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ローカルでAIモデルを動かせる無償ツール「LM Studio」が大規模更新 ~v0.4.0が公開

ヘッドレス運用、並列リクエスト、新しいREST APIなどを導入、UIも刷新

Mistral AI、「LM Studio 0.4.0」をリリース

 米Element Labsは1月28日(現地時間)、「LM Studio 0.4.0」をリリースした。次世代の「LM Studio」を謳う比較的大規模なアップデートとなっている。

 「LM Studio」は、「gpt-oss」や「Qwen 3」、「Gemma 3」「DeepSeek」といったローカル大規模言語モデル(LLM)を、手元のPCでプライベートかつ無料で動かせるようにするツールキット。

 対応OSはWindows/macOS/Linuxで、Windows版はAVX2命令に対応したx64 CPU、ARM(Snapdragon X Elite)に対応する。2025年7月からは個人だけでなく、企業や組織でも無料で利用可能だ。

 「LM Studio 0.4.0」におけるハイライトは、以下のとおり。

  • 「LM Studio」の新しいコア「llmster」:ローカルやクラウドにデプロイ(配置)して、コマンドライン(CLI)でヘッドレス運用(GUIなしで利用すること)できる
  • 並列リクエストと継続的バッチ処理:「llama.cpp」エンジンをv2.0.0に。キュー(待機列)に入れるのではなく、同一モデルへ複数のリクエストを出して並列処理できるので、スループットが大きく向上する
  • ステートフルREST API(/v1/chat):「response_id」を使って会話状態を引き継げるので、複数ステップにわたるワークフローを構築可能。ローカルMCP(Model Context Protocol)にも対応し、ツール呼び出しもサポート
  • ユーザーインターフェイスの刷新:複数のチャットを並べて表示できるスプリットビュー、高度な設定を一覧できる開発者モード、開発ドキュメントなどをアプリ内で閲覧できる仕組みなどを導入。チャットをPDFやマークダウン、テキストにエクスポートすることも
「llmster」でヘッドレス運用
並列リクエスト
新しいREST API
スプリットビューをはじめとするUI刷新

 そのほかにも、CLIでモデルとチャットしたり新しいモデルをダウンロードしたりできる「lms chat」コマンド、特定のクライアントからしか「LM Studio」サーバーにアクセスできないように制御する権限キー(Permission keys)の仕組みなども導入されている。

特定のクライアントからしか「LM Studio」サーバーにアクセスできないように制御する権限キー(Permission keys)の仕組み