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『前6人だけであれだけド迫力ある攻撃を繰り出し続ける限り』 -2010J1第7節vs川崎フロンターレ@埼玉スタジアム2002。-  

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【2010J1第7節】

浦和レッズ 3-0(前半2-0) 川崎フロンターレ @埼玉スタジアム2002


得点
7分 浦和(細貝)
8分 浦和(達也)
72分 浦和(堀之内)

FW エジ 達也
MF ロビー 柏木
MF 阿部ちゃん 細貝
DF サヌ 坪井 のぶひさ 平川
GK 山岸
58分 柏木→堀之内
71分 達也→タカ
89分 ロビー→峻希
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■中村ケンゴが控えにいる効果
フロンターレの特徴は、なんといっても脅威の攻撃陣。ジュニーニョは怪我で離脱中だが、テセ、レナチーニョ、黒津、中盤にも中村ケンゴ、ヴィトール、谷口とそうそうたる顔ぶれ。

先日、千田善氏(元日本代表オシム監督通訳)&宇都宮徹壱氏(サッカーライター)のトークセッションで、千田さんが関塚さんとオシムさんの談話の話を少ししてくれた。関塚さんは、各ポジションにスペシャリストを置くという自身のサッカーを貫いてきている中で、"ポリバレント"というある意味対義語のような言葉を使うオシム爺に、自分のそういうサッカーの考え方に対する意見を聞きに言ってきた話。あのいつもの口調でオシムさんは「いいんです」と答えたらしいが、Jや欧州でもオシムさんに似た、ポジションチェンジの流動的なサッカーの方が流行っているので、関塚さんのサッカー、つまりフロンターレというチームがなかなか珍しいをやっているということは間違いない。

高畠監督も自身が言っているように、関塚さんと考えが似ている。なので、関塚さんがいなくなった今も同じようなサッカーが継承されている。日本代表の一番の懸念ポジションもFWだが、Jでも外国籍選手のFWは必須と言っても過言ではない中、その中でも特にスペシャリストを多くそろえて川崎はかなりそこに力を入れている。層がぶ厚い。この脅威の攻撃陣がいるからこそ、近年多くのタイトル争いに絡めているのは間違いないとは思う。ただ、個人的には、フロンターレの弱点でもあると思っている、前線の選手の厚すぎる層。

ジュニ、テセ、レナと前線にいる中、たとえベンチに黒津という素晴らしい選手が控えていたとしても、出ている選手が強烈すぎるのでJOKER的存在にはなりずらい。他チームであればもちろんJOKERになりえるが。ジュニが怪我していて黒津がスタメンのときでも、ベンチの控え選手もまた、途中から出てきてもなかなか流れを変えるという雰囲気にはなりずらい。

メンバーが強烈でありすぎるがゆえに、スタメンが不発なときに流れを変える交代の効果がほとんど出ないところが弱点であり、フロンターレが近年タイトル争いで敗れてきた所以なのかなと。JOKER的存在がベンチにいないと、特にタイトルがかかった試合では心理的にくるものがあるし、得点がなかなかとれないで時間が過ぎていけば、どんどん追い込まれていく。かといって強烈な個の外国人をベンチにおいとくというのは、外国人プライドが邪魔してなかなか難しいだろうし、それに各ポジションに常に100%をそろえるといったフロンターレのやり方にも反する。

そしてこの試合だが、フロンターレは怪我明けということもあってケンゴをベンチスタートさせた。ヴィトールもいる。層が厚いから全員スタメンよりも、ベンチに流れを変える選手が2人控えているフロンターレの方がよっぽどコワイ。ある意味タイミング悪く当たってしまった。


■前6人だけであれだけド迫力ある攻撃を繰り出し続ける限り
なんといっても、2点リードしているところでケンゴとヴィトールを出させる状況にできたのは、この試合勝つために非常に大きかったし、そしてそういう状況にできるのがやっぱり今年のウチは違う。実際この2人が出てきて、川崎の攻撃力は2段階くらいアップしてかなりの高さになったが、この試合最大の失点ピンチ、PKも山岸のファインセーブで乗り切った。1点返されると、JOKER効果の波にプラス、さらに1点返した波に乗られたかもしれないので、このPKセーブは本当にかなり大きかった。山岸ナイス!

