晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 1日目その1
2017年10月27日(金) 快晴
文殊山に大きな被害を与えた台風21号が過ぎたと思ったら、
今週は台風22号が日本に接近。
本州に最接近するのは29日(日)のようで、この週末はなんとかもちそうな様子。
貰った連休でどこに行こうか迷った末、この山へ。
赤岳(八ヶ岳)

長野県と山梨県に跨る南北約30㎞にも及ぶ山塊で、日本百名山。
八ヶ岳という峰は存在せず、夏沢峠以南の南八ヶ岳と以北の北八ヶ岳の総称。
赤岳(2899m)は南八ヶ岳に属し、八ヶ岳連峰の最高峰。
山々が多く連なる様子から、”たくさん”という意味の”八”が当てられたという説が有力で、富士山と背比べをして勝利したが、富士山に蹴り飛ばされて八つの峰になったという伝説も有名。
赤岳への登山ルートはいくつかあるが、最もポピュラーなのが茅野市の美濃戸。
山頂までは距離約6㎞、標高差約1200mで、日帰りされる健脚な方も多いが、
亀足の私はもちろん1泊2日の行程で以下のように計画。
※亀足を考慮し、原則標準CTの約1.5倍のタイムで設定。
初日は美濃戸から南沢経由で行者小屋に向かい、文三郎尾根から赤岳山頂へ。
赤岳と横岳の鞍部にある赤岳天望荘で1泊。
標準CT5時間40分のところ、休憩を含めて9時間の超亀足バージョン。
2日目は単純に降りるのはもったいないので、横岳(2829m)、硫黄岳(2760m)と稜線を縦走して赤岳鉱泉に降り、北沢経由で美濃戸に戻るプラン。
こちらも標準CT6時間のところ、9時間の計画なのでなんとかなりそう。
肝心のお天気もオールAの予報と万全の計画と思われたが、

夕方に再確認すると、28日が登山指数Cに悪化。

やっぱり、台風の影響が早まったか・・・
2日目は天候具合で変更することも視野に入れ、自宅を出発する(22:00)
なお出発が遅くなったのは、お気に入りのドクターXを観ていたため(笑)
R158で一路岐阜県に向かっていると、九頭竜湖付近で前方を走る黒い塊。
カモシカか?と思ってハイビームにすると、なんと、クマ!!!
クマは道路脇にそれることなく、急にスピードダウン。
今流行りの嫌がらせ運転か? 仕方なく、対向車線からクマを追い抜く(笑)
0:40 中央道恵那峡SA

東海北陸道で高山から安房トンネル経由するつもりだったが、白鳥~飛騨清見が夜間全面通行止だったので、東海環状道経由の大回りを余儀なくされる。
2:05 中央道諏訪湖SA

ここで朝まで車中泊zzz
6時に起床。

放射冷却現象でかなり冷え込み、気温は氷点下近くまで低下。
諏訪湖一帯には濃い霧が立ち込めていた。
天気が良い兆しであり、前方にはこれから向かう八ヶ岳の山並み。

諏訪南ICで降りて、八ヶ岳ズームライン(ふるさと農道)で美濃戸方面へ。

なんか稜線が白いんですが・・・(汗)
別荘地銀座の県道484を走っていく。

7:00 八ヶ岳山荘(美濃戸口)(標高約1502m)

ここの駐車場(30台:1日500円)を利用。

実は約2.6㎞先の美濃戸まで車で通行可能だが、駐車場が1日1000円なのでパス(笑)
山荘で受付し、駐車券をフロントパネル付近に提示する。

なおすぐ下にある蓼科観光駐車場(120台:1日500円)も共同運営。
今回お世話になる赤岳天望荘は同じグループ経営。

自宅で作成してきた登山届を忘れずに提出。

今年八ヶ岳では山岳遭難が多発しており、既に6名が死亡。

自分の実力(体力・技術・経験など)に見合った無理のない山行計画が重要。
稜線が積雪、凍結しているそうなので、アイゼン、防寒着も入れて出発(7:30)

