北海道のおみやげといえば、なんといってもスイーツ! 石屋製菓「白い恋人」、六花亭「バターサンド」、ロイズ「生チョコ」……そのどれかは、ほとんどの人が食べたことがあるのではないでしょうか。
多くの人々から支持されているだけあり、上記の3つは間違いなくおいしいし、乳製品をしっかり使っていて北海道感もたっぷり。北海道旅行の帰りにおみやげとして持って帰るなら、この3つのどれかにしておけば喜ばれること間違いなしです。
でもね! 北海道には、まだまだ知名度はないけれど、驚くほどおいしい「おみやげスイーツ」があるんですよ! 今回は、北海道外でほとんど知られていない、でももらった人から驚かれること必至の激ウマ・北海道おみやげスイーツをご紹介します。
【ちいさなおもちスイーツです】
その隠れスイーツとは、株式会社北菓楼(きたかろう)が出している「黒ごまだれ餅 夢きらら」。北海道産のお米・きらら397を使った、ごまあん入りのひとくちおもちスイーツです。
と簡潔に書いちゃうと、ぜんぜんスゴさが伝わらないのです、が!
むっちり感満載のミニサイズおもちを丸ごとほおばると、とろっとろの黒ごまあんがとろけて口の中にあふれ出てくる……至福のひとつぶなんですよ!
【食べるとこんな感じ】
おもち部分は、もっちもちなのに噛むとぷりんと歯ごたえを残す、他ではあまり味わえないすてきな食感。使っている「きらら397」がうるち米(ご飯として食べるタイプのお米)だっていうことに秘密があるのかな……?
そして、ごまあんは、ものすごいとろっとろ! 舌解けのよいチョコレートと一瞬間違うくらい、トロットロ!!
これがもっちりシャキッのおもちと好コントラスト、食感だけでも天国に行けまする。ごまの風味も甘さもあくまでやさしく、和菓子系おみやげにありがちなクドさは絶無。
いうなれば、洗練されすぎな新世代和菓子! このポテンシャルなら、北海道おみやげスイーツの頂点に立てるはず!!
【だがしかし弱点もある】
とはいえ、こんなお菓子が前述の3メジャーおみやげと比べて全然認知されていないのには、それなりの理由があります。
・北海道感が足りない
乳製品を使っていない。カニもとうもろこしも入ってない。おみやげにしては北海道感がない!
・賞味期限がやたら短い
賞味期限は購入した次の日まで! 家族はともかく、会社に持っていくのは至難の業!
・手に入らない
前述3メジャーはもちろん、名のあるおみやげスイーツはだいたい、新千歳空港に多数あるおみやげショップのほとんどで買える。なんなら札幌駅のキヨスクでさえ買える。でもこいつは北菓楼の直営店に行かなくちゃ買えない!
・名前がいまいち
あんまり悪いこと書きたくないけど、名前がね……こう、ね……
【編集部のみんなに食べてもらった】
北海道民のわたしとしては自信があるのだけど、実際、おみやげとしてもらう側からするとどうなんだろう。ここは実際に東京のオフィスで働くみんなに食べてもらうしかない!
ということで、Pouch編集部で配ってみたところ……
御花畑記者:
なかのゴマダレがとろとろでした。ほのかに塩気がきいてて胡麻のいい香りがして美味しかったです。ごま好きにはたまらないかも。
百村記者:
水風船みたいにたぷたぷ。やぶってみると、た~っぷりごまダレが! ごま好きな私にはたまらない!! 北海道に行ったら、お土産としてこれを探すと思います。そして飛行機の中で食べてしまおうと思います。
はちやま記者:
クリーミーで軽い苦味、っていう黒ゴマのよさがよく表現されている、ゴマ好きにうれしいお菓子。おいしかったです。
よかった!! わたしの一方的な愛じゃなく、ちゃんとおいしいようだ!!
念のため、おとなり・ロケットニュース編集部の北海道民男子にも食べてもらうと……
あひるねこ記者:
たぶん食べたことがある味。ゴマあんがトロ~っとしていてウマし。思った以上にトロトロ。ちなみに北海道っぽさは感じないですね。
テンション低いなー! でも男子ウケもちゃんとするみたい。そしてやっぱり北海道のにおいはしないんだね。
【北海道おみやげはすごいんだよ】
実のところ「夢きらら」以外にも、六花亭のブルーベリーチョコとかロイズの季節限定生チョコとか、紹介したい知られざる絶品スイーツはたくさんあります……みんな、北海道に来て見て食べて!
……話を戻して、北菓楼の「夢きらら」。6個入り324円、12個入りが648円(ともに税込み)です。北海道にお出かけの際は、おみやげの候補に加えてあげてくださいな。いつもと違った北海道おみやげを考えているなら、絶対にオススメですよ。ちなみに、新千歳空港で買う場合、扱いがあるのは北菓楼の直営店1か所のみなのでご注意を。
あと、北海道の人気スイーツは類似品もやたら出回ってます。よく見たら「白い恋人」のそっくりさんだったり、ロイズの生チョコじゃなかったり……なんてこともあるから気をつけてね。
撮影=Pouch編集部 執筆=纐纈タルコ (c) Pouch
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