ならどうするか、何と言うか?までいっていないところが三期らしかったかなと。
あおしま氏や鴻野氏なら
「そうか、これは愛の試練か。ならば俺は、この試練を乗り越え、必ずや南ハルカを探し出して見せよう!たとえ世界のはて、銀河のはてに行こうとも、君を探し当て、この腕で抱きしめ、二度と放さないと誓おう!!」
みたいに夜中に絶叫する方向でいくのかな、とか考えながら見てましたw

2009/04/01 (Wed) 17:42

Gwano

今回は原作との比較にも特に気合入れられていますね。お疲れ様です。

私も83話と101話は繋がっているとは思いましたが、順番が逆になるとは考えていませんでした。忘れかけた記憶は夢になって現れると言いますから、原作での83話はチアキの記憶が薄れた頃の101話の伏線として生きてくるのかと思います。でもアニメでは同じ話で季節を合わせていますから、原作のように間を置けないということで、正夢という逆の捉え方で繋げたということですかね。

個人的に扉絵オチのスルーはおかえり11話の時が痛かったです。あれを組み込めば、必然的にナツキに弁当を試食させる保坂の時みたいなツンデレ台詞がチアキの口から聞けると予想していたのですが・・・まさかの全カットとは。

チアキのツインテールはスタッフが気を利かせてくれたのでしょうか。アニメで映像化されて良かったと思います。ところで同じ53話でも、内田の下の名前は結局アニメでは明かされませんでしたね・・・。

とりあえず私も6巻限定版のOVA欲しくなってきました。どこで予約すべきか・・・。

2009/04/01 (Wed) 18:01

ちぱ

今回は最終回に相応しい、作画&内容でしたね。
特に夏奈に寄り添う千秋が何とも言えないw

そして最後はやっぱり保坂オチw
海でも宇宙でもなく、ベッドオチとはw
汗だくの気持ち悪さが出ていましたw

>タケルおじさん、プレーンヨーグルト、傍観者、三代目番長は?
この4人はホント少ししか出ていないですからね。
タケルは遠出要員。
プレーンヨーグルトことシュウイチは学校が出ないと出てきませんからね(1期に比べるとかなり減りましたね)
ヒロコとユウは番長ネタの時だけだし…。
最後は出して欲しかったですけどねw

それにしても、58話「待ってみたら」が余るとは…。
4期に期待ってとこでしょうが、一体いつになるのやら。

2009/04/01 (Wed) 21:19

三四郎.

◆とおりすがりさんへ
> 感想お疲れ様でした。

こちらこそ、いつもコメントをいただき、ありがとうございましたm(_ _)m

> 三四郎様の総括に私もほぼ同意です、DVDを買わないこと以外はw

www

> まず、脚本の読み違いですね。
> 小鹿りえ氏が一人で全て担当されてましたが、氏の実績を鑑みると、二期の担当回、及びドラマCDに於いて…あ、ドラマCDは購入していないので、評判からの推測になってしまいますが、氏は桜場コハル作品のツボを捉えきれていないのでは?という不安がありました。
> そして、実際の放送で「ああ、やっぱり…」という残念さが込み上げてきます。
> 結局“脚本自体は原作をトレースしている”ため、読み違いがあるとかえって目立つ、といことになってましたよね。
ですよね~。特にコマ間の読み違いが目立ちましたね。

> さらに“桜場コハル作品の優秀な脚本家が他に居る”という事実が、なんとも言えないやりきれなさを感じます。
> 独特な台詞回しの妙をアニメで再現しきれなかった、出来なかった、というところが残念でならないのです。
> 思い返せば、削られた台詞に「あれ?」と思い、追加された説明台詞に溜息をつき、捉えきれていない保坂にイライラする、という感じで視聴していたような気がします。

カレーの妖精回とかナツキご挨拶回のように、キャラの面白さが前面に出て来る話は
ともかく、桜場先生の作品の魅力は、基本的にキャラ同士の会話、セリフの妙ですからね。

> また、何故か継承されてしまった背景美術です。
> 何故これを引き継いでしまったんでしょうね?
> このおかげで、残念な結果になった原作ネタも存在しますし、私的に「台所のテーブルで食事をする三姉妹」「カナとチアキの相部屋」「高校の階段教室」が映るたびに、やめて~!という鬱な気分になってましたorz
> おかわりのトラウマが呼び覚まされる、というのも確かにあるんですが、それが無かったとしても、相当違和感あると思うんですよ。
> 童夢版と同じに出来ない大人の事情があったのかと思いますが、その童夢版の間取りから、廊下とリビングをつなぐドアを、引き戸に改造した間取りにすると、全ての原作ネタが違和感無く再現出来るんですけどね。

