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ルー・リードがなぜかWeb 2.0サミットに登場して偏屈オヤジぶりをいかんなく発揮

chic さんに振られてしまったが、ワタシも Lou Reed が Web 2.0 カンファレンス改め Web 2.0 サミットに登場したことについては、Boing Boing のエントリで知って何じゃそりゃと思っただけで済ませていた。

そもそも今回ルー親父が登場したのは AOL の CEO である Jonathan Miller の引きだったらしいが、二人のつながりが「太極拳仲間」というのが何か笑える。

しかし、chic さんが紹介している SFGate の Web 2.0 Walks on the Wild Side や Justinsomania の Lou Reed 2.0 を読むと、ちゃんと音を聴かない客に「お前ら駄弁っててもいいけど、俺は20分しか演んねぇぞ」と言い放つは、嫌がらせのように音量を上げて体調最悪のティム・オライリーを発狂状態に追い込むは(ちょっとウソ)、アンコールを10分以上待たせておいてやらないはとなかなか極悪なものだったようだ。

大体、いきなり『Magic And Loss』のオープニングという地味な曲から始める(動画を見ると心底楽しくなさそう)意地の悪さは、雨に濡れた大観衆を凍らせた数年前のフジロックでもおなじみだが、きっとこの人最後の "Sweet Jane" も、ファンサービスというより「お前ら、これぐらいしか知らんだろ」と冷笑を浮かべながらの演奏だったに違いない。ホントこの人のロクデナシぶりは変わらんな。最高だ。

さて、今回の Web 2.0 サミットは全般的にエッジが失われてしまっていたという評価をいくつか見かけた。Ben Metcalfe のようにルー親父のステージを今年の Web 2.0 サミットの象徴のようにとらえる声があったくらいで、詳しくは Read/WriteWeb のまとめあたりを参照くだされ。そりゃメジャーになればそうなっても不思議はない。

[追記]:Tim O'Reilly は Correction: Just Having Fun と抗弁している。

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