「いま」を映し出す、海外や新世代のクリエーターをはじめ、伝統に新たな価値を吹き込む作り手たちによる作品が、3月28日から4月10日まで日本橋三越本店と銀座三越にて販売されます。
これは、日本の伝統や技が宿ったものづくりを見つめ直し、世界に誇る感性として再発信するプロジェクト「JAPAN SENSES」によるもので、今回新たなテーマとして選ばれたのは「今様(IMA-YO)」だそう。
中でも私の目を引いたのが……「ミッフィーこけし」と「ミッフィー福だるま」。
オランダの国民的キャラクターにして、日本でも根強い人気を誇るあのミッフィーちゃんが、着物姿のこけしや、赤いウサ耳を付けたダルマさんになってる……!! これが意外にもマッチしていて、味わい深くて素敵なんです!
【ミッフィーちゃんが創作こけしに!】
群馬県の榛名山ふもとに工房を持つ「卯三郎こけし」が作る「ミッフィーこけし」と「ミッフィー福だるま」。伝統工芸ならではの繊細な色使いと品質が感じられながらも、ミッフィーの丸みを帯びたフォルムがそのままこけしとして再現されていて、違和感はちっともナシ。ミッフィーとこけしが、こんなにマッチするなんて……!
国はちがえど、シンプルな流線の造形やぬくもりのある雰囲気など、両者には共通するポイントがあるのかもしれません。……なんだか新発見した感じでうれしい!
【日本の新たな美に出会える2週間】
こんな新発見を楽しめそうなアイテムは、ほかにもいろいろ。スニーカーブランド「スピングル ムーヴ」からは職人が手作業で絞り染めを施した伝統柄「日の出絞り」を用いたスニーカー、お香の老舗「薫玉堂」からは香りが印象的なハンドクリームなどがお目見えします。
「伝統」と「今様(IMA-YO)」が結びついたアイテムは、見ているだけでも強いインスピレーションをもたらしてくれそう。各階を歩いているだけで驚きやワクワクに満ちている……これもデパートの醍醐味のひとつですよね。皆さんも「JAPAN SENSES」で新たな日本の美に出会ってみては?
参照元:日本橋三越本店 WEBガイド、銀座三越 WEBガイド、プレスリリース
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch
▼1896年創業「オーロラ」のパターンオーダーアンブレラ
▼とらやからは春らしい「花」にちなんだ羊羹(銀座三越限定)
▼ナオト サトウ(NAOTO SATOH)からは独創性が際立つバッグ
▼今回のメインビジュアルの背景は現代の浮世絵職人たちによるもの
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