自分の場合、背景とか間取りとかほとんど注意していなかったのですが、以前とおりすがりさんが
書かれたコメントを読み、それ以来、間取りに注目するようになりました。ご教授いただき、ありがとうございます。

> また、三四郎様は総括で、多少甘口と仰っておられますが、実際三期は評価分かれると思うんですよね。
> おかわりの二の舞になるのではないか、これを一番不安視していた方々にとっては、三期は「いい意味で予想外」だったのかと思います。
> とにかく“ちゃんとみなみけのアニメになっている”のは確かですし。
> これが第一期目のアニメなら、そこそこの評判を取っていただろうと推測します。

無印の直後に「みなみけ おかえり」が放送されていても、大絶賛こそないものの
つまらなくもない、可もなく不可も無し的な評判だったと思います。それこそプレーンヨーグルト的な評価w

> しかしながら、行間や台詞回し、このあたりまで再現できるか、読めているか?が気になってしまう方々にとっては、かなり我慢や妥協を強いる結果になってしまったことも事実ですよね。
> そして、繰り返しになりますが、行間が読めて台詞回しの再現が出来るスタッフが他に居る、という事実が、問題を複雑にし失望感を増す結果になっているのが残念でなりません。

おっしゃる通りです。

> 先日終了したWBCに例えますと、強化合宿で良い結果を残した投手と悪かった投手がいたとして、何故か悪かった投手を選び、良かった投手を落として、大事な試合で悪かった投手を当番させ、打ち込まれたが試合はなんとか勝った、或いは僅差で負けた、という所でしょうか。
> この場合、打たれた投手よりも、その投手を選んだ側により多く責めがあるでしょう。
> ですので、確かにアスリードに対して、こと「みなみけ」に対しては二期のこともあるので、あまりいい感情を持っていないのも事実ですが、今回の三期制作アスリードに関しては、この選択をしたスターチャイルドの方により不信感を感じました。

勝負に負けて試合に勝つ的な展開ですね。
3期をアスリードにしたのは、スタチャのプロデューサーがリベンジの機会を与えたって
ところでしょうか。個人的なつながりの強い業界ですしw

> 以上の理由をもって、6巻特装版もスルーするつもりです。
> 正直な話、こちらの感想記事を拝見させていただくだけで十分な内容だろうと確信していますのでw
> 記事の方、楽しみにしておりますので宜しくお願いします。

頑張りますw

> 最後に
> 保坂オチは予想通りでしたが、夢を見た、という所で終わっていて、保坂ならどうするか、何と言うか?までいっていないところが三期らしかったかなと。
> あおしま氏や鴻野氏なら
> 「そうか、これは愛の試練か。ならば俺は、この試練を乗り越え、必ずや南ハルカを探し出して見せよう!たとえ世界のはて、銀河のはてに行こうとも、君を探し当て、この腕で抱きしめ、二度と放さないと誓おう!!」
> みたいに夜中に絶叫する方向でいくのかな、とか考えながら見てましたw

正に、保坂を捉えきれていない証拠ですね。

何であんなオチになったのか、ちょっと考えてみました。
まず、第13話のプロットの段階から、七夕エンディングありきだったような気がします。
更に、オチには1期・2期の流れから、どうしても保坂を使いたいと。
しかし、いくら七夕とはいえ保坂を宇宙に飛ばす状況を作るのは不可能に近い。
そこでふと思いついたのが、原作101話で出て来た夢の話です。
保坂に「ハルカがいなくなる夢を見た」と言わせておけば、ストーリー的なつながりも
出来ますし、保坂オチってことで視聴者にも受け入れられるだろうと。
そして出来上った脚本は、取って付けたようなオチで、しかも投げっぱなし。
とおりすがりさんが書かれているとおり、その後の展開が思いつかなかったのでしょうw
┐(´ー`)┌ヤレヤレ

◆Gwanoさんへ
> 今回は原作との比較にも特に気合入れられていますね。お疲れ様です。

最終回なので、あれもこれもと詰め込んでしまいましたσ(^◇^;)

> 私も83話と101話は繋がっているとは思いましたが、順番が逆になるとは考えていませんでした。忘れかけた記憶は夢になって現れると言いますから、原作での83話はチアキの記憶が薄れた頃の101話の伏線として生きてくるのかと思います。でもアニメでは同じ話で季節を合わせていますから、原作のように間を置けないということで、正夢という逆の捉え方で繋げたということですかね。

