白山(2702m) 43回目
暦が代わって神無月10月。
今年の北アルプスを始めとする高山ハイクもそろそろ終了モード。
うん?待てよ…
毎年登っている白山に、今年はまだ登っていない(-_-;)

登山指数はオールAなので、白山登拝へ。
22:27 市ノ瀬ビジターセンター(標高約830m)

マイカー規制解除日なので通過。
22:39 別当出合特設駐車スペース

そこそこ駐車していたが、まだ十分空いていた。
5時前に起床。昨夜は13℃ほどまで気温が下がったようで結構寒かった。

ヘッデンを点けて登山口に向かう。
5:16 別当出合登山口(標高約1260m)

日の出(5:49)まではまだ30分ほどあるが、山際が薄っすら白み出していた。
OPP対策を行ない、ドーピング剤も摂取。

準備を済ませハイク開始(5:30)

前々回、室堂まで4時間44分(標準CT4時間)だったので、今回の目標CTは5時間。
観光新道は登山道整備のため、別当出合~別当坂分岐が通行止。

残念、久しぶりに観光新道で登ろうと思ってたのに(大ウソ)
仕方なく吊り橋を渡って砂防新道へ(笑)

序盤の難所、石階段をよたよた登っていく。

昨夜は肌寒かったが、思った以上に蒸し暑い。
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)

キク科アキノキリンソウ属の多年草。
6:23 中飯場(標高約1550m)

ハイク開始から53分(標準CT50分) ヘッデンとアウターを外すべく小休止していると、AMさんご夫妻が登ってこられた。「上で待ってるね」と言われるが、健脚で大汝峰に行かれるAMさんとお会いできる確率はかなり低いでしょう(笑)
ヒキオコシ(引起し)

シソ科ヤマハッカ属の多年草。
不動滝と甚之助谷砂防堰堤群。

1931(昭和6)年から百年近く続いている治山治水事業で、土木学会選奨土木遺産に認定されている。
ノコンギク(野紺菊)

キク科シオン属。この付近の主役だった。
7:21 別当覗(標高約1750m)

ここはスルー。
センジュガンピ(千手岩菲)

ナデシコ科センノウ属の多年草。
7:35 手取層群のれき岩

案内標識が全般的に新しくなっており、以前はなかった新たな標識も追加されていた。
手取層群は中期ジュラ紀から前期白亜紀にかけての非海成堆積地層群で、

我が福井県で多くの恐竜化石が産出されるのも、この手取層群(九頭竜亜層群)があるため。
8:08 高飯場(旧高飯場跡ベンチ)

甚之助直下の旧高飯場跡ベンチにも新たに標識が設置されていた。
8:12 甚之助避難小屋(標高約1975m)

ここまで2時間42分(標準CT2時間20分)と少し遅れ気味。
男前の別山(2399m)がクッキリ!

なお別山は奥の方の峰で、手前は前峰の御舎利山(2380m)
日本百名山の荒島岳(1523m)と日本三百名山の経ヶ岳(1625m)

大長山(1671m)の背後には、薄っすらだがホームの文殊山(365m)

向こうからもこちらが見えているだろう。
後半戦も頑張ろう!(8:31)

9:03 南竜分岐(標高約2100m)

エコーラインに進もうかと思ったが、黒ボコ岩方面へ。

ここから十二曲り下までは、なだらかにトラバースしていくボーナスタイム。

しじみチャーンス‼

通販番組のしじみ習慣(自然食研)のCMで流れるフレーズで、急登から解放された区間で、脳内でこの呪文を叫んでいる(笑)
ヤマハハコ(山母子)

キク科ヤマハハコ属の多年草。
チャンスタイムが終了し、十二曲りに差し掛かる(9:44)

ここにも新標識が設置されていた。
十二曲りとなっているが、個人的に数えると十三曲りなのだが…

10:09 黒ボコ岩(標高約2320m)

呪文を唱えたにもかかわらず、ここまで4時間39分(標準CT3時間30分)と遅れ、目標の5時間は絶望的(-_-;)
小休止後、弥陀ヶ原へ(10:21)

白山の主峰、御前峰(2702m)が眼前に聳える。

大チャーンス‼

テレビで見ない日はない通販情報番組のアイドル、中野珠子さんが追加おトク情報を発表する際に発する呪文で、これも脳内リフレインしている(笑)
ウラジロナナカマド(実)(裏白七竈)

バラ科ナナカマド属の落葉低木。
猛暑だったせいか、今年も葉が焼けて縮れていた。

10:30 五葉坂下(エコーライン合流点)(標高約2354m)

室堂への最後の難関が立ちはだかる。
10:59 白山室堂(標高約2450m)

タイムは5時間29分(標準CT4時間)と、呪文の効果もなく大ブレーキ。
息を整え、さて山頂に向か… チョッと待てよ?

