丹波岳(290m) 2回目
今日も三密を避けて、ひと気の少なそうな山で身体を動かそう。
候補は複数あるが、先日大正寺コースで登った際に気になったこの山へ。
丹波岳

文殊山から稜線続きで南東側にある山で、6年前に一度登頂済。
大N翁が整備された所謂大N新道で榎坂峠から登ったのだが、当時序盤の激登にはロープやステップなどはなく、登山道というより”崖登り”という表現が相応しいコースだった(笑)
未完成らしいが、最近激登箇所の整備が行われており、偵察を兼ねて登ってみることに。
実質的な登山口の榎坂峠へは、文殊山登山コースの西袋コース(福井市側)か大正寺コース(鯖江市側)からのアクセスとなるが、今回は前者の西袋コースをチョイス。
12:00 榎坂トンネル付近路肩(西袋コース駐車場)

軽トラとワゴン車が停まっていたが、どうやら近くで行っている工事関係者のようだ。
12:03 文殊山西袋コース(林道経由)登山口(標高約50m)

6年前は榎坂峠から57分だったので、今日の目標CTは1時間20分に設定。
このコース、ハイカーに出会うのは稀だが、イノシシやクマといった獣との遭遇率が高いので、クマ鈴に加えてラジオも携帯。
また一部ぬかるんでいる場所もありそうなので、スパイク長靴をチョイス。
まずは榎坂峠に向けて林道を登っていく。

シャガ(射干)

アヤメ科アヤメ属の多年草。不稔性の三倍体で実は結ばず、各個体は全て同一の遺伝子を持ったクローンとされる。
ムラサキケマン(紫華鬘)

ケシ科キケマン属の越年草。数枚撮ったんですが、全部ピンボケでこれが一番マシでした(笑)
進むにつれどんどん傾斜がキツくなり、ふくらはぎが悲鳴をあげてくる。

12:10 旧林道終点

以前はこの先から左手に進みつづら折れに登っていたが、林道が広げられていたので直進。
所々に丸太が埋められていた。

重機の滑り止めのためなのかな?
キランソウ(金瘡小草)

シソ科キランソウ属の多年草。
12:19 御題目岩分岐

榎坂峠へは左へ。
完全復旧は厳しいと思っていた倒木はすっかり撤去されていた。

2年前の惨状から比べると、すごい変わり様。
このコース、一段とキツくなった感じ(汗)

撤去した倒木(廃材)を利用したステップ。

ありがとうございます。
ニリンソウ(二輪草)

キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
タチツボスミレ(立坪菫)

スミレ科スミレ属の多年草。
12:26 榎坂峠(丹波岳登山口)(標高約175m)

ここまで23分。
整備中の登山道から丹波岳に向かう。

これらの丸太や杭が、揚げ活のボランティアの方々が運ばれたモノ。
お手伝いできずスミマセン。
以前のルート(旧大N新道)は平均勾配率45%の激登を直登していたが、

新ルートはつづら折れに登っていく。
つづら折れが終わると少し勾配が緩くなる(12:37)

ステップが切ってあったが、倒木などもありこの先は未整備のようだ。

予想通り、かなりぬかるんで長靴でも往生する箇所もあったので、スパッツ等は必須。
12:44 小ピーク(標高約260m)

ここからはなだらかな稜線歩きとなる。

朝倉TRAIL RUNのコースにもなってるようだ。

距離約22km、累積標高差約1800mを、制限時間4時間30分で駆け抜けるらしい。
イカリソウ(碇草)

メギ科イカリソウ属 の多年草。
イノシシくんの大浴場(沼田場)は半分以上埋まってしまい、最近は使われていない感じ。

引越ししたのかな?
見覚えのある竹林が見えてきた(12:53)

12:54 広野山・丹波岳分岐(観音ヶ岳)(標高約275m)

直進すると6年前に登った広野山(319m)を経由して三峯城山(404m)、砥山(465m)に至る。
丹波岳へは右(南)に進む。

標識や看板等はないのでご注意を。
12:58 小ピーク(標高約275m)

時折ドドドド…という音が聴こえてくる。

多分ヤマドリのドラミング(ホロ打ち)だと思うが、誰もいない山中だと結構不気味。
あれが山頂でないのは学習済。

13:04 小ピーク(標高約277m)

小ピークから鞍部に向かって20mほど下っていく。

鞍部付近には台風による倒木が多く、少し歩きづらい。

鞍部からの登り返しは相変わらず堪える。

山頂周辺には山城の曲輪跡や堀切跡が残っている。

堀切跡

13:17 丹波岳山頂(標高290m)

タイムは1時間14分(榎坂峠から51分)で目標クリア。もちろん誰もいなかった。
新たに山名表示板が設置されていた。

眺めは相変わらず良くなく、かろうじて文殊山が望めるぐらい。

今日の一杯は、和ラー 北海道札幌スープカレー風。

まいやん(白石麻衣)から告られました。♥。・゚♡゚・。♥。・゚♡゚・。♥。

長居せず下山開始(13:44)

鞍部への下りは路面が滑りやすく、ロープ等はないので要注意。

登り返した先の小ピーク(277m)で、尾根が2方向に伸びているので道迷いに注意!

14:06 広野山・丹波岳分岐(観音ヶ岳)(標高約275m)

今年はタケノコも掘り返されておらず、やはりイノシシくんは引越したのかも?

サワハコベ(沢繁縷)

ナデシコ科ハコベ属の多年草。別名ツルハコベ。
榎坂峠への下りも滑り易いので注意。

まだ整備途中なので、つづら折れ箇所も慎重に下っていく。

14:26 榎坂峠(標高約175m)

丹波岳から42分。車を停めた西袋コースへ。
ウマノアシガタ(馬の足形)

キンポウゲ科キンポウゲ属の野草で有毒。
ヒメリュウキンカ(姫立金花)

キンポウゲ科で、リュウキンカ属ではなく、キンポウゲ属の多年草。ヨーロッパ原産で、日本には園芸種としてもたらされ野生化した帰化植物。
NeNeさんからご教授いただきました。ありがとうございます。
14:38 文殊山西袋コース(林道経由)登山口(標高約50m)

下りは54分。結局、誰とも出会わなかった。
やっぱり、山っていいね!
丹波岳(290m)
標高差240m
登り 1時間14分、下り 54分、TOTAL 2時間35分
今年1回目・通算2回目
出会った人 なし 出会った動物 なし
2020年:25座目
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