なるほど、そういった見方(正夢つながり)もできますね!目からうろこです。
ただ、小鹿さんはそこまで考えていないような気がします(^◇^;)
とおりすがりさんへの返信でも書きましたが、83話と101話を入れ替えたのは、
小鹿さんがどうしても七夕エンディングにしたかったのではないかと。
みんなで夜空を見上げる絵を描けば、いかにも最終回っぽい雰囲気にできますからw

> 個人的に扉絵オチのスルーはおかえり11話の時が痛かったです。あれを組み込めば、必然的にナツキに弁当を試食させる保坂の時みたいなツンデレ台詞がチアキの口から聞けると予想していたのですが・・・まさかの全カットとは。

やっぱり、小鹿さんは扉絵がオチであることに気付いてないんでしょうね。
101話の扉絵オチに関しては、作画スタッフは気付いているようですがw

> チアキのツインテールはスタッフが気を利かせてくれたのでしょうか。アニメで映像化されて良かったと思います。ところで同じ53話でも、内田の下の名前は結局アニメでは明かされませんでしたね・・・。

「今日の5の2」最終回の新番組予告でしか出て来ませんでしたねw

> とりあえず私も6巻限定版のOVA欲しくなってきました。どこで予約すべきか・・・。

書籍扱いなので、どこで買っても定価販売だと思います。
自分は昨年末にネット書店で予約しました。

◆ちぱさんへ
> 今回は最終回に相応しい、作画&内容でしたね。

所々、キャラが棒人間になってましたが、基本に忠実で丁寧な作画でしたね。

> 特に夏奈に寄り添う千秋が何とも言えないw

寄り添う部分は原作には描かれていませんが、アニメではちゃんとコマ間を
再現してるんですよね。脚本というよりも、作画スタッフの功績?

> そして最後はやっぱり保坂オチw
> 海でも宇宙でもなく、ベッドオチとはw
> 汗だくの気持ち悪さが出ていましたw

保坂オチは「みなみけ」シリーズの不文律なのでしょうかw

> >タケルおじさん、プレーンヨーグルト、傍観者、三代目番長は?
> この4人はホント少ししか出ていないですからね。
> タケルは遠出要員。
> プレーンヨーグルトことシュウイチは学校が出ないと出てきませんからね(1期に比べるとかなり減りましたね)
> ヒロコとユウは番長ネタの時だけだし…。
> 最後は出して欲しかったですけどねw

あそこまでキャラを登場させたのなら、最後はオールスターで締めて欲しかったですね。

> それにしても、58話「待ってみたら」が余るとは…。
> 4期に期待ってとこでしょうが、一体いつになるのやら。

今回小ネタが使われた53話「誰だっけ」もいつになったらアニメ化されるのかなぁ?
もしかして6巻限定版のOAD入りとか?w

2009/04/01 (Wed) 21:54

ï¼¥

いつも拝見しております。
ついに最終回を迎えましたね。
最後の保坂オチ、流れ的に無理なのかもしれませんが、やはりあの高笑いにしてほしかったです。
あのオチ方だと、どこか不完全燃焼という感がありました。
DVD版のレビューも期待しています。

2009/04/01 (Wed) 23:27

赤目

最終回にふさわしい充実した感想ですな。お疲れ!

これで原作→アニメの対応表が完成。これはどの話だったか思い出す時に便利。
自分は1期だけアニメ→原作の対応を作ったことがあるのですが、大変でした。

53話は内田“ユカ”だと判明する大事な回なのですが、
未成年の飲酒(らしき)描写があるため、難しかったのでしょう。
オリジナルのセンスがあるわけでもないので、やらなくて正解だったと考えられます。
飲酒ネタは1期最終回(原作25話)でさえ苦労していましたから。

最後にどうでもいい些細な発見を1つ。
今回の最初の話で、内田のニーソ描き忘れがありました。座っているシーンです。
膝上まであるのがニーソだから、膝小僧むきだしは小ミスだと思います。
DVD修正はあるのか? 注目です。

2009/04/02 (Thu) 17:59

颯

みなみけもついに終わってしまいましたね。

おかえりは一番原作に作画(後期)や雰囲気が近かった気がします。
自分にとってはとても見やすく、温かかったですよ。

あと、もう一つの南家の出番が多かったのも嬉しかったですねぇ。(なんせ2期では出番なし・・・)
エンディングの冬馬のアルバムを見て微笑む長男のシーンは、これで最終回なんだなぁというということを強く感じ、なんとなく感動しました。
こっちの南家をメインにした作品もできないかなぁ~