細貝が怪我から復帰して、久しぶりにセントラルMFが阿部ちゃんと細貝の組み合わせ。攻撃にもうまく絡むこの2人が真ん中にいると、前の2人、2列目の2人、そしてセントラルの2人の6人だけでド迫力の速攻が繰り出せる。この試合、遅攻のときは当然SBも攻撃に絡んでいたが、ここ最近の試合とくらべると、速攻にSBが絡むというシーンは、さすがに相手が強烈3トップだったこともあり封じられていた。しかし、SBが絡まなくとも、セントラルMFの2人がこれだけ輝くと、前6人だけで十分すぎるくらいの攻撃を仕掛けることができる。先制点の細貝のゴール、そしてその流れにものった達也のビューティフルロングシュート。いずれも速攻からのもの。

川崎の攻撃も、前の選手にくわえ、後ろから谷口みたいな選手が絡んでくるとコワさを感じるが、ウチもそれは同じ。サッカーというなかなか得点が入らないスポーツにおいて、1人のファンタジスタに頼るよりも、どんどん人数をかけてこじ開ける方が得点確率は上がる、というのは最近の常識になっているし、90分の内出来る限りセントラルMFが攻撃に数多く絡むということは現代サッカーではもう当たり前のことになっている。その当たり前のことができていなかったのが昨年までのウチだが、今年はなんといってもこのセントラルMFの数多くの、そしてタイミングのいい攻撃参加がまぶしく輝いている。昨年と1番変わったところはやはりココ。神戸戦、そしてこの試合でも途中からセントラルMFに入った堀之内、決して攻撃が得意な選手というわけではないホリが、神戸戦では3点目のアシスト、そしてこの試合では3点目のゴールを決めたのは、このチームが変わってきたという典型的な出来事じゃないかなと思う。

これはやはり、CBがしっかり自分の役割をこなしてくれているから、に違いない。

それでも、前の6人じゃなかなか崩せないときは、新潟戦の先制点のシーンでサヌがみせたような攻撃の絡みをSBがすれば突破口は開く。さらに速攻と遅攻の使い分けだったりと、よくしていきたいところはまだ幾つもあるが、実際のところ、前6人だけであれだけド迫力ある攻撃を繰り出し続ける限り、結果はおのずとついてくるし、「入場料分の試合をお見せすることができたと思います」(フィンケ爺)は充分。(もちろん、過去2年間くらいの入場料先払い分の試合はこれから先にしっかりとみせてほしいところだが)

昨年からずっと懸念材料だったセントラルMFの攻撃の絡み、これが観れる、それだけでも、スタジアムに通うことが数倍楽しみになった。

【Photo】

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『タカやスピラの「うひゃひゃひゃ」も、ぜひ聞きたいよ』 -2010ナビスコ杯予選第2節vsヴィッセル神戸@ホームズスタジアム神戸。-  

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【2010ナビスコ杯予選第2節】

ヴィッセル神戸 1-3(前半0-0) 浦和レッズ @ホームズスタジアム神戸


得点
59分 神戸(ポポ)
66分 浦和(タカ)
74分 浦和(阿部ちゃん)
88分 浦和(エジ)

FW エジ
MF 元気 ロビー 柏木
MF 阿部ちゃん 啓太
DF サヌ スピラ のぶひさ 峻希
GK 順大
62分 啓太→タカ
79分 元気→堀之内
90分 エジ→高崎
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■とりわけ寒かったホムスタ
ホムスタでの試合、相性は、「5年間この神戸の地で1度も勝利を収めることができていない」。そんなホムスタでの試合だが、前半はまたこの無勝記録が続いてしまうのか、という暗雲がたちこめる試合内容で始まった。気温と同様に、とても寒い内容の前半。実際気温の方は、ある程度寒くなるということは分かっていた。しかし今回は、たまには視点を変えてみるのもいいものかなと思い、バックスタンド上ら辺から俯瞰して観ることにしたのだけど、それを計算に入れることをすっかり忘れていた。いつものゴール裏での運動がないということをすっかり忘れていたため、本当に寒くて試合中もブルブル震えて観ることに。。5,524人というスタジアムの寂しさもまた寒さを強烈にするもので。。もし、前半の内容のまま90分が終わっていれば、寒いだけのまさしく"罰ゲーム遠征"となるところでした;;

