Mind Palaceがない代わりに

ミュージカル観劇レポの保管庫です

2021年の亡霊に憑りつかれた『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』太田・牧島ペア 11/9 M 感想(半分エッセイ?)

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2021年に田代万里生&平方元基ペアでsomlに出会い、そこからずっとひらまりペアの亡霊を追いかけてきました。そして、ついに2人のいない日本版somlがやってきました。

この作品は、私にはパーソナルな作品なのでこの記事はほとんどエッセイになります。

作品・公演概要

The Story of My Life

音楽・詞: Neil Bartram(ニール・バートラム)
脚本: Brian Hill(ブライアン・ヒル)
初演: 2006年 トロント
         2009年 ブロードウェイ
         2010年 ソウル
         2019年 東京
         2024年 オフ・ウエストエンド

The Story of My Life (Original Broadway Cast Recording)

The Story of My Life (Original Broadway Cast Recording)

 

ミュージカル『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』

劇場: よみうり大手町ホール
演出: 高橋正徳
翻訳・訳詞: 保科由里子

日本での上演は3度目

 

キャスト

アルヴィン: 太田基裕
トーマス: 牧島輝

 

somlと私

私のsomlは2021年の田代・平方ペア(兄ペア)からでした。そのときは兄ペアに振り切ったので太田・牧島ペア(弟ペア)は見ていません。今回が初めての観劇です。

▪︎3Dすぎて記憶がない『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』12/14 S 感想

▪︎ somlの1週間煮込み (次回観劇までの期間に考えたこと置き場)

▪︎ 分析が楽しすぎてやめられない『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』12/21 M 感想

▪︎ 再演はこれで終わり?『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』12/25 M 感想

そして、2023年には韓国でsomlを3ペア見ました。

韓国でsomlを上演すると聞き「絶対に見る」とは決めたものの、ひらまりペアが心に強烈に焼きついたままで「違うペアのsomlを楽しめるのか」という不安もありました。

でもそんなのは全くの杞憂で、新たなペアとの出会いを通して、作品の今まで見えていなかった側面が見えてきて(そしてもちろん情緒もめちゃくちゃにされて)とても楽しかったです。

感想を書くのをサボった結果1ペア分(チャンヨントム&ジェボムアル)しか正確な感想が残っていませんが・・・。

▪︎ 【🇰🇷韓国観劇記3-1】『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』12/15 M 感想&演出のレポ(日本版との比較も)

さて、なんでこんなことを長々と書いたかというと、今回の観劇で私は「ひらまりペアの亡霊」もっと言えば「平方トムの亡霊」に完全に囚われてしまったからです。

純粋に初めて出会うペアのsomlを楽しみたいと心から思っているのに、勝手に記憶の引き出しが次々に開いてしまうんです。

 

感想

なぜかここのところ(今年度に入ってから?)音源にも触れていなかったので、久しぶりにsomlという作品に向き合えて、まずはとても嬉しかったです。クラリネットの温かい前奏が心に沁みました。

そしてバートラムの音楽の優しさに改めて包まれて、そのままふわふわとした心のまま流されそうになったものの、太田アル&牧島トムは見ていけば見ていくほど「ほろ苦くあっさりしている」ペアだと感じました。

太田アルは「人間味」が強い。これは確実に私が感じた「辛さ」の元の1つだと思います。もちろん衣装の効果も大きくて、ピンクのひらひら天使衣装に慣らされた私にはまだ、シャツにズボン姿のアルヴィンは新鮮です。

エネルギーの塊でキャラクター色が強かった万里生アルは置いておいて、韓国で見てきた3人のアルヴィンたちも衣装はナチュラルながら「天才博士ちゃん」「変化球ウザ絡み魔人」「優しさの塊ワンコ」といった具合でなかなかにハッキリした性格をしていました。

対して、太田アルは日々の暮らし、なんでもない毎日が見えてきそうなくらい「人間的」でした。

これは特有のものなんだろうと思います。アルヴィンという人間が慎ましくも確かに生きていたんだと思わせるリアリティがあり、そして「今はもういない」ことによる喪失感もどこか緩やかに思えました。

喪失はほろ苦く胸に引っかかるけれど世界は回り続けて、1人分ぽっかり空いた穴も時間とともにいつのまにか埋まっていく。でも確かに私たちの世界のどこかに生きていた、そんな感覚になるアルヴィンでした。

(somlの感想を書くのはやはり格別難しいですね。。。心で捉えたちょっとした感覚に似通った言葉を頭の中にある少ない語彙を拾い集めてなんとか繋げていかないといけないので。既にめげそう)

こうして公演のことを思い返しながら感想を書こうとして不思議に思うのは、あんなに真剣に客席から見ていた太田アルの輪郭がどんどんぼやけていくこと。

太田さん(以下、もっくん)のことをよく知らない私(本当に役としての姿以外をあまり見たことがない。グリブラ「2.5次元ミステリアスの極意」回くらいしか)ですが、なんとなく落ち着いた人柄のイメージがあります。そんなもっくんのアルヴィンがどんな風にはしゃいでいたのか、どんどん頭から抜け落ちていって掴めなくなっていきます。

思い出すのは「微笑み」ばかり。温かくも冷たくも、安心したようにも悲しそうにもトムを責めているようにも見える、複雑な心の内を柔らかくぼやかしたような微笑み。たった今、気がつきましたが太田アルはモナリザなのかもしれません。「この瞬間、覚えてない」と言う牧島トムの心に浮かぶのも、あの微笑みなのではないでしょうか。

誤解のないように書きますが、決して太田アルの幼少期の芝居が薄いとかそういうことではありません。太田アルの「掴めなさ」は、内面の複雑さと微細なニュアンスから来るものだと思います。空っぽで掴めないとは違うものです。

そんなわけで底知れないアルヴィンではあったのですが、トムに対しての気持ちの向け方も結構あっさりだったように思います。

愛情深いのは間違いないものの賢さゆえの自己完結型で、本心をトムにぶつけたいとは全く思っていなさそうでした。その点、冒頭の「僕の頭の中は見たくないでしょ」という台詞がとてもしっくりきます。

You're Amazing, Tomの首のキレが恐ろしかったりはしたものの、時々飛び出す棘のある言葉にもトムを動揺させたり困らせたりする意図はないように思います。ある程度の諦めを感じるというか。。。それはそうと「帰省」の「つまらない男になったな」だけ、突然アルヴィンが言わなさそうな不思議な響きで可笑しくて笑ってしまいそうになりました。

あと、独立記念日の「び~」でジャケットをバタバタとするアルヴィン、あれはスーパーマンのイメージだったのですね。突然「ハッ」と理解して「作家の立ち往生」の意味に気が付いたトムの気持ちになりました。アルヴィンに「今更?」って言われてしまう笑笑

 

そして私がこのペアを「あっさりしている」と思った大きな理由の1つなのですが、「牧島トムの太田アルへの愛、少なくないですか?足りなくないですか?」。。。この物語はアルからとトムからの愛(どんな形であれ)が釣り合っていないとこんなにも寂しい物語になるんだな、と思い知らされました。

というのも牧島トムはかなり自分のことしか考えていない人間に見えたんですよ。これは私が後列からオペラグラスを使って作品を眺めていて、微細な表情を掴み切れていないことにも理由はあると思うのですが、少なくとも歌声や台詞の端々には、彼なりのアルヴィンへの気持ち、共に過ごした日々への気持ち、みたいなものがあまり感じられず。。。そして私には牧島トムという人間がよくわからないのでした。

今まで見てきたペアに随分と甘やかされてきたのかもしれない・・・と思いつつ、私は一種の「呪い」の話でもあるこの物語が、雪の中の天使の魔法で温かく甘い味わいになっているところが好きなので、その点では満たされなさも感じました。幼少期牧トムのちょっと「ポヤっと」した表情の使い方とかは好きだったんですけどね。

 

そして歌声への気持ちの乗せ方の部分で、平方トムの亡霊が出てくるんですよね。SNSでも割と言われている通り、牧島さん(以下、マキシマム)は平方さんと声質的に被ってくる部分があります。音色の柔らかさとか低音にかけての響きとか。

ただ、聴いてみると歌声そのものが似ているわけではなくて、恐らく「平方トムイズム」な歌い方になっているのではないかと。特定の音の出し方、繋げ方、張り方に反応して次々に開く頭の中の引き出し。観劇している私の後ろに平方トムが立っていて、牧島トムの上から歌声を被せてくるような状況になってきます。

