Pouchで何度かご紹介してきた、イタリアの超絶技巧ギタリスト・ルカ(Luca Stricagnoli)さん。
難易度の高いピアノ曲『トルコ行進曲』のギター演奏や、片手にギター、目の前にソプラノギターを寝かせて2本同時に演奏(!)するなど注目を集めていましたが……。
新作動画では、ギターが3本に増えとる~~~! しかも最高の演奏を披露しているではありませんか!
【自ら発明した「後付けネック」で演奏】
今回ご紹介するのは、2021年3月27日にYouTubeに公開された『天国への階段(Stairway to Heaven)』の演奏動画。イギリスのロックバンド、レッド・ツェッペリンの代表曲です。
動画の冒頭、ルカさんは1本のギターを抱えて登場。そしておもむろに、ギターの下部分に、もう1本のネック(!?)を取り付けました。
このネックはルカさん自身が考案&専門業者にカスタムしてもらったもので、その名も「リバーススライドネック(通称:RSN)」。
通常のネックとは逆向きで、名前にもあるとおり「スライド」が付いているのが特徴です。
【2本のネックを操るだけでもすごいのに…】
「RSM」はメロディーを担当。奏でる音色は独特で、ややリバーブ(残響音)がかかったような響きが心地よい……!
いっぽう、メインで抱えているギターは、メロディーを引き立てる伴奏を担当。
ルカさんは、右手と左手でそれぞれ異なる旋律を演奏しており、この時点でもうすごい。しかし驚くのはまだ早いんです。
【3本目出てきたーーーーーっ!】
しばらくすると、ルカさんの目の前に、寝かせた状態のソプラノギターが登場。なんと「お琴」のように、指でつま弾き始めたではありませんか~!
ソプラノギターが担当するのはソロパート。ほかのギターよりもやや高い音色が美しく、聴き入ってしまいます。
【じわじわと上がっていくテンション】
『天国の階段』は、静かに始まって、徐々に盛り上がってゆく楽曲。
後半でソプラノギターが加わることで、世界観がグッと深まり、広がった印象で、気持ちが高揚してくるっ! そして忙しく動くルカさんの手を観ていると、ますますテンション上がっちゃう~!
まさかの「ギター3本使い」に世界は騒然。再生回数は30万回を超えています。
進化が止まらないルカさんのギタープレイ。どこまでいってしまうのか、怖くもあり、また楽しみでもありますね……!
参照元:YouTube
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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