スタジオジブリが生んだ不朽の名作『となりのトトロ』に登場する “メイとサツキが住むおうち” 。なんとこのたび、あのおうちが現実のものになるというのです!

とはいえ、リアルなおうちではなく、ミニチュアサイズのおうちとして発売されるみたい。構想と開発に2年の歳月を費やした、こだわりが詰まりまくったおうちの全貌をチェックしていきましょう。

【苗字にびっくり】

『となりのトトロ』の舞台にもなっている、メイとサツキが住むおうちこと “草壁家(くさかべけ)” 。

2024年7月20日から、ジブリがいっぱい どんぐり共和国(全40店舗および、オンラインショップそらのうえ店で発売されるミニチュアハウス「となりのトトロ みんなの草壁家」では、あの家を見事に再現しています。

ところで……メイとサツキの苗字って草壁っていうんですね! 皆さんご存じでした?

【ぼろい部分まで完全再現】

さて、ミニチュアハウスのお話に戻りましょうか。

ミニチュアといえども、おうちの大きさは高さ約27cm×幅約53cmと迫力満点。「昭和初期に建てられ長いあいだ放置されていた」という設定のもと、ゆがんだ雨どいや色あせた瓦、汚れたトタン屋根などを取り入れることで “古い家の趣き” を表現しているのだとか……!!

おまけに、揺らすとぐらぐらするボロボロのテラスの柱まで再現しているのだそうです。こだわりの角度が斜め上といいますか……ここまでマニアックなグッズもなかなかないのでは!?

そして、あの柱があるということは、メイとサツキによる「ボロッ!」「ボロー!」「お化け屋敷みたーい!」といった会話も再現できちゃうというわけです。ストーリーを思い出しつつ、名シーンをなぞるのもオツなものかも♪

【内部の再現度もえげつないです】

ミニチュアハウスの屋根は取り外し可能で、建物の内部までじっくり観察できちゃいます。

メイとサツキとお父さんが過ごした茶の間をはじめ、書斎、寝室を兼ねた和室、炊事場や風呂場を完全再現! ちゃぶ台やお風呂のフタ、手押しポンプやかまどまであり、ミニチュア好きのハートにもクリティカルヒットしそうです。

さらには、劇中に登場する名シーンを彷彿とさせる仕掛けも。屋根裏部屋に上がる階段に落ちたどんぐり、小トトロを追いかけてメイが覗き込んだ床下の空間の内部など、見て触って楽しめる工夫が満載ですよ〜!

【おうちを体験しよう1】

昔ながらの日本家屋×洋館がつながった、独特の佇まいが印象的な草壁家。今回のミニチュアハウスには、間取り図や建物の見どころをまとめた小冊子も付属しているそうです。

お値段は税込み4万8400円と、ちょいお高めですが、見るかぎりではお値段以上のクオリティー! 引っ越してきたばかりのメイやサツキの気持ちになって、おうちを探検してみてはいかがでしょうか。

参照元:どんぐり共和国 そらのうえ店YouTubeプレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:© Studio Ghibli