そうなると平方トムの歌声がもたらす感情の波に心が流されて行ってしまって、余計に牧島トムのことがわからなくなる、というわけです。

牧島トムは音が外れるということはないのですが、音域がギリギリなようで高音やロングトーンになると歌うのに必死になってしまっている感じもありました。歌にもっと余裕が出て、歌う+αの表現がもっと見られたら良かったかも、と思ったり、私が真っ新な状態でこの作品を見られたら、牧島トムのお芝居ももっと楽しめたのかな、とちょっとした罪悪感もあったりはしました。

ちなみに太田アルもおそらく音域自体はギリギリなのかな、と感じましたがお芝居の強弱と歌の中の苦手・得意な箇所を合わせて補う形になっていて(かつ、絶対に必要な音は気合で出す、みたいな)「上手いな」と思いました。

技術的には、やはり大劇場を歌で制圧できる長男ペアの伸びやかな歌声とそこに乗せる感情の色が恋しくなります。

色々と書きましたが、音楽と感情の波に誘われて見えなくなってきていたsomlという作品を俯瞰して見られて、改めて作品の緻密さを感じてとても楽しい公演でした。

 

ひらまりペアと冬眠...とはならなかった

そんなこんなで終演後の私は「私の日本版somlはひらまりペアと共に眠る...😌」などと考えていたのでした。

しかしSNSで「長男ペアの亡霊は三男ペアで成仏できるかも」という投稿を発見。山崎&小野塚ペアを見てみるべきかもしれないと思い、急遽観劇を決めました。

そのときの話はまた改めて。

 

 

 

【🇺🇸BW観劇記2-1】妖怪ホラー×コメディなジェイミー・ロイド版『SUNSET BLVD.』 10/10 S 感想

2023年にロンドンでジェイミー・ロイド演出の『サンセット大通り』をやると知ったとき、見に行きたくて仕方がなかったものの、前年にロンドンへ行っていたことや他の場所への旅行が決まっていたこともあり断念。

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ロイド=ウェバー作品が好きで、サンセットも音楽を聴き込んでいるのに、そもそも実際の上演を見る機会がないという状況が辛かったわけですが、この度ブロードウェイで念願の『サンセット大通り』を、それもジェイミー・ロイド演出版で、見ることが叶いました🙌

この過激で血塗れのプロダクションは、まさかのレベルの「初見殺し」でした😂 原作になった1950年の映画とミュージカルのスクリプト×音源に触れていたので私は楽しめましたが、『サンセット大通り』を全く知らないという方は何かで予習しておくことをおすすめします。ナンバー・場面のカットも非常に多く、おそらく『サンセット大通り』の物語を観客がわかっていることを前提に作っています。

作品・公演概要

Sunset Boulevard

原作: Sunset Boulevard(1950年公開アメリカ映画『サンセット大通り』)
音楽: Andrew Lloyd Webber(アンドリュー・ロイド=ウェバー)
脚本・詞: Don Black(ドン・ブラック)& Christopher Hampton(クリストファー・ハンプトン)
初演: 1993年 ウエストエンド
         1994年 ブロードウェイ
         2012年 東京

Sunset Boulevard (Remastered 2007)

Sunset Boulevard (Remastered 2007)

 

SUNSET BLVD.  プレビュー公演

演出: Jamie Lloyd(ジェイミー・ロイド)
劇場: St. James Theatre(セント・ジェームズ劇場)
オープン日: 2024年10月22日

2023年のロンドン第3リバイバル公演のブロードウェイトランファーver.

 

キャスト

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ノーマ・デズモンド: Nicole Scherzinger(ニコール・シャージンガー)
ジョー・ギリス: Jimin Moon(U/S)
ベティ・シェイファー: Grace Hodgett Young( グレース・ホジェット・ヤング)
マックス・フォン・マイヤリング: David Thaxton(デイヴィッド・サクストン)
アーティ/アンサンブル: Diego Andres Rodriguez

+15人

 

チケット購入までのあれこれ

数ヶ月前にサイトで見たときに残席にまだ余裕がありそうだったので、その後も思い出した時にちょくちょくチェックして、最終的には観劇5日前にSUNSET BLVD.の公式サイトから買いました。

観劇2〜1日前でもまだ残席はありましたが、BWでは当日になると一気に売れて、一気に残席の値段が跳ね上がり始める傾向があるので(多分)、いいタイミングで買ったと思います!

1階(Orchestra)の中盤端・後方と2階(Mezzanine)で席は迷ったものの、舞台写真を見て大きなスクリーンを使った演出があることを知っていたので、見切れ防ぐべく2階席を取ることに。

2階の下手側、前が通路の席で頭被りも少ないだろうと踏んで、99ドルの席を取りました。

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感想

予想外の「飛び道具」演出だらけ

舞台の中央に置かれた遺体袋。袋の口を内側から開けてジョー・ギリスが語りかけてくる。もうこれだけで悲鳴を上げそうでした。やっと、サンセットを見られる。

ほとんど素舞台に近い真っさらな空間に、袖にも設置された強烈な照明とスモークを使ったミニマルながらも華やかなステージング、会話の相手ではなく客席を向いて台詞を放つ役者たちに、とても「ジェイミー・ロイドっぽさ」を感じていました。私はNTLの『シラノ・ド・ベルジュラック』(Cyrano de Bergerac)しか見たことがないですけどね。

 

手持ちカメラ×巨大スクリーンで映画の世界に

冒頭はその「っぽさ」を超えるものはなかったのですが、On the Roadまできてメインテーマが流れる中、ギリスが舞台上を写す手持ちカメラをハンドルのように握って動かして、自分の顔をデカデカと巨大スクリーンに映し出し、それが運転中のギリスの表情を写す車載カメラになったところで完全にノックアウトでした。

しかもスクリーンのギリスの映像の上にはクレジットタイトルが被さってきて、客席はもう大盛り上がり。私の心もお祭り騒ぎでした。マイケル・アーデン演出の『ガイズ&ドールズ』でも思ったけれど、舞台を見に来て、映画スタイルのクレジットタイトルを見せられるとこんなにも心躍るのはなんでなんでしょうね。

私が見た回はギリスが本役のTom Francis(トム・フランシス)ではなくアンダースタディのJimin Moonさんだったわけですが、彼の名前がギリス役としてドーンと映し出された瞬間にひときわ大きな歓声が上がっていたのが印象的でした。「やったれー!!!」みたいな激励にも感じて思わず目が潤んでしまいました。

手持ちカメラはノーマの前では映画撮影のカメラに早変わり。Salomeでジョーに映画の構想を語るノーマは、マックスが持っているカメラに向かって度々キメ顔やキメポーズを披露します。その様子はリアルタイムで背景の大スクリーンに映し出され、観客はノーマの頭の中にしかない映画を見ることができます。

ちなみにシャージンガーのキメ顔はかなりオーバーで、時代に取り残されている滑稽さというよりかは単純に顔芸として面白いという感じ。観客もドッカンドッカン笑っていました。ただ、このシーンに限らず、どれだけ愉快な顔・動きをしていてもシャージンガーのイケイケレベルがやたら高く、爆美魔女であることに変わりはないため、私は普通に魅了されてしまっていました。

「エネルギッシュで活力と生命力が湧き出るノーマ・デズモンド」というのは新鮮かつ意外で、このプロダクションの肝でありオリジナリティが最も出ている部分なのではないか、と思っています。(それが作品の根幹を壊しかねないという問題もあるな、とは思いますが。その辺りはまた後ほど)

 

劇場を飛び出すSunset Boulevard

それから手持ちカメラの演出で1番の「飛び道具」だったのはやはり、2幕冒頭のEntr'acteから表題曲Sunset Boulevardです。

Entr'acteで手持ちカメラが映し出すのは楽屋にいるギリス役者ムーン(このパートで映るのは皆○○役の俳優だと思います)。ギリス役者はカメラを引き連れて楽屋を出て、他の出演者たちの楽屋などを通りながら舞台袖に向かう階段を降りていきます。楽屋は実際に使用しているもののようで、The Jamie Lloyd Companyのマグカップなんかも映ります。もちろん観客は爆笑。

ムーンがシャージンガーの楽屋に来ると、そこにはもちろん彼女がいます。鏡に口紅で落書きをするシャージンガー、鏡台の上には拳銃が置いてあり、カメラがそこをクローズアップすると観客はまたもや爆笑(これは後の展開を観客が知っているからだろうと思ったのですが、いま考えるとそうでもないんですかね🤔)。

ギリス役者が最後に会いに行くのは、ロイド=ウェバー卿のカードボードパネル。ここが1番の観客爆笑ポイントだったみたいです。カードボードALWは、オリヴィエ賞のパフォーマンスで見たことがあったものの、あの場限りのおふざけだと思っていたのでびっくりしました!

