古今東西の名作映画に登場する “家” 。
ハイセンスな家、古いけど温かみのある家、ちょっぴり不気味な家……その印象は様々ですが、いずれも作品の世界観を形作る上で欠かせない要素となっています。
今回注目するのは、住まいに詳しいLIFULL HOME’ Sスタッフが選ぶ「イエ(家)デミー賞」です。専門家ならではの視点で選ばれた “家に注目して観てほしい映画” とは……!?
【4部門に選ばれたのは?】
不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」社員を対象にしたアンケートから生まれた「イエ(家)デミー賞」。
作中の “家” に注目してもらいたい映画を「邦画部門」「洋画部門」「日本アニメーション部門」「海外アニメーション部門」の4部門で選出しています。
では、さっそく発表していただきましょう!
【「邦画部門」は麦と絹のお部屋!】
「邦画部門」に選ばれたのは、昨年2021年に大ヒットした『花束みたいな恋をした』。選出したスタッフからは「DIYをしたいと考えている人にはとても参考になりそう」というコメントが寄せられました。
主人公カップルが初めて同棲した家は、調布駅から徒歩30分の立地にある多摩川沿いのマンション。
生活感や経年劣化の形跡もあり、オシャレ過ぎずサブカルっぽい雰囲気もある……まさにあのカップルが好んで住みそうなおうちです。
とりわけ築年数が古い物件に住んでいる人にとっては、インテリアやDIYの参考になる部分が多そう~!
【不気味な家ではあったけど…】
洋画部門に選ばれたのは大ヒット韓国映画『パラサイト 半地下の家族』です。
スタッフが注目したのは、貧しいキム一家が暮らしていた半地下の家ではなく、お金持ちのパク一家が暮らす “高台の豪邸” ! 「庭が最高」「住めるなら住んでみたい」という絶賛コメントと共に、
「ただでさえリビングが広いのに、リビングの一面がガラス張りで解放感溢れる作りとなっており、さらに広く見えます。アイランドキッチンも料理が楽しくなりそうです」
「豪華な邸宅は映画の中では有名な建築家によって設計されたものという設定であり、外からも、中からも美しい。2階の子ども部屋は1階とは違い、柔らかい雰囲気なのも家族で暮らすのにピッタリ!
立地も坂の上のほうにあり、大雨が降っても浸水被害を免れる点、安全面からも☆☆☆」(中略)
といった、家の専門家ならではの意見が寄せられていたのでした。作中では、不気味な印象を残した家でしたが、なんの事件も起こらなければ(ここが重要)すっごく素敵な家ですもんね!
【アニメからはあの家が選ばれました】
そのほかの2部門に選出されたのはこちらの作品です。
日本アニメーション部門:『未来のミライ』
スタッフの声「遊び心があって唯一無二のお家だと思います」「家の中に入ると狭いことを感じさせない作りになっている、スペースを上手に区切っていて家族が一緒に暮らす家としても理想的」
海外アニメーション部門:『トイ・ストーリー』シリーズ
スタッフの声「アンディの成長につれて変わっていく部屋の装飾がとても興味深い」「庭の広さにも注目。ギターアンプに繋げて鳴らしても大丈夫そうで羨ましい」
ちなみに、私が印象に残っているのは岩井俊二監督作品『スワロウテイル』のグリコの家と、ウォン・カーウァイ監督作品『恋する惑星』の警官663号の家。
豪華ではないけれど、味わい深い素敵なお部屋なので、気になった人はぜひ作品をチェックして♪
参照元:プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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