現在の時刻は11時4分で、今から山頂へ往復すると、私の亀足だと最低でも1時間40分はかかる計算。
食堂の営業時間は11時~12時45分。

先に山頂に行くと、食べようと思ってたチャーシューメンにありつけない(-_-;)
という訳で、チャーシューメン(1,000円)を注文(笑)

食券は相変わらずチャーシュメンになっている(笑)
旨し!

この内容、ボリュームで1,000円はお値打ちです。
お腹を満たし、さぁ山頂に行くぞ!と思っているとガスが出てきた。

太腿直筋下部に少し痛みも感じるので、しばらく様子をみることに。
するとどんどん状況が悪化し、御前峰は全く見えなくなってしまった。

登頂中止決定! 残念だな、好天なら登頂しようと思っていたのに、このガスじゃ何も見えないし…(確信犯)
少しガスが取れたが見なかったことにしよう(笑)

また来年登ってきます!
登頂しないのは心残りだが、下山開始(12:10)

”K・H・K(下りは速い子)”だった頃は、道を譲るのはトレランや健脚の方だったが、

最近は普通の年配の方にもバックを取られ、道を譲らざるをえないほど遅くなってしまった(涙)
12:26 五葉坂下(エコーライン分岐点)(標高約2354m)

下りはエコーライン経由をチョイス。
大チャーン…

下りでは呪文を唱えても効きません(笑)
チングルマ(果穂)(珍車・稚児車)

バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木。
久しぶりにトンビ岩が望めた。

しばらくあのコースは通っていないので、来年歩いてみようかな?
振り返ると、ガスの切れた御前峰。

”降りると晴れる”の法則は健在(笑)
前方に南竜(南竜ヶ馬場)が見えてきた(12:39)

別山はすっかり雲に隠れてしまった。

13:03 南竜道合流点(標高約2100m)

ここで小休止。
斜面をトラバースしながら南竜道を進んでいく。

13:25 南竜分岐(標高約2100m)

すっかり雲の中にいるようだ。
13:43 甚之助避難小屋(標高約1975m)

山頂で食べるつもりだった行動食で栄養補給。

ここも雲の中で、別山は見えない。

14:50 中飯場(標高約1550m)

ここで最後の小休止。この区間は少しペースが上がり、何組か抜き去る。
15:16 登り・下り専用路分岐上部

下りは右の専用路へ。
ハクサントリカブト(白山鳥兜)

キンポウゲ科トリカブト属のの多年草。猛毒植物。
15:33 別当出合登山口(標高約1260m)

下りは3時間23分(標準CT3時間20分) 山頂に行ってたら、日没(17:37)後だったろうから良しとしよう。
別当出合の自販機でコーラを飲もうとしたら、全部売切だった。

代わりに泡の出る麦茶(ノンアルビア)にしました(笑)
☆今日歩いたコース☆ (クリックすると拡大します)

☆この日の行程☆
22:39別当出合特設駐車スペース4:52
5:16別当出合登山口5:30
6:23中飯場(小休止)6:35
7:09別当覗
8:12甚之助避難小屋(中休止)8:31
9:03南竜分岐
10:09黒ボコ岩(小休止)10:20
10:30五葉坂下(エコーライン合流点)
10:59白山室堂(昼食・大休止)12:10
12:26五葉坂下(エコーライン分岐点)
13:03南竜道合流点(小休止)13:13
13:25南竜分岐
13:43甚之助避難小屋(小休止)14:01
14:50中飯場(小休止)14:59
15:33別当出合登山口
やっぱり、山っていいね!
白山(白山室堂)(砂防新道・エコーライン・南竜道)
累積標高差1250m
登り 5時間29分、下り 3時間23分、TOTAL 10時間3分
今年1回目、通算43回目
出会った人 150人ぐらい(AMさんご夫妻他) 出会った動物 なし
2024年:41座目
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