そしてSunset Boulevardではギリス(半分ギリス役者?)が歌いながら劇場の外に飛び出します。ステージドアから出て、劇場前の通りを渡り、『ヘルズ・キッチン(Hell's Kitchen)』を上演しているシューベルト劇場(Shubert Theatre)の脇を通ってシューベルト通り(Shubert Alley)を練り歩き、またセント・ジェームズ劇場に戻ってきます。劇場前に戻ってきたギリスの後ろには、他のキャストたちも合流し、 セント・ジェームズ劇場の前を練り歩いたのち、ギリスはメインドアから劇場内へ、1階後方の扉から客席に入り、舞台に上がります。

一瞬、この映像は収録なのではないか、という考えが頭をよぎりましたが、ムーンさんのマイクに風が吹き付ける音が入っていたので「これ、生だわ」と確信しました。ムーンさんは茶目っけたっぷりに劇場前のトム・フランシスのポスターにキスをぶちかましていました。観客大喜び。

(終演後、私も真似っこ写真を撮ろうと思いましたが、全然身長が届かなかったし、トム・フランシスのガチファンみたいな構図になってて笑いました)

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ちなみにステージドアで仲良くなったご婦人によると、プレビュー初日ではSunset Boulevardを歌うタイミングと向かいの『ヘルズ・キッチン』の幕間が被ってしまい大変だったようです。

Sunset Boulevardというナンバーを愛している私的には、そんな飛び道具演出を使わずにしっとり丁寧に聴かせてくれてもいいんだが・・・と思わなくもないのですが、これはこれで楽しかったし心躍りました。

 

マイクセットを外して「ステージ」から降りる

Too Much in Love to Careでジョーとベティが心を通わせる間、例の手持ちカメラは舞台上にはいないアーティを映し出します。

アーティは撮影のためにLAを離れていて、2人の接近を知らないはずですが、彼は目から涙を流し、マイクセットを頭から外して、カメラの前から立ち去ります。LAでは一瞬にして噂が駆け抜けるのかもしれません。もしくはジョーとベティが見ている心象風景?

そんなベティもWhat's Going On, Joe?のSunset Boulevardリプライズでこっぴどくジョーに振られるとマイクセットを外して舞台から立ち去ります。そしてもう1人、ヘッドセットを外すのはノーマのサロメを見届けたマックスです。

この演出は「オンステージで生きるか否かの選択」を表現しているのだと思います。ベティとジョーの関係を悟ったアーティは怒りに駆られて2人の間に割って入ることをしないし、ベティもジョーとノーマの関係を断ち切ることはしないわけで、マイクセットを外す彼らは劇的な展開から身を引いたように見えました。

メインキャラクターでマイクを取らないのはジョーとノーマだけ。ジョーはベティを屋敷から追い払った(逃がした)あと、自らも「舞台」である屋敷を後にしようとしますが、ノーマの弾丸でそれは叶いません。屋敷にも舞台にもノーマだけが残り、現実も忘れたようなサロメを見せつけます。舞台から降りない、降りられない、そういった狂気のようなものに囚われて、完全なスターになったノーマのサロメを見届けたマックスは、自分の役目が終わったことを理解してマイクセットを取ったのではないかと思います。

オンステージに囚われたノーマは、観客の笑いをドッカンドッカン取っていた愉快で風変わりながらも魅力的な女性からはかけ離れた、観客を恐怖に陥れる奇妙で恐ろしい化け物になっています。これが「降りられなかった」人間の末路だということでしょう。

ちょうどこの作品を見た数日後に映画『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(Joker: Folie à Deux)』を見たのですが、作品のテーマとして通ずるものがあると思いました。アーサーはオンステージで生きるのに耐えられなかったわけです。

 

血まみれのクライマックスに向けて爆走

クライマックスに向けた疾走感は物凄かったです。

ベティが屋敷を目指す場面では再び手持ちカメラが車載カメラの役割を果たします。Sunset Boulevardのリプライズでは、アンサンブルが全員(男性も)ノーマが着ているキャミソール型の黒いドレスを着て現れて踊り始めます。「That's Norma Desmond, That's Norma Desmond, That's Norma Desmond, That's Norma Desmond」では、彼女たちがギリスに指されるたびにビチビチと魚のように跳ねてそれが絶妙に気持ち悪く、また面白くもありました。

ノーマがジョーに発砲する場面では、銃声に合わせて劇場が完全に暗転、視覚的にも聴覚的にも刺激的でした。ノーマはジョーの遺体に泣きながら縋りますが、しばらくすると立ち上がって凪いだ表情になります。舞台の上からは血が降ってきて、それを自分の手に受け止め、身体に塗ってノーマはサロメになり、一生オンステージで生きることが決まるわけです。

私は舞台上で血のりをふんだんに使った演出が大好物なので大変興奮しましたし、照明と静寂の効果で一気に劇場内の緊張が高まる、ヒリヒリした感覚には痺れました。

私は2階から見下ろすように観劇していましたが、最後血まみれになって観客に語りかけるノーマは本当に恐ろしく、1階席で見ていた人たちは「取って食われるんじゃないか」という恐怖を感じるレベルだったのではないかと思います。こういう劇場ならではの恐怖を味わえたのも楽しかったです。

 

新演出『SUNSET BLVD.』の立ち位置を考える

『サンセット大通り』は一般教養なの...か?

ここまでにも何度か書きましたが、この新演出版は明らかに『サンセット大通り』という作品が一般に浸透していることを前提に作られていると思います。

ナンバーの大きなカットは、ノーマがお金をつぎ込んでジョーをドレスアップさせるThe Lady's Payingと、サロメの撮影が始まると信じ込んでいるノーマが美容に力を入れ始めるEternal Youth Is Worth a Little Suffering。どちらも愉快なナンバーではあるものの、本筋にはそこまで関わってこないナンバーです。

気になったのは舞台セットや衣装が物語を伝える役割を全く果たしていないことです。

ジェイミー・ロイドが好むようなミニマルな舞台表現は、古典作品など多くの人が時代背景や物語をよく知っているものに新たな息吹をもたらす効果がありますし、完全新作ならばシックな舞台を活かしつつ欠けている情報は台詞等で補うこともできます。

では『サンセット大通り』はどうなんでしょう。ロンドンの初演は1993年。1997年までロングラン上演していて、ブロードウェイでも1994~97年の期間、上演されています。その後もロンドンでは2回、ブロードウェイでも1回、リバイバルプロダクションの公演がありました。

製作陣が「シアターゴアー・ミュージカルファンならば当然知っていて当たり前」と思っていても、まあおかしくはないかもしれません。20年も前の作品であることを考えると(話自体は更に古いわけですし)、そろそろ新しい切り口で見せていかないとウケない、みたいな事情もありそうです。

しかし、ブロードウェイの観客の65%は観光客だといいます(少し古いデータですが)。この中にももちろん遠方から来るシアターゴアー(私もそうです)はいるわけですが、このゾーンのうち「大半が『サンセット大通り』に触れたことがある」という状況は私には想像できません。

私にとってこの新演出『サンセット大通り』は刺激的でとても面白い公演でしたが、多くの人にとって適切であったのかどうかはわからないな、と思いました。これを書き終えて、他の人たちがどのようにこの新演出を捉えているかを読むのを楽しみにしています。

 

圧倒的な生命力のシャージンガーasノーマ・デズモンド

このプロダクションは『サンセット大通り』という作品を知っている前提で作られている上に、「とにかくニコール・シャージンガーのパフォーマンスを見せたい」という想いで作られているのだろうとも思います。

それは広告からも伝わってきます。「NICOLE SCHERZINGER IN ANDREW LLOYD WEBBER'S SUNSET BLVD.」ですからね。

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私は洋楽に明るくなくて、恥ずかしながら彼女のことを全く知らなかったのですが、プッシーキャット・ドールズ(The Pussycat Dolls)というガールズグループで1990年代から2000年代初期にかけて活躍されていたアーティストなのですね。

