労働の価値
これら不用な仕事を止めなければ永続可能な社会にシフトは出来ないでしょう。
不用な仕事はやる必要がないのに、そんな仕事こそ、労働時間も多めになって残業も増えるのです。・・・必要ないものやサービスを無理に売りつけるのですから、なかなか売れず、労働時間も増えるのは当然です。・・・無駄な努力と呼ぶべきかも知れません。・・・そんな無駄な努力、やるべきではない努力をしなければ生活が出来ない人であぶれてしまう現代社会のシステム・・資本主義、市場原理主義は異常なシステムと言うべきでしょう。
必要のない仕事に労働の価値を見い出さずに、社会の仕事の絶対量を減らせば、一人当たりの仕事時間も当然減るでしょう。・・・・不用な仕事を上手くカットすれば、特に不便も発生せずに、仕事の総量は現在の半分以下に出来るでしょう。・・・つまり、1人当たりの労働時間はずっと減らせるわけです。
汗水たらして労働するのは自分や家族の為で、それが社会の為にも繋がる・・・と言う事は、よく言われる現代の一般的な価値観ですが、それも現代社会の洗脳の一つでしょう。
・・・現代社会において「社会の為」・・と言うのなら仙人のような暮らし、自然農法などによる自給自足的な暮らし、若しくはホームレスのような暮らしでしょう。つまり、地球に負荷をかけない暮らしです。他の、一見「生産性の高い」と言われている仕事は、大局的に見れば、地球から資源を搾取して、廃棄物を増やし地球に負荷をかけて、環境破壊しているものが多いでしょう。そういう意味で、ホームレスほど環境負荷をかけていない人はなかなかいないでしょう。
もっとも、しっかり労働もしないで、人が稼いだお金を浪費して贅沢している連中は言語道断です。・・・例えば投資家達・・・ただのギャンブラーであるくせに世界の中心で世の中を動かしている気で偉そうにしている人々です。
・・人に労働させておいて搾取する輩や共同作業で自分だけ手を抜く輩は論外です。
労働によって不用な物やサービスを作り出して、社会に貢献している・・・と胸を張って言うような価値観はそろそろ見直す時期に来ているでしょう。
持続可能な社会を築くには、出来るだけ必要のないものやサービスは作らずに、生産活動は控え目に・・・こういう事を是とする社会に移行する必要があるでしょう。
「働かざる者食うべからず」的な価値観から
「食う以上に働くべからず」的な価値観への移行です。
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