沖縄県名護市の辺野古沖で「抗議船」に乗せられた同志社国際高の生徒が死亡した事故の続報、北海道・知床半島沖で令和4年に起きた観光船沈没事故における運航会社社長への論告求刑、京都府南丹市での小学生死体遺棄事件…。17日の小紙を読み進めるのは何とも気が重かった。
▼どれもいい大人の無責任な姿勢が招いた悲劇である。特に、なぜか小紙以外はあまり大きく報じない辺野古沖での転覆事故では、船を運航する抗議団体の共同代表がこう主張したという。「学校、亡くなられた(方の)ご遺族、関係者に謝罪にお伺いしたい。それがないと自分たちは前に進むことができない」。
▼「前に進む」とは、どういう意味だろうか。さっさと謝罪を済ませて前向きに活動を発展させたいという趣旨にも受け取れるが、夢も前途もある若者の命を奪っておいて何をしたいというのか。この言葉からは、活動家たちの無責任さと反省のなさが浮き上がるばかりである。