シャージンガーのパフォーマンスはとにかく圧倒的でした。With One LookもAs If We Never Said Goodbyeも客席を丸ごと飲み込んでしまうような大迫力の歌唱で、私も魂が揺さぶられるような感覚に。この2曲のあとは拍手が鳴りやまず、長いショーストップになっていました。

これでもかとシャージンガーの魅力を浴び続けて思ったのは「これはノーマ・デズモンドとして適切なのか?」ということ。とにかく美しく、活力と生命力に溢れていて、人々を惹きつけるシャージンガーのノーマは「現代の」スターであって、往年の、時代に取り残された哀れな大女優には見えないのです。

あまりにも魅力的なノーマを受け入れられるかどうかでこの作品の評価は真っ二つに別れそうです。シャージンガーのノーマは新演出で見えた新たな視点(オンステージの化け物になるか否か)とも合致していて、1つの作品として1本の筋が通っていると思います。

私は「面白いものを見られた!」と感じています。

そしてこの「スターキャスティング」は前述の「『サンセット大通り』を知らない観光客」のゾーンもカバーして余りある力を持っているのかもしれないな〜とも思っています。

 

キャスト感想

シャージンガーがいかに物凄い迫力だったかはここまでにも書いてこれたので他のキャストの話を。

まず、今回がジョー・ギリス役デビューだったジミン・ムーン。表情と声が柔らかいので、あんまりガツガツしていない、優しそうなギリスでした。ノーマと出会ってすぐのやり取りからは、ドライな「最近の若者っぽさ」みたいなものも感じて、私的には「新しいギリスだ」と思いました。屋敷でベティを追い払うところも、彼女を逃がしてあげたように見えました。

ベティ役のグレース・ホジェット・ヤングは、私が『ハデスタウン(Hadestown)』の動画を漁っている時に何度か歌声を聴いて「いい声〜」と思ってきたエウリュディケでした。思わぬところで彼女の歌声を生で聴けて嬉しかったです。良く通る素敵な声でした!

マックス役のデイヴィッド・サクストンも良かったです!笑いを取るところは取りつつ、劇場の空気を全部掴んで揺さぶるような歌声に驚かされました。

 

SDの思い出(アジア系の活躍を語り合った深夜のお散歩)

ステージドアもとても楽しかったです!

キャストさんたちが積極的に出てきてくださってたくさんサインをいただいてしまいました🫶

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SD待ちをしていると、隣に立っていたご婦人に「セルフィーの撮り方がわからないから、写真を撮るのを頼みたい」と声をかけられました。 彼女はハワイとアジアにルーツのあるニューヨーカーで、写真の話をきっかけにミュージカルの話を色々として仲良くなりました。

この日がギリスデビューだったムーンさんは花束を抱えて、みんなに祝福されながら出ていらっしゃいました。


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仲良くなったご婦人とも話していたのですが、 シャージンガーさんはフィリピンにルーツがあり、ムーンさんは韓国系、『サンセット大通り』のような大作のメインロールでアジア系の俳優さんが活躍しているのを見るのはとても嬉しいものですね。


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シャージンガーさんが出てくると、私の近くで待っていた方が「俺もフィリピンルーツなんだ!最高だったぜー!!!!」というような声援を投げかけて、シャージンガーさんがそれに応えるような瞬間もありました。

ムーンさんにもシャージンガーさんにもサインをいただき幸せでした。

 

ちなみに仲良くなったご婦人は相当なミュージカルファンで、あれこれとミュオタトークで盛り上がりました。

昔はアジア系が演じられるプリンシパルには相当限りがあったことを考えると、今『グレート・ギャツビー(The Great Gatsby)』のような古典をベースにした作品でエヴァちゃんが主演を張っているのは凄いことだよね、ということを話したり、「『ハミルトン(Hamilton)』は日本でも上演されてる?」「ううん、ラップを訳すのは難しいしね、でも『イン・ザ・ハイツ(In the Heights)』の素晴らしい日本語プロダクションを見たよ」という話をしたり、『きみに読む物語(The Notebook)』がとても良いという話を聞いたり。

あと、私が日曜日に見る作品を『MJ』『SIX』『& Juliet』で迷ってると言うと、「そこは『& Juliet』じゃない? ベッツィ・ウルフももうすぐ卒業しちゃうし!」と言われ、確かになと思い、私は日曜日『& Juiet』を見ましたわよ😆

 

はじめ、ご婦人が私をホテルまで送ってくださるとのことで(本当にお優しい方でした🫶)、そこまでの道すがらたくさんお話をしていたのですが、彼女が「美味しいニューヨークチーズケーキを食べさせてあげたい」と仰ってくれて、開いているお店を探して深夜のニューヨークを歩き回りました。

結局チーズケーキ屋さんは閉まっていたものの、「朝ごはんに食べてね」とパン屋さんでこちらを奢っていただいてしまいました👀


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そのあともホテルまで送っていただき、名残惜しくてたくさんハグしてバイバイしました。ホテルに帰ったのは0時過ぎでした笑笑

素敵な出会いで素敵な観劇がさらに良い体験になりました🫶

 

カラオケで歌えるミュージカル楽曲&ディズニー楽曲まとめ(DAM・JOYSOUND別)【随時更新】

まだ整備中ですが。この前カラオケに行ったときにだいぶ使えたのでアップします!

『美女と野獣』以降のディズニー作品・新作ミュージカルも少しずつ足していく予定です。

 

水色: DAM

ピンク: JOYSOUND

紫: 両方

アイーダ(Aida)

・My Strongest Suits(Spice Girls)

劇団四季
・愛の物語
・勝利ほほえむ
・あの日は遠くに
・ピラミッドを建てよう
・私は知っている
・お洒落は私の切り札
・儚い喜び
・ローブのダンス
・どうもおかしい
・迷いつつ
・神が愛するヌビア
・どうしたらいい
・人生の苦しみ
・この父親にしてこの息子あり
・ラダメスの手紙
・星のさだめ
・真実をみた

 

アニー(Annie)

・It's the Hard-Knock Life
・Maybe
・Tomorrow
・トゥモロー

 

アニーよ銃をとれ(Annie Get Your Gun)

・There's No Business Like Show Business

 

嵐の中の子どもたち

・希望
・すてきな仲間

 

イントゥ・ザ・ウッズ(Into the Woods)

・Prologue: Into the Woods
・Moments in the Woods
・No One Is Alone
・Finale / Children Will Listen (Part 1)
・Finale / Children Will Listen (Part 2)

 

ウィキッド(Wicked)

・Defying Gravity (Idina Menzel)
・Defying Gravity (Glee)

Show Tunes

・Popular
・I'm Not That Girl
・Defying Gravity
・No Good Deed
・For Good

劇団四季
・グッド・ニュース
・シズ大学(校歌)
・魔法使いと私
・大嫌い!
・言葉奪われる
・人生を踊り明かせ
・ポピュラー
・私じゃない
・エメラルドシティー
・自由を求めて
・魔女が迫る~この幸せ~
・ワンダフル
・二人は永遠に
・闇に生きる
・魔女を殺せ
・あなたを忘れない
・フィナーレ

 

ウィズ(The Wiz)

1978 Film

・You Can't Win
・Ease on Down the Road

 

ウエスト・サイド・ストーリー(West Side Story)

・I Feel Pretty(Annie Ross)

Show Tunes
・Maria
・Tonight
・America
・Somewhere

劇団四季
・トゥナイト

2021 film
・Maria
・Tonight
・America
・I Feel Pretty
・Tonight (Quintet)
・Somewhere

 

エニシング・ゴーズ(Anything Goes)

・Anything Goes(Frank Sinatra)

・Anything Goes(Tony Bennett & Lady Gaga)

 

エビータ(Evita)

・Another Suitcase in Another Hall
・Don't Cry For Me Argentina

劇団四季
・ブエノスアイレス
・共にいてアルゼンチーナ
・エビータとチェのワルツ

1996 film
・Don't Cry for Me Argentina

 

エリザベート(Elisabeth)

・闇が広がる duet with ラミン・カリムルー(城田優)

宝塚歌劇団
・愛と死の輪舞
・最後のダンス
・最後のダンス(朝夏まなと)
・最後のダンス(春野寿美礼)
・最後のダンス(瀬奈じゅん)
・私だけに
・ミルク
・キッチュ
・私が踊る時
・最後のチャンス
・闇が広がる
・夜のボート
・最終答弁
・愛のテーマ
・パレード

東宝

・我ら息絶えし者ども
・ミルク
・夢とうつつの狭間に
・夜のボート

 

オクラホマ!(Oklahoma!)