■タカやスピラの「うひゃひゃひゃ」も、ぜひ聞きたいよ
新潟戦先発した達也、平川はお休み、坪井はベンチから。替わりに元気、峻希、スピラがスタメン。サヌは左SBにそのまま、ナビスコのGKは順大。外国籍選手4人同時出場は初めてか。

三浦俊也監督は守備に重点を置いてチームづくりをする監督。この試合も、ボランチに宮本、サヌサイドのSBに北本と、CB歴の長い選手がそこにもいるという布陣で、メンバー見ただけでも伝わってくる神戸の守備意識の高さ。チーム全体的に守備の寄せも早く、ウチの選手はすぐ囲まれた。ウチはこの試合4-2-3-1とエジの1トップ、衛星的動きをする達也がいないこともあり、孤立する場面が多くなった。囲まれてとられて裏へパス、そしてフィニッシュまでいかれるシーンを何度もつくられたが、相手のフィニッシュ精度に助けられて、前半は0-0。神戸がやりたいことをやった前半だった。

さすがに2試合目ともなれば、「ここは慣れていないポジションなんだ」感が随所にプレーに垣間見られるサヌ。特に守備に。とはいっても、守備にも気を使う中、数多くの効果的な攻撃絡みは本当にすごい迫力。やや守備負担が減る2列目や前のポジションをやる日には、とんでもないことを起こしそうでとてもワクワクする。そうはいっても、守備負担が減ると攻撃の方もよくなるということも絶対とは言い切れないので、もしかしたらSBにてたまに繰り出す迫力ある絡みの方がいいのかもしれない。その辺含めまだ謎の多いサヌだが、とにかく早く一度、前のポジションでのプレーを観てみたい。

CBは、リーグ戦は坪井とノブヒサ、ナビ第1節のジュビロ戦では坪井とスピラのコンビだったけど、この日はノブヒサとスピラという初組み合わせ。坪井のカバーリング能力に頼れない分、どちらかというとこの日のコンビが一番安心感のないコンビ。スピラがもう少し慣れてくれば(周りの特徴とかを理解してくれば)、カバーリング能力も高そうなので、この頑強な二人をならべるのもうまく機能しそうだが。局面での1対1の強さでいうと、21歳ながらブンデス仕込みの激しく強い部分も徐々にみせはじめてきた(しかしこの辺、日本の審判にはファウルとられたり、イエロー出されたりされてしまうのでうまくやらなければいけないが)。ノブヒサか坪井と入れ替わる日は、いつか来るだろうが、その日はチームへの浸透速度次第で早く来るだろうし遅く来ることになる。今は、まだスピラのチームへの浸透は薄い感じがするし、坪井とノブヒサのコンビが一番チームにマッチしている。

そんな中、キャプテン啓太は、この日も調子の悪さ持続中。数回、パスミスからピンチを招いてしまう場面があったが、それが目立つ限り、浦和のセントラルMFの役割をこなしているとは当然言えない。しかし悪い部分ばかりではなかったし、守備ではそのパスミスのカバーを自分でしていたし、1度ペナルティエリア内で絡んでシュートまでいった場面もあったことにはあった。(でも残念ながら、枠にはいかなかったけれども。)

前半はチーム全体、攻守ともに悪いところがたくさん出てしまった。そして後半14分、悪い取られ方からのカウンターを見事に決められた。前半もフリーでシュートを打たれる場面があったが、このシーンの違いは、シュート精度の高いポポをフリーにしてしまったこと。このシーン、取られ方が非常に悪かったので、実際全速力で走っても結果やられることは変わらなかったかもしれない。しかし、ボールを奪われたところの近くにいた選手が、柏木のことだけど、緩く走っていたのが目に付いたが、それが残念だった。フィンケ爺のサッカーが浸透してきて攻守の切り替えが早くなってきている中、他の周りの選手は全速力で走っていたし、こういうプレーを一人やってしまうとかなり目立つ。柏木に限らずだけど(イライラしてるときのロビーとかよくやる)、この先こういうのなくしていかないと。この後、啓太の位置に入り守備でも頑張っていただけに、このシーンでの緩走りは残念。