ワカンやヘルメット、飲用水、カップ麺なども車に常備されています(笑)
登山口のある美濃戸まで林道を歩いていく。

美濃戸口~美濃戸間は公道ではなく、隘路で路面の荒れた林道が続く。

深い轍がある箇所が多く、車で通行する場合は慎重に。

出発前に林道走行の動画を見たところ、かなりの悪路と判明。
私の車は車高が低く、以前ひどい目に遭った苦い想い出があるのでパス。
美濃戸口に駐車したのは決してケチなだけでなく、こういう訳があったんです(笑)
黄葉を愛でながらなだらかに登っていく。

急な部分は舗装されているが、路盤が割れていて車底を擦る恐れが大。

通行する場合はスピードを控えめにして、轍を外すなどの運転技術も必要。
小屋でご一緒になった方はここで車底を強打したらしい(笑)
これならなんとか行けたかな?

でも1時間の足慣らしと1000円節約できたから良しとしよう(笑)
時折後方から車が通行するので、路肩で止まってやり過ごす。

ようやく建物(やまのこ村)が見えてきた(8:31)

南八ヶ岳エリアは別名”小屋ヶ岳”と呼ばれるほど山小屋が多く、美濃戸だけでも3軒の山小屋がある。
8:33 赤岳山荘(美濃戸)(標高約1690m)

ここまで約1時間と計画通り。小屋の上に見えるのが最終駐車場(70台:1日1000円)
手前のやまのこ村の駐車場(70台)と合わせて最大140台駐車可能だが、ピーク時はすぐに満車になり、その場合は美濃戸口まで戻らないとならないのでご注意を。
気温は4℃と日陰にいるとかなり寒い。

水は小屋前で無料で補給可能。

ドーピング剤も忘れずに補給。

1人だけおられたソロの男性に話しかけると、彼も天望荘に宿泊するとのこと。

もっとも彼は健脚なようで、硫黄岳、横岳経由だそうだ。
8:45 美濃戸登山口(標高約1690m)

行者小屋までの標準CTは2時間10分だが、目標CTは3時間20分。
木製の橋を渡ってしばらく林道を登っていく。

なお一般車両は通行禁止(美濃戸山荘宿泊者除く)
8:53 美濃戸山荘(標高約1715m)

この先、行者小屋、赤岳鉱泉までトイレがないのでご注意を。
山荘のすぐ先で、北沢ルートと南沢ルートに分岐。

どちらに進んでも行者小屋に行けるが、最短ルートの南沢ルートへ。
分岐から1~2分進むと堰堤が現れ、ここで90度右に折れる。

標識はなく、この消えかかったペイントマークのみなので少し戸惑う。

序盤は苔むした岩が目立つシラビソやシラカバの林間をなだらかに登っていく。

鉄パイプ製の橋を渡って左岸へ。

この一帯はホテイラン(布袋蘭)の群生地だそうだ。

この方ではありません(笑)

ラン科の多年草で、環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。

5~6月が見頃だそうだ。
2つ目の橋を渡って右岸へ(9:17)

ここから一旦沢沿いを離れて斜面を高巻きしていく。

前方に砂防堰堤が見えてきた辺りから下山者とのすれ違いが増えてきた。

美濃戸から1時間経過したのでここで小休止(9:44)

再び沢沿いをよたよた登っていく。

ここから頻繁に沢を渡渉していく。

かつては橋がなかったようだが、しっかりした橋が架かっているので安全。

ありがとうございます。
途中見かけた道標(10:32)

美濃戸~行者小屋間の中間地点のようで、美濃戸まで40分となっているが、私は既に2時間近くかかっています(笑)
行者小屋まで合計7本の橋がかかっていた。

標高が上がるにつれ、足元には霜柱が目立ち始める。

昨日赤岳鉱泉に泊まった下山者の話では、今朝の最低気温は氷点下3℃だったそうだ。
次第に傾斜がキツくなってきて、ゴツゴツした岩が増えてきた。

登山道の脇には雪も。

直前を道を譲った3人組が休憩されていたので、私も小休止(11:06)

愛知県から来られた彼らも天望荘泊まりとのこと。
ドーピング剤を追加補充し、行者小屋まで残り1/3をがんばろう。

しばらく進むと傾斜が緩やかになる。

この付近は複数のトレースがあり、閑散期は目印のリボンを見落とさないように。
ここから登山道は林間を外れ、涸沢に出る。

ここが地図に載っている白河原という場所なのだろう。
突然視界が開け、前方に雄大な岩稜が広がる。

あれが横岳(2829m)かな?

