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為替が動かなければいいのに──ドル建て資産99%の私が、為替変動と向き合うまで

ドル建て資産99%の私が悩む、為替変動の仕組みとヘッジのメリット・デメリット
長期的視野で為替変動を受け入れたいT-Kuma

1.導入:今更ながら私の資産告白

T-Kumaの総資産

ご覧の通り、私の資産は99%以上がドル建てです(日本円は銀行預金の0.27%のみ)。

この極端なポートフォリオ(資産構成)は私の極端になりがちな障害特性が強く出ているとともに、米国ハイテクグロース株の飛躍に賭けた一点集中の生存戦略でもあります。

しかし、それゆえに日本円と米国ドルの関係による為替の影響を非常に強く受けてしまうというリスクがあります。

この記事を書いている日本時間2026年1月29日(木)18:42時点の米ドルは153.15円/ドルです。

仮に10%為替が変動すると、

・168.47円/ドルへと円安になる:私の資産が150万円近く増える🎉

・137.84円/ドルへと円高になる:私の資産が150万円近く減る💀

このように株価の変動だけでも一喜一憂しているところに、為替の影響も加わると精神衛生上決して良くありません。

ゆえに私は常々思います。

「為替が、ドル円が動かなければよいのに」と。

おそらく現在の為替変動制は歴史的経緯と理由があってのものだとは思います。

改めて為替変動制と固定制を理解することで、現状に納得感を得て私のメンタルケアを図りたいと思います。

この記事が私と同じく、為替についてあまり詳しくない方への助けになれば幸いです。

2.為替変動制(変動相場制)の仕組みとメリット・デメリット

ドル円5年チャート
ドル円相場の5年チャート(画像はGooglefinanceより引用)

①概要

為替変動制(変動相場制)とは、通貨の価値(為替レート)が市場での需要と供給によって日々変動する仕組みです。

現在の日本円や米ドル、ユーロなど、主要通貨の多くはこの制度を採用しています。

輸出入、投資、金利差、経済成長率、地政学リスクなど、さまざまな要因が複雑に絡み合い、為替レートは常に動き続けます。

個人がコントロールできるものではなく、「結果として受け取るもの」に近い存在です。

②メリット

為替変動制の主な利点は、経済の変化を自動的に吸収しやすい点にあります。

・景気が悪化すれば通貨安になり、輸出競争力が高まりやすい

・金融政策を自国の事情に合わせて柔軟に行える

・外貨準備を大量に消費して相場を維持する必要がない

国全体として見ると、長期的な調整機能を持つ仕組みだと言えます。

③デメリット

一方で、変動制は安定性に欠けるという弱点もあります。

・為替が短期間で大きく動くことがある

・企業や個人は為替リスクを常に意識する必要がある

・投資家心理や投機によって、実体経済以上に振れることがある

とくに外貨建て資産を多く保有している個人にとっては、

「自分の努力とは無関係に資産が増減する」感覚を強く持ちやすい制度です。

3.固定相場制とは?なぜ日本は採用していないのか

①概要

固定相場制とは、自国通貨の価値を特定の通貨(多くは米ドル)に固定する制度です。

政府や中央銀行が為替市場に介入し、一定のレートを維持します。

過去の日本(戦後の1ドル=360円)や、現在でも一部の国・地域で採用されています。

②メリット

固定相場制の最大の利点は、為替の安定性です。

・為替変動による不確実性が小さい

・輸出入や長期契約の計画が立てやすい

・国民や企業が為替を意識せずに済む

短期的な安心感という点では、非常に分かりやすい制度です。

③デメリット

しかし、その安定を保つためには大きな代償が必要です。

・大量の外貨準備が必要

・市場の流れに逆らう介入を続ける必要がある

・経済実態と乖離すると、維持が困難になる

一度バランスが崩れると、

急激な切り下げや制度崩壊が起きるリスクもあります。

そのため、経済規模が大きく資本移動が自由な国では、

固定相場制を長期間維持するのは難しいとされています。

4.補足:投資信託などの為替ヘッジは活用した方がいいの?

為替ヘッジとは、為替変動による影響を抑える仕組みです。

円高・円安どちらに振れても、基準価額への影響を小さくすることを目的としています。

ただし、為替ヘッジは万能ではありません。

・ヘッジにはコストがかかる

・長期ではリターンを削る場合がある

・為替変動の「良い面」も同時に消してしまう

そのため、

精神的な安定を優先するのか、

長期的な期待リターンを優先するのか、

という価値観の問題でもあります。

「為替が気になって眠れない」状態を避けるための手段としては有効ですが、

すべての人にとって最適解とは限らない、という点は理解しておく必要があります。

5.私の所感

①為替変動は国家の主権の結果?

上記の解説を読んで思ったのは、「通貨発行は国家の主権」だよなぁということです。

なんとなくのイメージですが、現在固定相場を採用しているのは、小国もしくはユーロ圏のみという印象があります。

ユーロ圏では各国が金融政策をとれなくて苦しんでいる、という話も耳にしたことがあります。

自国通貨の発行が、国家における金融政策の選択肢の幅を広げるのであれば、その結果生じる為替変動は受け入れざるを得ないのかもしれません。

人生に選択肢が多すぎるのも困ってしまう私ですが、国家運営においては採用できる選択肢が多い方が良いでしょう。

②私にとっての為替変動の受け入れ方

また、私が上記の解説を読んで特に印象に残った内容は下記のとおりです。

・為替変動は個人がコントロールできるものではなく、「結果として受け取るもの」に近い存在

私は「人事を尽くして天命を待つ」という言葉が好きですが、為替変動もまた人の手が及ばない「天」に近いのかもしれません。

私たち個人がコントロールできる部分と言えば、「そもそも為替変動にかかわらない」という選択肢でしょう。

例えば株式投資ならば「日本株のみを対象に投資する」ことです。

しかし冒頭でも述べた通り、私の投資方針は「米国ハイテクグロース株の飛躍に賭けた一点集中」です。

まず為替変動は私が選んだ選択だということです。

そして「苦しい時は遠くを見る」というのも私の戦略です。

「長期的には、為替変動をはるかに凌駕する形で私の所有銘柄は飛躍する」、そう信じていくことが精神衛生上よいのかもしれません。

6.おわりに

為替変動の向き合い方として、私が今回得た知見としては「遠くを見る」ことでした。

つまり長期的視野で為替変動を許容するということです。

このことは同時に私の器が試されるところであります。

「資産の±30%くらいの変動」は起こりうるという覚悟が必要かもしれません。

私の資産規模なら±500万円近くです。これは中々のインパクトです。

資産が500万円減少するということは、ちょうど資産が大台の1,000万円を割り込むラインです。

この精神的ストレスは尋常ではないものになるでしょう。

実際に「為替変動を受け入れるマインドセット(考え方の枠組み)」を得られるかはわかりません。

ただし、今回の記事を通じて少しだけ視界がクリアになった気がします。

私は自身の判断と決断に基づき、為替変動に身を投じているという事実確認です。

みなさんは為替変動を許容できていますか?

この記事を通じて、少しでも投資のストレスが緩和いただけたのならば幸いです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました🐻