この失点の直後、啓太→タカに交代。2トップの方が孤立がなくなって前でのタメが機能するけど、それよりもこの交代は、調子悪い啓太→コンディション良好のタカということで、コンディションの違いで1人分増えたくらい大きい交代になった。タカ自身も「今年は非常にコンディションがよかったので、どちらかというと、それをどれだけキープしていくかがテーマでした」と試合後。今年のタカは本当に調子がよさそう。出て1分後の得点は、ややラッキーも含まれていたけど、今後に期待が持てるようなプレーを出場時間でみせてくれた。

そして、タカのややラッキーも含んだ得点から、チーム全体に火がついた。

阿部ちゃんのシュートは本当に見事!今の阿部ちゃんの調子のよさは、やっぱり「うほーい うひゃひゃひゃ」(島崎英純氏のコラムより)という言葉からが一番伝わってくる。昨年と今年、CBが替わるだけでこんなに変わるか、もちろん阿部ちゃん自身何か掴んだ部分もあるのだろうけど、でもどれだけ昨年のCBはセントラルMFに負担をかけていたことかと。それがかなり大きかったのは言うまでもない。そう思うと、やはりCBが替わって今年はかなり大きなプラスになっている。

堀之内のアシストからのエジの3点目があって、ある程度落ち着いて観ていたけど、終了間際の順大のPK神懸かりセーブ2連発、このプレーには驚愕しなかった、わけがない。爺は、「今年のナビスコは順大と大谷でいく」と宣言(都築は完全に干されちゃったな。)したが、このプレーきっかけにさらなる自信を持ったプレーを順大には期待。まだまだドキッとさせてくれることが多いので。

さて、ナビスコ予選リーグは2試合終えた時点で勝ち点4、暫定首位らしい。これでナビスコはもうリーグ中断後の5/22までひとまずない。そしてリーグは、ここから真価が問われる試合が続く。そんな中で、今日出た"ナビスコメンバー"の活躍(チーム力の底上げということだが)はより必須になってくる。特にタカやスピラには、上位のチームと対戦するときに必須の、ここぞというときの力、勝負強さがある選手だと期待しているので、そういう試合にはぜひともピッチに立っているくらい監督にアピールしてほしいところ。タカやスピラの「うひゃひゃひゃ」も、ぜひ聞きたいよ。

開幕の鹿島戦後は負けなし、現在3連勝、引き分けをはさむと5連勝中と何気に波に乗ってきたが、次はケンゴが復活したACL出場チーム川崎。さらに上へ行くために、ココが大事、力の入れどころ!意気揚々と埼スタへ参戦したい。

【Photo】

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『波に乗れ!浦和!』 -2010J1第6節vsアルビレックス新潟@東北電力ビッグスワンスタジアム。-  

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【2010J1第6節】

アルビレックス新潟 0-2(前半0-0) 浦和レッズ @東北電力ビッグスワンスタジアム


得点
73分 浦和(阿部ちゃん)
81分 浦和(阿部ちゃん)

FW エジ 達也
MF ロビー 柏木
MF 阿部ちゃん 啓太
DF 宇賀神 坪井 のぶひさ 平川
GK 山岸
16分 宇賀神→サヌ
85分 柏木→堀之内
88分 達也→元気
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■新潟の2010
新潟は、ここまで0勝3分2敗と最下位。だが、試合前の時点でのウチの今年の失点数はナビ含めて7失点なのに対し、新潟はここまで5失点と、新潟の方が少ない。しかもビッグスワンでは3引き分けと、今年負けなし。場内アナウンス「今こそみんなの力を合わせ・・・」だったり、サポーターの「プロとしての自覚を持ち全力で闘え」ダンマクに燃えないわけがない。なので、「最下位だからね」という相手では決してなかった。