横岳直下の迫力ある大岩塊は大同心、小同心と呼ばれ、クライミングの名所。

その形状が(同心)地蔵の姿に似ていることに由来するそうだ。
雲一つない青空に、薄らと冠雪した絶景にしばし感動。

登山道は一旦涸沢を外れ、再び林間へ(11:45)

路面にも積雪が目立つようになってくる。

再び涸沢に出ると行者小屋まではあと10分ほど。

八ヶ岳の主峰、赤岳(2899m)も見えてきた。

森林限界より上には積雪があり、アイゼンを持ってきて良かった。

本日の宿、赤岳天望荘もくっきりと望めた。

まだあそこまで登るのか・・・
12:09 行者小屋(標高約2350m)

美濃戸から3時間24分と目標CT(3h20m)通り。先ほど道を譲った方々も休憩されていた。
晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 1日目その2につづく・・・
(ここまでの行程)
2:05諏訪湖SA(車中泊)6:15
7:00美濃戸口(八ヶ岳山荘)7:30
8:33美濃戸登山口(赤岳山荘)(小休止)8:45
8:53美濃戸山荘
8:54北沢・南沢分岐
9:44(小休止)9:57
10:32中間点道標
11:06(小休止)11:16
11:31白河原
12:09行者小屋
やっぱり、山っていいね!
赤岳(行者小屋)(南沢ルート)
標高差848m
登り 4時間39分(うち休憩時間 35分)
出会った人 30人ぐらい 出会った動物 なし
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文殊山に大きな被害を与えた台風21号が過ぎたと思ったら、
今週は台風22号が日本に接近。
本州に最接近するのは29日(日)のようで、この週末はなんとかもちそうな様子。
貰った連休でどこに行こうか迷った末、この山へ。
赤岳(八ヶ岳)

長野県と山梨県に跨る南北約30㎞にも及ぶ山塊で、日本百名山。
八ヶ岳という峰は存在せず、夏沢峠以南の南八ヶ岳と以北の北八ヶ岳の総称。
赤岳(2899m)は南八ヶ岳に属し、八ヶ岳連峰の最高峰。
山々が多く連なる様子から、”たくさん”という意味の”八”が当てられたという説が有力で、富士山と背比べをして勝利したが、富士山に蹴り飛ばされて八つの峰になったという伝説も有名。
赤岳への登山ルートはいくつかあるが、最もポピュラーなのが茅野市の美濃戸。
山頂までは距離約6㎞、標高差約1200mで、日帰りされる健脚な方も多いが、
亀足の私はもちろん1泊2日の行程で以下のように計画。
1日目(10/27) | ||||||
7:00 美濃戸口 7:30 | → | 8:30 美濃戸 8:40 | → (南沢) | 12:00 行者小屋 12:30 | → (文三郎尾根) | 15:30 赤岳山頂 15:50 |
→ | 16:20 赤岳天望荘 (小屋泊) | |||||
2日目(10/28) | ||||||
6:30 赤岳天望荘 | → | 8:00 横岳 8:10 | → | 9:00 大ダルミ 9:10 | → | 9:40 硫黄岳 10:00 |
→ | 10:20 赤岩ノ頭 | → | 11:50 赤岳鉱泉 12:20 | → (北沢) | 13:30 堰堤広場 13:40 | → (北沢) |
14:30 美濃戸 14:40 | → | 15:40 美濃戸口 |
※亀足を考慮し、原則標準CTの約1.5倍のタイムで設定。
初日は美濃戸から南沢経由で行者小屋に向かい、文三郎尾根から赤岳山頂へ。
赤岳と横岳の鞍部にある赤岳天望荘で1泊。
標準CT5時間40分のところ、休憩を含めて9時間の超亀足バージョン。
2日目は単純に降りるのはもったいないので、横岳(2829m)、硫黄岳(2760m)と稜線を縦走して赤岳鉱泉に降り、北沢経由で美濃戸に戻るプラン。
こちらも標準CT6時間のところ、9時間の計画なのでなんとかなりそう。
肝心のお天気もオールAの予報と万全の計画と思われたが、

