よしなしごと

以前、アメリカの人気ドラマLOST 1st seasonの記事を書きました。（記事はこちら。）今回はTSUTAYAで準新作・旧作ドラマ半額キャンペーンをやっていたので、LOST 2nd seasonを借りて来ました。 　前回、謎の島でハッチを見つけ、なんとか開けたところで終わってしまったシーズン１ですから、続きが気になります。（続きが気になっていると言っている割には半年以上も経っていますが・・・。）

●ストーリー（ネタバレもろあり）

　飛行機が墜落し、奇跡的に助かったジャックら一行。救助がなかなか来ない彼らはサバイバル生活を送っていた。そんな島での生活の中でジョンは人工的なハッチを見つける。しかしなかなかそのハッチを開けられないジョンだったが、ダイナマイトを入手し、入り口を吹っ飛ばすことに成功した。（前作あらすじ）

　ハッチは地下深くに続いていた。ジャックはこのハッチに生存者を避難させる計画だったが、全員を長いはしごで避難させることはすぐには無理だと悟り、ビーチに戻った。しかしジョンはジャックに背いてロープを下ろしてハッチの中に入っていく。ハッチの中には人間がいた。ジョンと彼が心配で後を追ったケイトは、ハッチの住人につかまってしまう。
　ハッチの中にはシャワーやレコード、洗濯機、さらに豊富な食料があった。そんなハッチに住んでいたのはデズモンド。彼は3年間、コンピュータに数字を入力していた。108分ごとに入力しないと世界が破滅すると言う。しかし、逃げだそうとしたケイトとデズモンドが争う弾みでコンピュータが壊れてしまう。「世界が破滅する。」と逃げていくデズモンド。ジョンらはサイードを呼びコンピュータを修理する。そして彼らは交代で数字を打ち込むことにする。

　一方、筏を造って脱出を試みたジン、ソーヤ、マイケル、ウォルトだったが、ボートで追いかけてきた何者かにウォルトをさらわれてしまう。しかもソーヤは銃で撃たれてしまう。筏は大破し、筏の破片に捕まって島に戻るソーヤとマイケル。しかしジンとは離れてしまい、さらにソーヤの怪我から流れ出す血でサメに追われる羽目になってしまう。
　なんとか浜に戻ったソーヤとマイケルの前に現れたのは手を縛られ何者かから逃げるジンだった。しかし3人とも何者かに捕まり、穴に閉じこめられる。彼らのリーダーはアナルシア。なんと同じ飛行機に乗っていた乗客だった。ソーヤ達は飛行機の前に、アナルシア達は真っ二つになった飛行機の後方に乗っていたのだ。
　和解した彼らはジャックらのいるビーチに向かうことにする。しかしその間で「奴ら」の襲撃に遭い、一人連れ去られてしまう。雨の降るジャングルの中でアナルシアの前に突然人が現れる。奴らと勘違いしたアナルシアはそいつを銃で撃ち殺してしまう。銃声を聞いて出てきたもう一人、サイードだった。殺されたのはサイードが愛するシャノンだった。
　混乱したアナルシアはサイードを木に縛る。アナルシア達と行動を共にしてきたエコーはアナルシアの命令を無視して、怪我で気を失っているソーヤをかつぎビーチに向かう。ジャックやケイトの看病で命を取り留めたソーヤ。
　シャノンの一件は事故だったと、サイードやジャックもアナルシアを許す。アナルシアやエコーらもビーチで一緒に暮らすことになった。

　ある日マイケルはジョンとジャックをハッチ武器庫に閉じこめジャングルに向かう。ウォルトを取り戻すためだ。ソーヤに助けられた二人とソーヤはマイケルを追うが、ウォルトを誘拐しソーヤを撃った男に囲まれる。人質となっていたケイトが連れてこられ、形勢が不利だと悟った4人はビーチに引き返していく。

　サイードのもとにルソーが戻ってきた。彼女はジャングルで罠にかかったという男を連れてきたのだ。彼の名はヘンリー。ルソーはそいつを奴らの仲間だと言い、サイードに引き渡す。ヘンリーの話では気球で太平洋を横断しているときにこの島に不時着したのだという。一方サイードはヘンリーを奴らの仲間だと信じ、拷問をする。拷問には口を閉ざしていたヘンリーだったが、サイードらは彼の言う気球にヘンリーの死体があるのを見つけた。そうサイードの言うとおりヘンリーは奴らの仲間だったのだ。
　そんな中、マイケルが戻ってきた。しかし彼はアナルシアの持っていた銃を奪い、その銃でアナルシアを射殺する。そこにやってきたリビーも殺し、自分の肩を撃ってヘンリーと名乗るその男を逃がしてしまう。何も知らないジョンとエコーはその男を追いに出かける。しかし足跡を見つけられない彼らは夢の啓示にしたがって麻薬密輸のセスナのところにやってくる。そのセスナの下にもう1つのハッチを見つける。パールと呼ばれるハッチにはモニタがあり、そこにはジャックの姿が映っていた。別のハッチを監視するための場所だったのだ。そしてその中でオリエンテーションと呼ばれるビデオを見つけ驚愕する。108分ごとに数字を打ち込むのは心理テストで、そのテストを逐一モニターするという内容だったのだ。今まで数字にとりつかれていたジョンはショックを受ける。逆にエコーは数字を打ち込むのは運命でやめてはいけないという。もう数字を入力しないというジョンに変わってエコーが数字にとりつかれた。

