石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』

「Xbox」アプリで「Steam」や「Epic Games」のゲームを起動してみよう

「FSE」の進化に伴うアップデートで追加。邪魔な場合は非表示に設定

「Xbox」の画面

「Xbox」アプリが機能強化

 ポータブルゲーミングPC「ROG Xbox Ally」シリーズの発売に合わせて、ソフトウェアの中核となる「FSE」(全画面表示エクスペリエンス)が誕生した。Windows PCでありながら、ゲームに特化したUIの導入とシステム調整がなされ、Windowsにおける今後のゲーミング環境を変えていく第一歩となっている。

 これに合わせて、Windows PC向けの「Xbox」アプリも進化している。以前はMicrosoft Storeのゲーム販売窓口および管理と、定額ゲームサービス「PC Game Pass(旧PC用Xbox Game Pass)」のランチャーとして使われていた。

 昨年末のアップデートにより、見た目が大きく変わった。最も変わったのが、「Steam」を始めとした他社のゲームプラットフォームをライブラリに内包できるようになったことだ。

「Steam」など他社プラットフォームのゲームを参照可能

 普段から「Steam」などを使っている方なら、「Xbox」アプリの何が変わったかは一目瞭然だ。画面左側にある[最新]の項目でリストアップされる最近遊んだゲームの一覧に、「Xbox」アプリ以外のゲームも載るようになった。

 例えば「Steam」であるゲームをプレイした後、「Xbox」アプリを開くと、[最新]の項目のトップにそのゲームがリストアップされる。「Xbox」アプリを起動していなくとも、最近遊んだゲームは自動で「Xbox」アプリにも伝わっている。

 リストにある「Steam」のゲームをクリックすると、右側に[プレイ]や[Steamを参照してください]といったボタンが表示される。[プレイ]をクリックすると、「Steam」が起動し、続けてそのゲームが起動される。そのゲームをショートカットから起動した時と同じ挙動だ。

「Steam」で管理しているゲームをクリックすると、[プレイ]の文字が。ゲームのショートカットと同様の動作をする

 さらに「Battle.net」、「EA App」、「GOG Galaxy」、「Epic Games Store」、「Ubisoft Connect PC」の各アプリも同様の操作が可能。「FSE」と同じように、「Xbox」アプリでさまざまなゲームプラットフォームを一括管理できる。

 各プラットフォームでインストール済みのゲームは、左側のメニューにある[マイ ライブラリ]に登録される。多数のプラットフォームを横断してゲームを自動で登録し、ユーザーが一覧できるツールと考えると、なかなかユニークだ。

[マイ ライブラリ]を開くと、さまざまなプラットフォームのゲームが並んでいる

 ただしゲームの購入は、「Xbox」アプリではMicrosoft Storeのみ利用可能。別のプラットフォームで購入したい時は、今までどおり各プラットフォームのアプリを個別に起動すればいい。

不要な場合は非表示にできる

 ユーザーの中には、この連携機能はポータブルゲーム機での「FSE」なら便利でも、普通のPCでは要らない思う方もいらっしゃるだろう。「Xbox」アプリはあくまでMicrosoft Storeで購入したゲームや「PC Game Pass」のランチャーとして使いたいなら、他のプラットフォームのゲームがリストアップされたら邪魔になる可能性もある。

 「Xbox」アプリに他のプラットフォームのゲームを表示させたくない場合は、画面左上にあるXboxタグの部分をクリックし、出てきたメニューから[設定]を選択。さらに[ライブラリおよび拡張機能]を選び、[インストール済みのゲーム]にリストアップされている各プラットフォームのタブを[無効]に切り替える。全てのタブを[無効]にすれば、他のプラットフォームのゲームはリストアップされなくなる。

[インストール済みのゲーム]の項目で、各プラットフォームのタブを[無効]にする
全て[無効]にすると、Microsoft Storeで購入したゲーム以外は表示されなくなる

 「FSE」のUIは「Xbox」アプリとほぼ共通なので、「FSE」が進化すれば「Xbox」アプリも進化する。マイクロソフトは今後も「FSE」の改善を図っていくはずなので、「Xbox」アプリも今後どう改善されるのか楽しみにしておこう。

ちなみに設定で[ライブラリにマイ アプリを表示する]をONにすると、[マイ ライブラリ]の中に[マイ アプリ]の項目が追加される
連携可能なプラットフォームのアプリが一覧表示される。まだインストールしていないアプリはここからインストールできる
著者プロフィール:石田賀津男(いしだ かつお)

1977年生まれ、滋賀県出身

ゲーム専門誌『GAME Watch』(インプレス)の記者を経てフリージャーナリスト。ゲーム等のエンターテイメントと、PC・スマホ・ネットワーク等のIT系にまたがる分野を中心に幅広く執筆中。1990年代からのオンラインゲーマー。窓の杜では連載『初月100円! オススメGame Pass作品』、『週末ゲーム』などを執筆。

・著者Webサイト:https://ougi.net/

石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』 記事一覧

 PCゲームに関する話題を、窓の杜らしくソフトウェアと絡め、コラム形式でお届けする連載「石田賀津男の『酒の肴にPCゲーム』」。PCゲームファンはもちろん、普段ゲームを遊ばない方も歓迎の気楽な読み物です。