夕方に再確認すると、28日が登山指数Cに悪化。

やっぱり、台風の影響が早まったか・・・
2日目は天候具合で変更することも視野に入れ、自宅を出発する(22:00)
なお出発が遅くなったのは、お気に入りのドクターXを観ていたため(笑)
R158で一路岐阜県に向かっていると、九頭竜湖付近で前方を走る黒い塊。
カモシカか?と思ってハイビームにすると、なんと、クマ!!!
クマは道路脇にそれることなく、急にスピードダウン。
今流行りの嫌がらせ運転か? 仕方なく、対向車線からクマを追い抜く(笑)
0:40 中央道恵那峡SA

東海北陸道で高山から安房トンネル経由するつもりだったが、白鳥~飛騨清見が夜間全面通行止だったので、東海環状道経由の大回りを余儀なくされる。
2:05 中央道諏訪湖SA

ここで朝まで車中泊zzz
6時に起床。

放射冷却現象でかなり冷え込み、気温は氷点下近くまで低下。
諏訪湖一帯には濃い霧が立ち込めていた。
天気が良い兆しであり、前方にはこれから向かう八ヶ岳の山並み。

諏訪南ICで降りて、八ヶ岳ズームライン(ふるさと農道)で美濃戸方面へ。

なんか稜線が白いんですが・・・(汗)
別荘地銀座の県道484を走っていく。

7:00 八ヶ岳山荘(美濃戸口)(標高約1502m)

ここの駐車場(30台:1日500円)を利用。

実は約2.6㎞先の美濃戸まで車で通行可能だが、駐車場が1日1000円なのでパス(笑)
山荘で受付し、駐車券をフロントパネル付近に提示する。

なおすぐ下にある蓼科観光駐車場(120台:1日500円)も共同運営。
今回お世話になる赤岳天望荘は同じグループ経営。

自宅で作成してきた登山届を忘れずに提出。

今年八ヶ岳では山岳遭難が多発しており、既に6名が死亡。

自分の実力(体力・技術・経験など)に見合った無理のない山行計画が重要。
稜線が積雪、凍結しているそうなので、アイゼン、防寒着も入れて出発(7:30)

ワカンやヘルメット、飲用水、カップ麺なども車に常備されています(笑)
登山口のある美濃戸まで林道を歩いていく。

美濃戸口~美濃戸間は公道ではなく、隘路で路面の荒れた林道が続く。

深い轍がある箇所が多く、車で通行する場合は慎重に。

出発前に林道走行の動画を見たところ、かなりの悪路と判明。
私の車は車高が低く、以前ひどい目に遭った苦い想い出があるのでパス。
美濃戸口に駐車したのは決してケチなだけでなく、こういう訳があったんです(笑)
黄葉を愛でながらなだらかに登っていく。

急な部分は舗装されているが、路盤が割れていて車底を擦る恐れが大。

通行する場合はスピードを控えめにして、轍を外すなどの運転技術も必要。
小屋でご一緒になった方はここで車底を強打したらしい(笑)
これならなんとか行けたかな?

でも1時間の足慣らしと1000円節約できたから良しとしよう(笑)
時折後方から車が通行するので、路肩で止まってやり過ごす。

ようやく建物(やまのこ村)が見えてきた(8:31)

南八ヶ岳エリアは別名”小屋ヶ岳”と呼ばれるほど山小屋が多く、美濃戸だけでも3軒の山小屋がある。
8:33 赤岳山荘(美濃戸)(標高約1690m)

ここまで約1時間と計画通り。小屋の上に見えるのが最終駐車場(70台:1日1000円)
手前のやまのこ村の駐車場(70台)と合わせて最大140台駐車可能だが、ピーク時はすぐに満車になり、その場合は美濃戸口まで戻らないとならないのでご注意を。
気温は4℃と日陰にいるとかなり寒い。

水は小屋前で無料で補給可能。

ドーピング剤も忘れずに補給。

1人だけおられたソロの男性に話しかけると、彼も天望荘に宿泊するとのこと。

もっとも彼は健脚なようで、硫黄岳、横岳経由だそうだ。
8:45 美濃戸登山口(標高約1690m)