Show Tunes
・Oh, What a Beautiful Mornin'
・The Surrey with the Fringe on the Top
・Oklahoma

 

オズの魔法使い(The Wizard of Oz)

・Over the Rainbow(Judy Garland)
・Follow The Yellow Brick Road/You're Off To See The Wizard
・Ding! Dong! The Witch Is Dead

 

オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)

・Phantom of the Opera
・Phantom of the Opera(Sarah Brightman)
・The Music of the Night
・All I Ask of You
・Wishing You Were Somehow Here Again

劇団四季

・プロローグ
・ハンニバル
・スィンク・オブ・ミー
・エンジェル・オブ・ミュージック
・リトル・ロッテ
・ザ・ミラー(エンジェル・オブ・ミュージック)
・オペラ座の怪人
・ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト
・怪人の隠れ家
・イル・ムート
・オペラ座の屋上
・オール・アイ・アスク・オブ・ユー
・マスカレード
・舞台裏
・支配人のオフィス
・墓場にて
・ドン・ファンの勝利
・ザ・ポイント・オブ・ノー・リターン
・地下の迷路
・怪人の隠れ家(第二幕)

 

オリバー!(Oliver!)

Show Tunes
・Consider Yourself
・As Long As He Needs Me
・Who Will Buy?

 

On with the Show

Show Tunes
・Am I Blue?

 

壁抜け男

・壁抜け賛歌
・イザベルとデュティユルのデュエット
・口笛バレエ

 

キャッツ(Cats)

・Memory
・Memory(Sarah Brightman)

劇団四季

・ジェリクルソング
・ネーミング オブ キャッツ -猫の名
・ジェニエニドッツ -おばさん猫
・ラム・タム・タガー -つっぱり猫
・グリザベラ -娼婦猫
・バストファージョーンズ -大人物?
・マンゴジェリーとランペルティーザ -小泥棒
・デュトロノミー -長老猫
・ランパスキャット -けんか猫
・メモリー ACT Ⅰ
・幸福の姿
・ガス -劇場猫
・グロールタイガー -海賊猫の最期
・スキンブルシャンクス -鉄道猫
・マキャヴィティ -犯罪王
・ミストフェリーズ -マジック猫
・メモリー
・天上への旅
・猫からごあいさつ

2019 film

・Jellicle Songs for Jellicle Cats
・The Old Gumbie Cat
・The Rum Tum Tugger
・Bustopher Jones: The Cat about Town
・Mungojerrie and Rumpleteazer
・Old Deuteronomy
・Beautiful Ghosts
・Gus
・Skimbleshanks: The Railway Cat
・Macavity
・Mr. Mistofelees
・Memory
・Beautiful Ghosts(Taylor Swift)

 

キャバレー(Cabaret)

・Cabaret
・Cabaret(Liza Minnelli)

 

キャメロット(Camelot)

Show Tunes
・If Ever I Would Leave You

 

 グリース(Grease)

1978 film

・Grease
・Summer Nights
・You're the One That I Want
・Greased Lightnin'
・The Grease Mega-Mix

 

クレイジー・フォー・ユー(Crazy For You)

劇団四季

・I Can't Be Bothered Now
・Someone to Watch over Me
・I Got Rhythm
・The Real American Folk Song
・Naughty Baby

 

グレイテスト・ショーマン(The Greatest Showman)

・The Greatest Show
・A Million Dreams
・A Million Dreams (Reprise)
・Come Alive
・The Other Side
・Never Enough
・This Is Me
・Rewrite The Stars(Zac Efron & Zendaya)
・Rewrite The Stars(James Arthur & Anne-Marie)
・Tightrope
・From Now On

 

ゴースト&レディ

・奇跡の夜に
・俺は違う
・絶望のどん底で
・走る雲を追いかけて
・世界一効く薬は
・これが戦争なのだ
・あなたの物語
・あなたが遠くて
・不思議な絆
・限りなき感謝を
・呪いと栄光
・偽善者と呼ばれても

 

コーラスライン(A Chorus Line)

Show Tunes
・What I Did For Love
・One

劇団四季

・アイ・ホープ・アイ・ゲット・イット
・アイ・キャン・ドゥ・ザット
・アット・ザ・バレエ
・シング!
・モンタージュ
・ナッシング
・ダンス10、ルックス3
・ザ・ミュージック・アンド・ザ・ミラー
・愛した日々に悔いはない
・ワン〈フィナーレ〉

 

この世界の片隅に

・この世界のあちこちに(アンジェラ・アキ)

 

サウンド・オブ・ミュージック(The Sound of Music)

・The Sound of Music
・サウンド・オブ・ミュージック
・マリア
・もうすぐ17才
・My Favorite Things
・私の好きなもの
・すべての山に登れ
・ひとりぼっちの羊飼い
・Do-Re-Mi
・ドレミの歌
・Edelweiss
・さよなら、グッド・ナイト

1965 film
・Sixteen Going On Seventeen
・Climb Ev'ry Mountain
・The Lonely Goatherd
・So Long, Farewell

・ドレミのうた(キャロライン洋子)
・EDELWEISS(黒沢浩)

 

ジーザス・クライスト=スーパースター(Jesus Christ Superstar)

・I Don't Know How to Love Him
・Superstar

劇団四季
・私はイエスがわからない
・ゲッセマネの園
・スーパースター

 

シカゴ(Chicago)

2002 film

・Overture / And All That Jazz
・When You're Good to Mama
・Roxie
・Do It Alone
・I Move On

 

シンデレラ(Cinderella, 2021)

・Million to One

 

スカーレット・ピンパーネル(The Scarlet Pimpernel)

宝塚歌劇団

・ひとかけらの勇気

 

青春一座(Babes In Arms)

・Where or When(Show Tunes)
・Where or When(Peggy Lee)
・Where or When(Bryan Ferry)

 

地球を止めろ 俺は降りたい(Stop the World, I Want to Get Off)

Show Tunes
・What Kind of Who Am I?

 

ドリームガールズ(Dreamgirls)

・Love You I Do
・Dreamgirls
・And I Am Telling You I'm Not Going
・Patience
・One Night Only
・One Night Only (Disco)
・Listen
・Dreamgirls (Finale)

 

バイ・バイ・バーディー(Bye Bye Bardie)

Show Tunes
・Kids

 

ハウ・トゥ・サクシード(How to Succeed in Business without Really Trying)

宝塚歌劇団

・ハウ・トゥー・サクシード

 

バケモノの子

・その日がくる
・強くなる
・修行
・新しい旅
・本当の私
・真実
・この日がきた
・復讐の誓い
・胸の中の剣(熊徹・蓮 リプライズ)
・バケモノの子

 

はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~

・ようこそ
・生きるって フィナーレ

 

バーレスク(Burlesque)

・Something's Got a Hold on Me
・Tough Lover
・Express
・You Haven't Seen the Last of Me
・Bound to You
・Show Me Hoy You Burlesque

 

 

ピピン(Pippin)

・Corner of the Sky(城田優)

 

ファニーガール(Funny Girl)

・Don't Rain On My Parade
・Don't Rain On My Parade(featuring Lea Michele,Glee Cast) 

 

ファントム(Phantom)

宝塚歌劇団

・ホーム
・世界のどこに
・私の真の愛

 

フェイフェイと月の冒険(Over the Moon)

・ロケット・トゥ・ザ・ムーン〜信じた世界へ〜(幾田りら)

 

ヘアスプレー(Hairspray)

・Good Morning Baltimore
・You Can't Stop the Beat

 

ヘドウィグ・アンド・ザ・アングリー・インチ(Hedwig and the Angry Inch)

・Origin of Love
・Wicked Little Town (Hedwig Version)
・Midnight Radio

 

ポーリンの冒険(The Perils of Pauline)

Show Tunes
・I Wish I Didn't Love You So

 

マンマ・ミーア!(Mamma Mia!)

劇団四季

・マネー、マネー、マネー
・マンマ・ミーア
・ダンシング・クイーン
・手をすり抜けて
・Take a Chance on Me
・夢があるから
・ウォータールー

 

ミー&マイガール(Me and My Girl)

宝塚歌劇団

・ミー&マイガール
・ランベスウォーク
・ランベスウォーク(明日海りお)

 

ミス・サイゴン(Miss Saigon)

・我が心の夢(本田美奈子、園山晴子)
・神よ何故?(井上芳雄)
・Sun and Moon
・サン アンド ムーン
・サン アンド ムーン(本田美奈子、岸田智史)
・The Last Night of the World
・世界が終わる夜のように(入絵加奈子、岸田智史)
・今も信じているわ
・いのちをあげよう
・いのちをあげよう(本田美奈子)

 

南太平洋(South Pacific)

・Younger Than Springtime
・Happy Talk

 

ムーラン・ルージュ!(Moulin Rouge!)

