今年の春、アメリカ・カナダを旅行してきた私。先日はカナダのナイアガラの滝周辺情報などもご紹介しましたが、この旅行中、持っていてヒジョ〜に心強かったアイテムがあります。

それが、レンタルWi-Fiの「jetfi(ジェットファイ)」。国をまたいでもそのまま使える、つまり設定などの変更が皆無という、周遊旅行にめちゃんこありがたいサービスでした。

このjetfiがどれだけ役に立ったかお伝えしたい……と思ったけれど、いい面だけ書くと広告っぽい! ので、今回は実際に使ってみてわかったjetfiのメリット・デメリットをご紹介したいと思います☆

【マジで助かる「国ごとの設定変更ナシ」!】

旅行前、私がめちゃくちゃ頭を悩ませたのが現地での通信環境の確保。カナダ国内を何ヶ所か移動予定だったので、できる限り広範囲で使えるサービスが必要でした。そんなときに知ったのが、”クラウドSIM”がウリのサービス「jetfi」です。

jetfiがほかのレンタルWi-fiサービスと決定的に違うのは、対応国内で一般的に携帯電話が使えるエリアであれば、どこでも自動でWi-Fiを拾ってくれる、という点でした。つまり、「その国のケータイが圏外じゃないとこならどこでも使える」ということ!

そして、国・地域を移動するときに設定を変更する必要がないのも超便利。接続先がどうとか、現地のキャリアはどうとか、考えなくていい。そもそも国境をまたぐときにWi-Fiのことを考えなくていい。それってけっこうスゴイことだと思います。

日本からカナダへ、そしてカナダからアメリカへ。どこへ行っても、電源を入れるだけですぐにネットに繋がるのはものすご〜くありがたかった!

【料金プランは超単純…アジアか世界かの区別だけ】

そして料金プランもめちゃくちゃシンプルで、基本的にはアジアプラン or グローバルプランの2種類。つまりアジアだけに行く旅行なのか、アジア以外も行くのか、だけの違い。そこに上限容量を倍に増やした「大容量アジア」「大容量グローバル」がプラスされています。

たとえば遠方へ渡航する場合、トランジットでほかの国に一時的に降り立つことがありますよね。jetfiのグローバルプランであれば、そういった一時的な滞在国でもWi-Fiが使えてしまいます

ちなみに通信容量については、通常プランで「1日最大500MB」。街中で地図をみたり、交通網を調べたりする程度であれば、申しぶんなかったです。

ただ、旅といえば写真や動画をSNSにアップしたいもの。そこはグッとこらえてリアルタイムでは投稿せず、なるべくホテルのWi-Fiを使うなど、気をつけて使っていました。

【jetfiのデメリットはこんな感じ】

いいことづくしのjetfiですが、それなりにデメリットもありました。

まず第一に、通信速度の安定性がやや低いこと。4Gなので、日本国内と同じ感覚で使えるはずなのですが……街中で「遅いな〜〜〜〜!」と思わず口に出してしまったことが何度かありました。行く国・エリアがはっきり決まっている、たとえばニューヨークにしか行かないような場合であれば、もっとほかに安定したサービスがあると思います。

そして……重い! デカい! スマホの充電に使えるモバイルブースターとしての機能があるのは素晴らしいのですが、肌身離さず持ち歩くものとしてはけっこう重いよ〜!! 改善されたら嬉しいけれど、バッテリー面を考えると難しいのかな〜。

また、返却方法はレターパック郵送のみ。郵便料金も自己負担です。端末一式をポーチに収納して投函するだけなので、梱包の手間はありませんが、帰国日の翌日までに投函しなければ延滞料金が発生してしまいます。空港での端末返却を受け付けるサービスもある中、郵送しか選択肢がないことを不便に感じる人もいるかもしれません。

【2カ国以上の旅行にはピッタリかも】

デメリットもありましたが、私にとってはどんな場所でもWi-Fiが使えるということが特大のメリットでした。同じように2カ国以上訪れる予定がある、または移動の多い旅程だという場合には、滞在中の不安をグッと軽減してくれるサービスだと思います。

これから海外へ行かれる方、Wi-Fiサービスを検討中の方にとって、少しでもご参考になれば嬉しいです☆

参照元: JETFI.JP
撮影・執筆=森本マリ (c)Pouch