行者小屋までの標準CTは2時間10分だが、目標CTは3時間20分。
木製の橋を渡ってしばらく林道を登っていく。

なお一般車両は通行禁止(美濃戸山荘宿泊者除く)
8:53 美濃戸山荘(標高約1715m)

この先、行者小屋、赤岳鉱泉までトイレがないのでご注意を。
山荘のすぐ先で、北沢ルートと南沢ルートに分岐。

どちらに進んでも行者小屋に行けるが、最短ルートの南沢ルートへ。
分岐から1~2分進むと堰堤が現れ、ここで90度右に折れる。

標識はなく、この消えかかったペイントマークのみなので少し戸惑う。

序盤は苔むした岩が目立つシラビソやシラカバの林間をなだらかに登っていく。

鉄パイプ製の橋を渡って左岸へ。

この一帯はホテイラン(布袋蘭)の群生地だそうだ。

この方ではありません(笑)

ラン科の多年草で、環境省の絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。

5~6月が見頃だそうだ。
2つ目の橋を渡って右岸へ(9:17)

ここから一旦沢沿いを離れて斜面を高巻きしていく。

前方に砂防堰堤が見えてきた辺りから下山者とのすれ違いが増えてきた。

美濃戸から1時間経過したのでここで小休止(9:44)

再び沢沿いをよたよた登っていく。

ここから頻繁に沢を渡渉していく。

かつては橋がなかったようだが、しっかりした橋が架かっているので安全。

ありがとうございます。
途中見かけた道標(10:32)

美濃戸~行者小屋間の中間地点のようで、美濃戸まで40分となっているが、私は既に2時間近くかかっています(笑)
行者小屋まで合計7本の橋がかかっていた。

標高が上がるにつれ、足元には霜柱が目立ち始める。

昨日赤岳鉱泉に泊まった下山者の話では、今朝の最低気温は氷点下3℃だったそうだ。
次第に傾斜がキツくなってきて、ゴツゴツした岩が増えてきた。

登山道の脇には雪も。

直前を道を譲った3人組が休憩されていたので、私も小休止(11:06)

愛知県から来られた彼らも天望荘泊まりとのこと。
ドーピング剤を追加補充し、行者小屋まで残り1/3をがんばろう。

しばらく進むと傾斜が緩やかになる。

この付近は複数のトレースがあり、閑散期は目印のリボンを見落とさないように。
ここから登山道は林間を外れ、涸沢に出る。

ここが地図に載っている白河原という場所なのだろう。
突然視界が開け、前方に雄大な岩稜が広がる。

あれが横岳(2829m)かな?

横岳直下の迫力ある大岩塊は大同心、小同心と呼ばれ、クライミングの名所。

その形状が(同心)地蔵の姿に似ていることに由来するそうだ。
雲一つない青空に、薄らと冠雪した絶景にしばし感動。

登山道は一旦涸沢を外れ、再び林間へ(11:45)

路面にも積雪が目立つようになってくる。

再び涸沢に出ると行者小屋まではあと10分ほど。

八ヶ岳の主峰、赤岳(2899m)も見えてきた。

森林限界より上には積雪があり、アイゼンを持ってきて良かった。

本日の宿、赤岳天望荘もくっきりと望めた。

まだあそこまで登るのか・・・
12:09 行者小屋(標高約2350m)

美濃戸から3時間24分と目標CT(3h20m)通り。先ほど道を譲った方々も休憩されていた。
晩秋の赤岳 1泊2日ハイク 1日目その2につづく・・・
(ここまでの行程)
2:05諏訪湖SA(車中泊)6:15
7:00美濃戸口(八ヶ岳山荘)7:30
8:33美濃戸登山口(赤岳山荘)(小休止)8:45
8:53美濃戸山荘
8:54北沢・南沢分岐
9:44(小休止)9:57
10:32中間点道標
11:06(小休止)11:16
11:31白河原
12:09行者小屋
やっぱり、山っていいね!
赤岳(行者小屋)(南沢ルート)
標高差848m
登り 4時間39分(うち休憩時間 35分)
出会った人 30人ぐらい 出会った動物 なし
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