2001 Film

・Lady Marmalade(Christina Aguilera & Lil'Kim & Mya & Pink)
・Lady Marmalade(Labelle)
・Lady Marmalade(Little Glee Monster)
・Sparkling Diamonds
・Your Song
・One Day I'll Fly Away
・Come What May
・El Tango De Roxanne

モーツァルト!(Mozart!)

・僕こそ音楽(山崎育三郎)
・星から降る金(井上芳雄)
・愛していれば分かり合える(井上芳雄、木村佳乃)
・何故愛せないの?(井上芳雄)

東宝

・奇跡の子
・星から降る金
・影を逃れて
・ここはウィーン
・愛していれば分かり合える
・ダンスはやめられない
・モーツァルト!モーツァルト!

 

ユタと不思議な仲間たち

・生きているってすばらしい
・友だちはいいもんだ
・夢をつづけて

 

夢から醒めた夢

・二人の世界
・愛をありがとう
・行かないで

 

ラブ・ネヴァー・ダイズ(Love Never Dies)

・Love Never Dies
・ラヴ・ネヴァー・ダイズ(平原綾香)

 

ラ・ラ・ランド(La La Land)

・Another Day of Sun
・Someone in the Crowd
・A Lovely Night
・City of Stars
・Start a Fire
・Audition (The Fools Who Dream)

 

李香蘭

・モンタージュ
・マンチュリアンドリーム
・海ゆかば
・以徳報怨

 

リトル・ナイト・ミュージック(A Little Night Music)

・Send in the Clowns(Judy Collins)
・Send in the Clowns(Dianne Reeves)

 

ルドルフ〜ザ・ラスト・キス〜(Rudolf)

・明日への階段(井上芳雄)

 

レ・ミゼラブル(Les Misérables)

・I Dreamed A Dream(Show Tunes)
・夢やぶれて(岩崎宏美)
・夢やぶれて - I Dreamed A Dream-(華原朋美)
・I Dreamed A Dream(May J.)
・Stars(Collabro)
・On My Own(島田歌穂)※日本語

東宝
・一日の終わりに
・夢やぶれて
・対決
・乞食たち
・星よ
・アー・ベー・セーカフェ
・民衆の歌
・プリュメ街
・心は愛に溢れて
・ワン・デイ・モア
・オン・マイ・オウン
・カフェ・ソング
・エピローグ

2012 film
・Look Down
・The Bishop
・Who am I?
・I Dreamed a Dream
・The Docks (Lovely Ladies)
・Castle on a Cloud
・Master of the House
・Suddenly
・ABC Café / Red & Black
・In My Life
・A Heart Full of Love
・Do You Hear the People Sing?
・One Day More
・On My Own
・A Little Fall of Rain
・Bring Him Home
・Empty Chairs at Empty Tables

 

レント(Rent)

・RENT
・Light My Candle
・Tango: Maureen
・Out Tonight
・Another Day
・I'll Cover You
・La Vie Boheme A & B
・Seasons of Love
・Take Me or Leave Me
・Take Me or Leave Me(Glee Cast)
・What You Own

東宝
・Another Day

 

 

ロボット・イン・ザ・ガーデン

・ロボット・イン・ザ・ガーデン
・Free Free
・地平線を目指して

 

ロミオ&ジュリエット(Roméo et Juliette: de la Haine à l'Amour)

宝塚歌劇団

・世界の王
・僕は怖い
・エメ

 

ディズニー

アナと雪の女王(Frozen)

Film

・Frozen Heart
・Do You Want to Build a Snowman?
・For the First Time in Forever
・Love Is an Open Door
・Let It Go
・Reindeer(s) Are Better Than People
・In Summer
・For the First Time in Forever (Reprise)
・Fixer Upper
・Let It Go (Demi Lovato Version)

日本語吹替

・氷の心
・雪だるまつくろう
・生まれてはじめて
・とびら開けて
・Let It Go〜ありのままで〜
・トナカイのほうがずっといい
・あこがれの夏
・生まれてはじめて(リプライズ)
・愛さえあれば
・レット・イット・ゴー〜ありのままで〜(エンドソング)
・アナと雪の女王メドレー

劇団四季

・Veulie / 太陽よ 輝いて
・二人から少しずつ
・雪だるまつくろう
・生まれて初めて
・サザンアイルズのハンス
・讃えよ、我らが女王を
・危険な夢
・扉あけて
・トナカイは人間よりマシ
・愛の何がわかる
・夏がきたら
・サザンアイルズのハンス(リプライズ)
・ありのままで
・ヒュッゲ
・あなたを失いたくない
・誰でも完璧じゃない
・クリストフ・ララバイ
・モンスター
・つのる寒さ
・フィナーレ/ありのままで

その他

・For the First Time in Forever(TATALFAT)
・とびら開けて(置鮎龍太郎&平野綾)
・Let It Go(May J.)※劇中歌・英語
・Let It Go(ビッケブランカ)※英語
・Let It Go〜ありのままで〜(混声三部)
・レット・イット・ゴー〜ありのままで〜(華原朋美)
・レット・イット・ゴー(Hyolyn)

 

アナと雪の女王/エルサのサプライズ(Frozen Fever)

Film

・Making Today a Perfect Day

吹替
・パーフェクト・デイ〜特別な一日〜

 

アナと雪の女王/家族の思い出(Olaf's Frozen Adventure)

Film

・Ring In The Season
・The Ballad of Flemmingrad
・Ring In The Season (Reprise)
・That Time of Year
・That Time of Years (Reprise)
・When We're Together
・The Ballad of Flemmingrad (Traditional Version)

吹替

・お祝いの鐘
・伝説のトロール フレミングラード
・お祝いの鐘(リプライズ)
・お祝いをしよう
・お祝いをしよう(リプライズ)
・あなたといるだけで
・伝説のトロール フレミングラード(トラディショナル・バージョン)

 

アナと雪の女王2(Frozen 2)

film

・All is Found
・Some Things Never Change
・Into the Unknown
・When I Am Older
・Reindeer(s) Are Better Than People (Cont.)
・Lost in the Woods
・Show Yourself
・The Next Right Thing
・All is Found (Lullaby Ending)
・Into the Unknown (Panic! At The Disco Version)
・All is Found (Kacey Musgraves Version)
・Lost in the Woods (Weezer Version)
・Unmeltable Me (Outtake)
・Get This Right (Outtake)
・I Seek the Truth (Outtake)
・Home (Outtake)

日本語吹替

・魔法の川の子守唄
・ずっとかわらないもの
・イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに
・おとなになったら
・トナカイのほうがずっといい〜恋愛編〜
・恋の迷い子
・みせて、あなたを
・わたしにできること
・イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに(エンドソング)

その他

・イントゥ・ジ・アンノウン〜心のままに(ToshI)

 

アラジン(Aladdin)

1992 animation
・Arabian Nights
・One Jump Ahead
・One Jump Ahead (Reprise)
・Friend Like Me
・Prince Ali
・A Whole New World
・Prince Ali (Reprise)
・A Whole New World (Aladdin's Theme)

1992年 アニメーション 吹替版

・ひと足お先に
・フレンド・ライク・ミー
・アリ王子のお通り
・ホール・ニュー・ワールド

Broadway Original Cast 
・Proud of Your Boy
・A Million Miles Away
・Friend Like Me
・A Whole New World

劇団四季
・アラビアン ナイト
・逃げ足なら負けない
・逃げ足なら負けない(リプライズ)
・自慢の息子
・壁の向こうへ
・バブカック オマール アラジン カシーム
・行こうよ どこまでも
・理想の相棒 -フレンド ライク ミー
・1幕フィナーレ
・プリンス アリー
・新しい世界 -ア ホール ニュー ワールド・プリンス アリー(王のリプライズ)
・プリンス アリー(ジャファーのリプライズ)
・危険な冒険
・自慢の息子(リプライズ)
・2幕フィナーレ