今季、Jでは清水や名古屋など新たに3トップシステムを採用したチームが多いが、新潟はその中、逆に昨季の3トップ基本から黒崎新監督の下2トップへと変更。FWに外国籍の選手もいないし、そういういくつかのことが得点僅かに2というここまでの結果に繋がっているという印象。

■波に乗れ!浦和!
そういう得点力の低い状況のチームにそう簡単に点をとられる程、ウチの守備もザルではない。ただ、前述の理由もあり、相手の守備網もとても堅かった。そういう意味では、後半勝負という、予想される通りの試合展開になった。

前半ドキッとしたのは、マルシオのペナルティエリア内でのオーバーヘッドクロス(こういう意外性のあるプレーをバイタルエリアでやられるとやはり怖い)くらいで、前半最後の方は新潟の時間をつくられたが、そこでもヒヤヒヤするシーンはなく。しかしウチの攻撃も、相手をドキッとさせる攻撃はそんなにできずに、お互い決定的チャンスはつくらせない中、前半終了。

怪我の細貝と峻希に替わり、啓太と平川がスタメン。そして、怪我の宇賀神に替わり、前半途中からサヌが入った。このアフリカ人のデビューはインパクトが強かった。

サヌって思ったより結構周りを使う選手だなぁと。一人で仕掛けていける能力はもちろんあるけど、一人よがりなプレーはせず、予想以上に周りに簡単に渡す感じだった。2列目が柏木とロビーというパサータイプの選手だから、上がってきたときはもうちょっと仕掛けてもとも思ったけど、ただサヌの献身的なプレーから、組織に順応できる選手な感じが伝わってきて、これから非常に楽しみを感じる。フィンケ風赤き血のイレブンにサヌというアフリカンな血がくわわる、これまたすごくいい色のチームになりそうな気配。SBであれだけやる、前やったらどんなことが起こるのか、早く観たい。

そんなサヌのデビューもあったけど、ゴールはなく、後半勝負。達也やエジも積極的にシュートは放つし、仕掛けてもいくんだけど、セレッソ戦以来ゴールがない。しかしそんな中、阿部ちゃんやロビーの眩しく光るプレーは、今日も健在。新潟の気持ち入った守備網から、なかなかゴールを割れなかったけど、左SBサヌが中央ペナ前で攻撃に絡んで、人数かけた攻撃、サヌのヒールから最後は阿部ちゃんがゴールへ流し込みシュートで先制点。この試合は、これで決まった。ロビーのFKから追加点もとったし、守備も最後にまた新潟の時間があったけど抑えて完封。これでリーグ戦3連勝!

さっきのサヌの話じゃないけど、順応といえば、ノブヒサと坪井のCBは安定感がどんどん増してきている。昨年までは闘莉王の個が出すぎていたけど、それがない分、チームがよりまとまることができて、だからこそボランチや前の選手も自分の役割をやりやすくなっている。

CBという場所での"新生ノブヒサ"、昨日も輝いていた。だけど、忘れてはいけないのは、新潟は得点が今のところ僅かに2のチームだということ。来週のリーグ、フロンターレ戦でもこの試合魅せてくれたような、「安定感あるとられる感じのしない落ち着いたプレー」を魅せてくれれば、本物かなと思う。ただ、この年齢にきての新たな場所で、イキイキし出したのは間違いない。

ビッグスワンは、まあまあ相性のいいスタジアムで、これで2008年から3連勝。けど、08年のここでの試合は、勝ったけど、先が見えない状態だった。今は進むべき道がはっきりと見えている。こういうことを言うのはちょっと早いかもしれないけど、2010年ここまで7試合スタジアムで観てきて、今年は何か達成できる気をものすごく肌で感じている。今年のサッカーは本物だ、今年の浦和は本物だという実感。サヌという楽しみな色もくわわった。昨年と同じような成績でここまできているけど、昨年とは自分達のサッカーへの自信が全然違う。神戸でしっかり勝って、来週のフロンターレ戦で真価を見せよう!

波に乗れ!浦和!

【Photo】

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