そんなことやってる場合か?

現代文明が今世紀中に幕を閉じるであろうとの予測は、このブログを始めた2006年の頃から折に触れて述べています。
然るに昨今の環境の状況から判断するに、最近は「今世紀中」なんて悠長な事を言ってられないと危惧しております。そう、もう崩壊は始まっているんじゃないかと感じております。崩壊とは言えないまでも、色々な物事がオーバーシュート状態であることは間違いないでしょう。これまでの環境対策は、大筋で「無策」に近いのです。もう崩壊は免れないでしょう。

問題はその程度です。ハードクラッシュして「絶滅」まで至るか、ハードランディングで、過酷な状況に追い込まれながらも、次のまともな文明を築けるのか?・・ソフトランディングはもう無理でしょう。21世紀は人類にとって試練の世紀です。
次のまともな文明はカルトのように狂った「経済成長神話」という洗脳から抜け出し、持続可能な「定常性」まで経済、消費、廃棄などをダウンサイジングすることから始めるべきでしょう。勿論、生態系の循環も回復しなければなりません。正直、希望はごく僅かですが、「絶滅」に対する「正当な恐怖心」を人々の共通認識とする事ができれば物理的には全く不可能ではないでしょう。

然るに現状は、日本人に限らず、世界中の多くの人々は、有効な環境対策をするどころか、まだまだ余裕があるかのように、脱炭素だとかSDGsだとか、ゼロエミッションだとか、名目だけの馬鹿馬鹿しい対策にすがっています。いや、すがってさえいません。ファッションのようにSDGsなんてポーズをしてても救われるとでも思っている方がたくさんいるように思えます。目先の経済対策にしかならないという愚策ばかりをやっています。

・・と、いうことでこれからしばらく記事の半分くらいは具体的な物事を1つずつ選んで
「そんな事やってる場合か・シリーズ」を連載していこうかと思います。
差し当たって思いつくものは、SDGs、戦争、オリンピック、少子化対策、花火、エコ替え、・・・などさまざまです。



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