　アナルシアとリビーの葬儀をしているとき、一隻のボートがやってくる。その中にいたのはハッチに住んでいたデズモンドだった。ボートで逃げたがまた島に流されてきてしまったのだ。デズモンドとジョンは数字を打ち込ませないようにエコーをハッチから追い出し、防火扉を締めて籠城する。

　一方、マイケルはジャックらにウォルトを助けに行くように求める。私も行くというサイードに「嬉しいけれど自分のやり方でやりたい」と断るマイケル。しかしサイードはマイケルに不信感を抱く。おそらく奴らと取引をしているとジャックにサイードは教える。何も知らないふりをしてジャック、マイケル、ハリー、ソーヤ、ケイトの５人はウォルトを助けるために奴らの基地に向かう。一方サイードはボートに乗り彼らの基地に先回りをする。
　しかしジャックらは奴らに捕まってしまう。

　ジョンがカウンタを見ると108分からのカウントダウンが０になっている。けたたましく鳴り響くアラーム。それでもジョンは数字を打ち込もうとしない。それどころか数字を打ち込もうとするデズモンドの横からコンピュータを壊してしまう。しかしそこに異変が現れた。地面が揺れ動き、金属という金属が引き寄せられていく。
　あの日もデズモンドは外に出ていて108分経ってもに数字を入力できなかったのだ。その時も同じように金属が引き込まれていった。そして大きな音がした。そう飛行機が墜落する音。オーシャンズ航空815便が墜落したのはこれが原因だったのだ。
　デズモンドはシステムを停止する鍵があることを思い出し、システムを停止させようとする。その時すごい音がし、空が明るくなるほどの閃光が走った。

　その頃、マイケルは約束通りウォルトを帰してもらいボートで出港する。捕まっているジャックらを横目で見ながら。

●感想、思ったこと（ネタバレちょっとあり）

　シーズン１は、何が何だかわからずにストーリーが進んでいく意味不明なサバイバルアドベンチャーという感じで、極端に言えば俺のストーリーを味わえ!と言うようなちょっと強引と言うか押しつけがましい感じがしました。そしてアメリカンドラマの一番嫌いな点、シーズンの終わりになっても全然見終わった感じがしないところが思いっきり出ていました。ハッチが開くところでおしまいなんて、中途半端きわまりない。（中途半端なところで終わらせるのはクリフハンガーという手法だそうです。）
　シーズン２になって、数多く残されていた謎が徐々にわかるようになり、ストーリーの中に入り込めるようになってきました。と言うところが評価できるところでしょうか。そして飛行機がなぜ墜落したのかという最大の謎が解明されます。まだまだ謎が多く、続きが気になるところが多いですが、最大の謎が解明されただけあって、アメリカンドラマではほとんどない見終わった達成感がちょっとあってすっきりした感じで見終わることができました。

　実はセカンドシーズンはアナルシアが主人公で、ジャックはほとんど出てこない予定だったんですって。でも主人公ジャック（マシュー・フォックス）の人気がすごく出たこと、中途半端なところで終わっていることから急遽計画を変更し、セカンドシーズンもファーストシーズンの続きになったとか。僕的にはやっぱり今の構成のが良かったと思います。

　サードシーズンはAXNで放送中ですが、見られない僕はレンタルされるのが待ち遠しいです。でもまだ予定は未定のようです。（秋頃という予想だそうです。）残念。。。そしてシーズン４もあるようで、どこまで続くのか・・・？!

観て良かった度：●●●●●　ちょっとおまけ

• LOST公式サイト
  
• LOST シーズン1 DVD Complete Box
  
• LOST シーズン2 DVD Complete Box
  
• LOST シーズン3 DVD Complete Box(アメリカ・カナダ向け製品です。それ以外の国では再生できない場合があります。PCでの再生にはリージョンコードを変更できる再生ソフトが必要です。日本語字幕吹き替えはたぶんありません。2007/12/11発売予定です。)
  
• LOST(文庫)
  
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