2021年12月31日に中国に返還されることが決まった、東京・上野動物園のジャイアントパンダ・シャンシャン

誕生と成長、愛らしい姿に全国民がときめきましたが、日本にいられる時間はあとわずか……(涙)。

「え~ん、帰らないで~!」と思ってしまいますが、シャンシャンには帰らなければいけない理由があるのです。

公益財団法人東京動物園協会が動画で詳しく説明してくれているので、さっそくチェックしてみることにしましょう。

【なぜ帰らなければいけないの?】

ご紹介するのは、2021年5月12日にYouTubeに公開された動画『シャンシャンはどうして中国へ?』。

およそ1分にわたって、シャンシャンが帰る理由について語っています。

シャンシャンが帰らなければいけない理由……それは「繁殖を行う」ため!

繁殖だけなら、日本でも行えそうですが、なぜ中国でなければダメなのでしょう?

【中国はパンダの個体数が多い→理想的な相手が見つかりやすい】

ジャイアントパンダは、遺伝子の多様性を保つために「血統登録」と「コンピュータ解析による繁殖相手の選抜」が行われているのだそう。

けれどシャンシャン自身の好みもあるため、相性のいい相手を選ぶには複数の候補を用意しなければなりません。

そのため、シャンシャンをはじめとする動物園で生まれたパンダは、個体数の多い中国へ戻ることが決められているみたい。

なるほど、そういう背景があったのね……。

帰っちゃうのは寂しいけれど、どうかシャンシャンが素敵なパートナーと出会えますように……。

【でも、やっぱり寂しいよね…】

動画を観た視聴者からは様々な声が寄せられており、中でも目立つのは「わかってはいるけど寂しい」というコメント。

ご時世上、シャンシャンに会いに行けない日々が続いていることも、大きく影響しているようです。

シャンシャンは、今年6月12日に4歳の誕生日を迎えます

一緒にお祝いできることを、心から願うばかりです!

参照元:東京ズーネットYouTubeTwitter @UenoZooGardens
執筆:田端あんじ (c)Pouch


▼シャンシャンはどうして中国へ?