2019 film
・Arabian Nights
・One Jump Ahead
・One Jump Ahead (REPRISE)
・One Jump Ahead (REPRISE 2)
・Speechless
・Speechless (PART 1)
・Speechless (PART 2)
・Friend Like Me
・Prince Ali
・A Whole New World
・A Whole New World (End Title)
・Friend Like Me (End Title)

2019年 映画 吹替版
・アラビアン・ナイト
・ひと足お先に
・ひと足お先に(リプライズ)
・ひと足お先に(リプライズ2)
・スピーチレス~心の声
・スピーチレス~心の声(パート1)
・スピーチレス~心の声(パート2)
・フレンド・ライク・ミー
・アリ王子のお通り
・ホール・ニュー・ワールド

その他

・Friend Like Me(NIGHTMARE)
・Friend Like Me(NE-YO)
・アリ王子のお通り(MoJo)
・A WHOLE NEW WORLD(LOW IQ 01)
・A Whole New World(平井大)

 

おしゃれキャット(The Aristocats)

1970 Film

・The Aristocats
・Ev'rybody Wants to Be a Cat

日本語吹替

・みんなネコになりたいのさ

その他

・Ev'rybody Wants to Be a Cat(Charles Perry)

 

くまのプーさん(The Many Adventures of Winnie the Pooh)

・Winnie the Pooh
・Winnie the Pooh(Zooey Deschanel & M. Ward)

・くまのプーさん

 

ジャングル・ブック(The Jungle Book)

1967 Film

・The Bare Necessities
・The Bare Necessities(Bill Murray &Kermit Ruffins)
・I Wan'na Be Like You(The Monkey Song)

日本語吹替

・ザ・ベア・ネセシティ

2016 Film

・The Bare Necessities
・Trust in Me
・I Wan'na Be Like You(Jonas Brothers)

・I Wan'na Be Like You(Little Glee Monster)
・君のようになりたい (Little Glee Monster)

 

白雪姫(Snow White And The Seven Dwarfs)

1937 Film

・I'm Wishing / One Song
・Whistle While You Work
・Heigh-Ho
・Someday My Prince Will Come

日本語吹替

・ハイ・ホー

その他

・Whistle While You Work(Adriana Caselotti)
・ハイ・ホー(神谷浩史)

 

シンデレラ(Cinderella)

1950 Film

・夢はひそかに ※英語
・A Dream is a Wish Your Heart Makes
・Bibbidi-Bobbidi-Boo

日本語吹替

・夢はひそかに
・これが恋かしら

2015 Film・日本語吹替

・Strong(Sonna Rele)
・夢はひそかに(Duet Version)

その他

・A Dream is a Wish Your Heart Makes(壱岐尾彩花)
・A Dream is a Wish Your Heart Makes(Disney Channel Stars)
・A Dream is a Wish Your Heart Makes(伴都美子)
・夢はひそかに(Beverly)※英語
・夢はひそかに(alan)
・ビビディ・バビディ・ブー(福山潤)
・So This Is Love(llene Woods and Mike Douglas)

 

シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ(Sindbad's Storybook Voyage)

・コンパス・オブ・ユア・ハート(諏訪部順一)

 

ちいさなプリンセス ソフィア(Sofia the First)

TV series

・Sofia the First Main Title Theme
・I Belong
・All You Need
・Rise and Shine
・Perfect Slumber Party
・Princess Things
・The Goldenwing Circus
・True Sisters
・Cedric The Great
・Blue Ribbon Bunny
・Anything
・Royal Fun
・Make Some Noise

日本語吹替

・ちいさなプリンセス ソフィア オープニングテーマ
・あなたといっしょで
・ゆうきをだすの
・ゆうきをだして
・おしろのパジャマパーティー
・プリンセスのすること
・すてきな きょうだい
・あなたにもできるはず
・かがやくのよ いま
・たよりになるベイリーウィック
・ゴールデンウィング・サーカス
・リズムをきざめ
・あおいリボンのウサギ
・セドリックこくおう

 

ターザン(Tarzan)

・Two Worlds
・You'll Be in My Heart

・トゥ・ワールズ
・You'll Be in My Heart(Marsa Sakamoto)

・ユール・ビー・イン・マイ・ハート(関智一)
・ ユール・ビー・イン・マイ・ハート(高野洸)
・ ユール・ビー・イン・マイ・ハート(DASEIN)
・You'll Be in My Heart(シシド・カフカ)

 

ディセンダント(Descendants)

Film

・Rotten To The Core
・Did I Mention
・Evil Like Me
・If Only
・Set It Off

 

・If Only(May J.)

 

ディセンダント2(Descendants 2)

Film

・Ways To Be Wicked
・What's My Name
・Chllin' Like A Villain
・Space Between
・It's Goin' Down
・You And Me
・Kiss The Girl...
・Poor Unfortunate Soules

 

・Ways To Be Wicked(Miracle Vell Magic)

 

ディセンダント キケンな世界(Descendants: Wicked World)

TV series

・Better Together
・Evil
・Rather Be With You

 

ディセンダント3(Descendants 3)

Film

・Good To Be Bad
・Queen Of Meen
・Do What You Gotta Do
・Night Falls
・One Kiss
・Break This Down

 

ティンカー・ベル

・妖精のうた(井上芳雄)

 

塔の上のラプンツェル(Tangled)

Film

・When Will My Life Begin?
・Mother Knows Best
・I've Got a Dream
・I See The Light
・Healing Incantation
・Something That I Want

日本語吹替

・自由への扉
・輝く未来

その他

・自由への扉(立花慎之介)
・輝く未来(諏訪部順一&桑原法子)
・輝く未来(緑川光&櫻井孝宏)
・輝く未来(山谷祥生)
・輝く未来(AAA)

 

ラプンツェル あたらしい冒険(Tangled: Before Ever After)

日本語吹替

・髪に風うけて

 

ナイトメア・ビフォア・クリスマス(The Nightmare Before Christmas)

・This is Halloween
・What's This?
・Kidnap the Sandy Claws
・Oogie Boogie's Song

・Making Christmas(Pantatonix)

 

南部の唄(Song of the South)

・Zip-A-Dee-Doo-Dah

・ジッパ・ディー・ドゥー・ダー

・スプラッシュ・マウンテン  ジッパ・ディー・ドゥー・ダー〜東京ディズニーランド(R)

・ ジッパ・ディー・ドゥー・ダー【スプラッシュ・マウンテン】(鳥海浩輔)
・ ジッパ・ディー・ドゥー・ダー【スプラッシュ・マウンテン】(天崎滉平)

 

眠れる森の美女(Sleeping Beauty)

1959 Film

・Once Upon a Dream

日本語吹替

・私は不思議
・いつか夢で

その他

・いつか夢で(森川智之)

 

ノートルダムの鐘(The Hunchback of Notre Dame)

Film

・The Bells of Notre Dame
・Out There
・God Help the Outcasts

日本語吹替

・ノートルダムの鐘
・トプシー・ターヴィー
・ゴッド・ヘルプ

その他

・サムディ(井上芳雄)
・SOMEDAY(ALL-4-ONE)

劇団四季

・ノートルダムの鐘
・陽ざしの中へ
・トプシー・ターヴィー(パート1)
・トプシー・ターヴィー(パート2)
・タンバリンのリズム
・酒場の歌
・神よ 弱き者を救いたまえ
・世界の頂上で
・天国の光
・地獄の炎
・エスメラルダ
・間奏曲(アントラクト)
・エジプトへの逃避
・奇跡御殿
・奇跡もとめて
・いつか
・石になろう
・サンクチュアリー ~聖域
・フィナーレ

 

ハイスクール・ミュージカル(High School Musical)

 

バンビ(Banbi)

・Little April Shower
・Love is a Song

 

美女と野獣(Beauty and the Beast)

1991 Film

・Belle
・Belle (Reprise)
・Gaston
・Gaston (Reprise)
・Be Our Guest
・Something There
・Beauty and the Beast
・The Mob Song
・Beauty and the Beast(Celine Dion & Peabo Bryson)
・Beauty and the Beast(Jordin Sparks)

日本語吹替

・朝の風景
・ベルのひとりごと
・強いぞ、ガストン
・ガストンの悪だくみ
・ひとりぼっちの晩餐会
・愛の芽生え
・美女と野獣
・夜襲の歌

劇団四季

・変わりものベル
・ベル(リプライズ)
・わが家
・ガストン
・ビー アワ ゲスト(おもてなし)
・何かが変わった
・美女と野獣
・愛せぬならば
・チェンジ・イン・ミー
・暴徒の歌
・美女と野獣(リプライズ)
・人間に戻りたい
・ひとりよがり
・夢叶う
・愛せぬならば(リプライズ)
・ミセス・ポットの助言
・ガストン(リプライズ)
・絶望
・二人で
・メゾン デ ルーン(閉じ込めろ)
・二人で(リプライズ)
・塔での戦い