そして保坂!
エンディングに出てきたから、遂に保坂ラスト脱出か!? と思いきやまさかの悪夢ネタで占め。しかし若干セリフカットみたいな終わりで後味が残った・・・。保坂ラストは好きなんだけど、やっぱり最後は例の「アハハ アハハ アハハハハ」の高笑いで占めてほしかったなぁ。

でも全体としては凄くいい作品になってたと思います。
原作の方もこのままどんどん人気上昇でいってほしいですね。
ドラマCDやアニメ4期などみなみけが続いていくことを願っています。

2009/04/02 (Thu) 19:45

三四郎.

◆Eさんへ
> いつも拝見しております。

ありがとうございます。m(_ _)m

> ついに最終回を迎えましたね。
> 最後の保坂オチ、流れ的に無理なのかもしれませんが、やはりあの高笑いにしてほしかったです。
> あのオチ方だと、どこか不完全燃焼という感がありました。

保坂オチをやるのはOKですが、やっぱりあの取って付けたような終わり方は
カタルシスに欠けますね。まさかDVDで修正とか?

> DVD版のレビューも期待しています。

よく考えたら来週の水曜発売。作画修正チェックをするので、レビュー掲載には
時間がかかりそうです。発売後1週間以内を目指しますw

◆赤目さんへ
> 最終回にふさわしい充実した感想ですな。お疲れ!

ここまで細かいチェックをするつもりは無かったのですが、最終回ってことで
つい張り切ってしまいましたw

> これで原作→アニメの対応表が完成。これはどの話だったか思い出す時に便利。
> 自分は1期だけアニメ→原作の対応を作ったことがあるのですが、大変でした。

もともと自分用の備忘録で作っていたのですが、お役に立てて何よりです。^_^;

> 53話は内田“ユカ”だと判明する大事な回なのですが、
> 未成年の飲酒(らしき)描写があるため、難しかったのでしょう。
> オリジナルのセンスがあるわけでもないので、やらなくて正解だったと考えられます。
> 飲酒ネタは1期最終回(原作25話)でさえ苦労していましたから。

やっぱり、53話はOAD収録ですかね?

> 最後にどうでもいい些細な発見を1つ。
> 今回の最初の話で、内田のニーソ描き忘れがありました。座っているシーンです。
> 膝上まであるのがニーソだから、膝小僧むきだしは小ミスだと思います。
> DVD修正はあるのか? 注目です。

あ!本当だw
1本目の話で、内田が腕組みして座っているシーンですね。

◆颯さんへ
> みなみけもついに終わってしまいましたね。
> おかえりは一番原作に作画(後期)や雰囲気が近かった気がします。
> 自分にとってはとても見やすく、温かかったですよ。

キャラクターデザインは最近の原作に近いですね。
特に第12話(細田さんの担当回)はデザイン的には最高でしたw

> あと、もう一つの南家の出番が多かったのも嬉しかったですねぇ。(なんせ2期では出番なし・・・)
> エンディングの冬馬のアルバムを見て微笑む長男のシーンは、これで最終回なんだなぁというということを強く感じ、なんとなく感動しました。
> こっちの南家をメインにした作品もできないかなぁ~

今振り返っても、なぜ2期はナツキ達の話をスルーしたんですかね。
やっぱりオリキャラの冬(ry

> そして保坂!
> エンディングに出てきたから、遂に保坂ラスト脱出か!? と思いきやまさかの悪夢ネタで占め。しかし若干セリフカットみたいな終わりで後味が残った・・・。保坂ラストは好きなんだけど、やっぱり最後は例の「アハハ アハハ アハハハハ」の高笑いで占めてほしかったなぁ。

ですよね~。悪夢からの目覚めオチをやるなら、もう一工夫欲しかったですね。

> でも全体としては凄くいい作品になってたと思います。
> 原作の方もこのままどんどん人気上昇でいってほしいですね。
> ドラマCDやアニメ4期などみなみけが続いていくことを願っています。

とりあえず、6月発売の単行本6巻OADで、原作ストックからどの話がアニメ化
されるのか気になりますね。収録時間が30分だとすると、次の4本かな~
・缶入り高級ジュースの話(#53)
・アキちゃんの話(#117)
・吉野ドS説の話(#118)
・保坂の弁当話(#119)

2009/04/02 (Thu) 21:53
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    2009.04.02 (Thu) 23:16 | 裏SSS会(左手信一の作品と政治に関する第二協議会)
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