黒いぶつぶつのように目立ってしまう埋没毛・・・。治ったと思ったら繰り返すその厄介な埋もれ毛で悩んでいる方は多いのではないでしょか。
埋没毛は、基本的に放置していても肌のターンオーバーによって自然に解消することがほどんどですが、それでも気になってしまうものです。
埋没毛を治すには、肌のターンオーバーを促進させる「保湿」と「スクラブ(ピーリング)」が効果的です。
今回は、埋没毛を治すための方法をご紹介いたします。
このページの目次
1、埋没毛の原因は「ムダ毛処理」
埋没毛の原因は、カミソリや毛抜き、除毛クリームなどの「ムダ毛の自己処理」にあります。
カミソリや毛抜きなどのムダ毛処理は、少なからず毛穴に傷をつけてしまいます。
すると、傷が治る時に、かさぶたのように毛穴を塞いでしまうため、ムダ毛が毛穴内に閉じ込められてしまいます。
自己処理によるムダ毛処理は、永久脱毛ではないため毛根は生きています。
毛根が残り続ける限り、毛は成長し続けますので、その時に閉じ込められた毛穴内部でムダ毛が成長していき、黒いぶつぶつのように見える「埋没毛」になってしまうのです。
その結果、肌に「黒いブツブツ」や「ザラザラ感」「チクチク感」など症状が出てきてしまいます。
主に、カミソリ・毛抜き・ワックスなどの肌ダメージが大きい自己処理が、埋没毛のリスクを高めてしまいます。
自己処理は肌刺激が少ない「電気シェーバー」がおススメです。
埋没毛の場合、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)によって自然と治ることがあるため、まだ良いのですが、問題は細菌に感染して「毛嚢炎(モウノウエン)」になってしまうことです。
毛嚢炎になってしまった場合、毛が皮膚内に留まるに加え「かゆみ」や「炎症」「肌荒れ」などの重症化に繋がります。また、症状を繰り返します。
次より、埋没毛が毛嚢炎になってしまうNG行動をご紹介します。
■埋没毛を「抜く」「潰す」「毛を出す」は毛嚢炎のリスクが高くなる
埋没毛が気になるからと言って、「無理に抜く」「潰して中身を出す」「皮膚を破って毛を出す」などの行為は、毛嚢炎のリスクが高くなるため避けるようにしましょう。
毛嚢炎とは、毛穴に細菌(洋服の繊維なども含む)が入り炎症を起こし、毛穴に毛が閉じ込められるに加え、膿んでしまう症状のことを言います。
【毛嚢炎症状例】
主に、埋没毛を「抜いたり」「潰したり」「皮膚を破って毛を出す」などの行為をした時に、「爪や指の菌」「毛抜きに付着した垢や菌」が毛穴に入ってしまうことでできてします。
毛嚢炎は、「炎症」「ニキビ」「色素沈着」などの様々な肌トラブルを招き、また、再発を繰り返すのが特徴です。稀にかゆみや痛みを覚える人がいます。
そのため、毛嚢炎のリスクを考え、埋没毛ができた時は、「触らず」「抜かず」「掻かず」の3つを守るようにし、次で紹介する方法を参考にして頂ければと思います。
2、埋没毛には「スクラブ」と「保湿」の2ステップが効果的
埋没毛は基本的に、肌のターンオーバーによって自然に解消することが殆どのため、放置していてもさほど問題はありません。
しかし、早い解消を求めるならば、週に1~2回程度の「スクラブ(またはピーリング)」で角質を柔らかくした後、毎日徹底した「保湿」を行うと良いでしょう。
スクラブやピーリングには、角質を除去する働きがあり、毛穴をふさいでしまった角質やかさぶたをゆっくりと剥がしてくれます。
ムダ毛処理後の翌日か二日後に行うと、埋もれ毛の解消と共に予防にも繋がります。
保湿には、肌を柔らかくしターンオーバーを促進させる効果があり、埋没毛の他に「シミ予防」や「ニキビ・くすみの改善」など様々な肌トラブルの解消に役立ちます。
埋没毛を改善するためには皮膚にできてしまった傷を治すことが重要です。
毎日、きちんと保湿ケアを行うことで肌のバリア機能が向上してきれいな肌に戻すことができます。
入浴のあとはセラミドやコラーゲンなどの保湿成分が含まれた化粧水や美容クリームなどでしっかりと保湿するようにしましょう。
3、根本的に埋没毛を阻止する「医療レーザー脱毛」
安全に確実に埋没毛を治すならば医療レーザー脱毛がおすすめです。
埋没毛に対しても何ら問題なく脱毛効果を発揮するうえ、埋没毛がそれ以上成長して目立つのを防ぐことができます。
初めは、毛根が破壊されてもムダ毛部分はしばらく毛穴内部に残りますが、毎日の「保湿」を行うことで、ターンオーバーが促進され、体外に排出されていき大体「1~2カ月」ぐらいには治ります。
埋没毛は、毛があるからこそできるものですので、レーザー脱毛で毛根が破壊されれば、半永久的に埋没毛に悩むことはなくなります。
■脱毛サロンで行う光脱毛は効果が薄い
ミュゼなどの脱毛サロンで行う光脱毛は、レーザーと異なり、一回の施術で毛根が破壊できないため、埋没毛の解消には効果が非常に薄いです。
レーザー脱毛は、一回で毛根を破壊するのに対し、光脱毛は徐々に毛根を弱らせることしかできません。
施術を受けたのに毛根を破壊しきれず、結局埋没毛が成長し続け目立ちやすくなってしまうこともあります。
ですが、必ずしも解消しないということではなく、大体10~20回ほどの照射を行い、1年ほど施術を続けていれば解消すると言われいます。
レーザーほど劇的に治ることはありませんが、光脱毛でも時間をかければ解消しますのでご安心ください。
4、まとめ
ムダ毛処理をするたび現れる埋没毛…。気になって抜いたり、皮膚を破って出してしまう気持ちは分かりますが、症状が悪化するばかりか繰り返してしまうためNGです。
埋没毛を治すには、週に1~2回の「スクラブ(ピーリング)」で角質を柔らかくし、毎日の「保湿」で肌のターンオーバーを促進させることが大切です。
根本的に埋没毛とオサラバしたいのであれば、「医療レーザー脱毛」で毛をなくしてしまうと良いでしょう。
しかし、光脱毛は効果が薄いため注意が必要です。
今回の記事で、埋没毛の効果的な治し方が分かった!と思って頂けると幸いです。