2017 Film

・Aria
・Belle
・How Does a Moment Last Forever (Music Box)
・Belle (Reprise)
・Gaston
・Be Our Guest
・Days in the Sun
・Something There
・How Does a Moment Last Forever (Montmartre)
・Beauty and the Beast
・Evermore
・The Mob Song
・Beauty and the Beast (Final)
・How Does a Moment Last Forever(Celine Dion)
・Beauty and the Beast(Ariana Grande & John Legend)
・Evermore(Josh Groban)

日本語吹替

・アリア
・朝の風景
・時は永遠に(ミュージックボックス・バージョン)
・朝の風景(リプライズ)
・強いぞ、ガストン
・ひとりぼっちの晩餐会
・デイズ・イン・ザ・サン~日差しをあびて~
・愛の芽生え
・時は永遠に(モンマルトル・バージョン)
・美女と野獣
・ひそかな夢
・夜襲の歌
・美女と野獣~フィナーレ~
・美女と野獣(昆夏美&山崎育三郎)

その他

・Beauty and the Beast(鈴木亜美)
・Beauty and the Beast(西島隆弘&宇野実彩子)
・美女と野獣(May J. with クリス・ハート) ※英語
・美女と野獣(join+倉たけし/水谷千重子) ※英語
・美女と野獣(Miracle Vell Magic & 村上佳佑)
・美女と野獣(関智一&置鮎龍太郎)
・美女と野獣(BRIGHT)
・美女と野獣(古谷徹&潘恵子)
・美女と野獣(ToshI & 石丸幹二)
・美女と野獣(河村隆一)

 

美女と野獣 ベルの素敵なプレゼント(Beauty and the Beast: The Enchanted Christmas)

・クリスマスがある限り ※英語

 

ピーターパン(Peter Pan)

1953 Film

・The Second Star to the Right
・You Can Fly! You Can Fly! You Can Fly!

日本語吹替

・右から2番目の星
・きみもとべるよ!

その他

・右から2番目の星(山寺宏一&田中理恵)
・きみもとべるよ!(神谷浩史)

 

ピーターパン 2 /ネバーランドの秘密(Return to Never Land)

・I'll Try
・アイル・トライ〜遥なるネバーランド
・右から2番目の星
・君も仲間さ

 

ピートとドラゴン(Pete's Dragon)

・It's Not Easy

 

ピノキオ(Pinoccio)

1940 Film

・When You Wish Upon A Star
・When You Wish Upon A Star(Cliff Edwards)
・Give A Little Whistle
・Hi-Diddle-Dee-Dee

日本語吹替

・星に願いを
・困った時は口笛を
・ハイ・ディドゥル・ディー・ディー

その他

・星に願いを(矢沢永吉)
・星に願いを(櫻井孝宏)
・When You Wish Upon A Star duet with BENI featuring Chris Botti(Mary J.Blige)
・When You Wish Upon A Star(MEG X Q;indivi)

 

101匹わんちゃん(One Hundred and One Dalmatians)

・Cruella de Ville

・ダルメシアン・プランテーション

 

ふしぎの国のアリス(Alice in Wonderland)

1951 Film

・Alice in Wonderland
・In a World of My Own
・ゴールデン・アフタヌーン ※英語

日本語吹替

・不思議な国のアリス

 

プリンセスと魔法のキス(The Princess and the Frog)

・Almost There
・Never Knew I Needed

・夢まで あとすこし

 

ヘラクレス(Hercules)

・Go the Distance
・Go the Distance(Michael Bolton)
・Zero to Hero
・I Won't Say (I'm in Love)

・ゴー・ザ・ディスタンス
・ゼロ・トゥ・ヒーロー
・Go the Distance(藤井フミヤ)

・Go the Distance(DOPING PANDA)
・ゴー・ザ・ディスタンス(関智一)
・ゴー・ザ・ディスタンス(Shout it Out)
・Zero to Hero(Ariana Grande)
・Zero to Hero(Mickey B.)

 

ポカホンタス(Pocahontas)

1995 Film

・Just Around the Riverbend
・Colors of the Wind
・Colors of the Wind(Vanessa Williams)
・If I Never Knew You

日本語吹替

・川の向こうで
・カラー・オブ・ザ・ウィンド

その他

・Colors of the Wind(Vanessa Hudgens)
・Colors of the Wind(Sarah Alainn)
・Colors of the Wind(ACIDMAN)
・Colors of the Wind(Tori Kelly)
・Colors of the Wind(I'iwi)


魔法にかけられて(Enchanted)

・True Love's Kiss
・Happy Working Song
・That's How You Know
・So Close
・Ever Ever After
・That's How You Know(Demi Lovato)

・真実の愛のキス
・歌ってお仕事
・想いを伝えて
・そばにいて

・そばにいて(井上芳雄)

 

魔法にかけられて2(Disenchanted)

・Fairytale Life (The Wish) 
・Badder
・Love Power
・Even More Enchanted

 

ミラベルと魔法の家(Encanto)

・We Don't Talk About Bruno

・ふしぎなマドリガル家
・奇跡を夢みて
・増していくプレッシャー
・秘密のブルーノ
・本当のわたし
・奇跡はここに

 

ムーラン(Mulan)

1998 Film

・I'll Make a Man Out of You
・Reflection
・True to Your Heart
・Reflections(Christina Aguilera)

・リフレクション
・闘志を燃やせ!

2020 Film

・Loyal Brave True
・Reflection (2020) (Christina Aguilera)

・Reflection(城南海)※日本語

 

メリー・ポピンズ(Mary Poppins)

・Chim Chim Cheree
・Supercalifragilisticexpialidocious
・Let's Go Fly a Kite

・チム・チム・チェリー
・スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス

・ チム・チム・チェリー(Plastic Tree)
・Supercalifragilisticexpialidocious(THE KIDDIE)
・Supercalifragilisticexpialidocious(Oi-SKALL MATES)
・ スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス(南波志帆)

 

メリー・ポピンズ リターンズ(Mary Poppins Returns)

・The Place Where Lost Things Go

・幸せのありか(平原綾香)

 

モアナと伝説の海(Moana)

2016 Film

・Talou Tagaloa
・An Innocent Worrior
・Where You Are
・How Far I'll Go
・We Know the Way
・How Far I'll Go (Reprise)
・You're Welcome
・Shiney
・I am Moana
・Know Who You Are
・We Know the Way (Final)

・How Far I'll Go(Ending, Alessia Cara)
・You're Welcome(Jordan Fisher, Lin-Manuel Miranda Version)
・Logo Te Pate

日本語吹替

・いるべき場所
・どこまでも ~How Far I'll Go~
・もっと遠くへ
・ どこまでも ~How Far I'll Go~(リプライズ)
・俺のおかげさ
・シャイニー
・モアナ/タラおばあちゃん
・自分をみつめて
・もっと遠くへ(フィナーレ)

・どこまでも ~How Far I'll Go~(加藤ミリヤ)

その他

・モアナと伝説の海メドレー



ライオン・キング(The Lion King)

1994 Film

・Circle of Life
・Hakuna Matata
・Can You Fell the Love Tonight(Elton John)
・Circle of Life(Elton John)

日本語吹替

・サークル・オブ・ライフ
・ハクナ・マタタ
・愛を感じて

劇団四季

・サークル・オブ・ライフ
・大草原
・朝の報告
・雌ライオンの歌
・早く王様になりたい
・食っちまえ
・お前のなかに生きている
・覚悟しろ
・ヌーの大暴走
・ラフィキの哀悼
・ハクナ・マタタ
・ワン・バイ・ワン
・スカー王の狂気
・シャドウランド
・終わりなき夜
・愛を感じて
・お前のなかに生きている(リプライズ)
・キング・オブ・プライドロック/サークル・オブ・ライフ(リプライズ)

2019 Film

・Be Prepared
・The Lion Sleeps Tonight
・Can You Feel the Love Tonight
・Spirit(Beyonce)
・Never Too Late(Elton John)

日本語吹替

・サークル・オブ・ライフ
・王様になるのが待ちきれない
・準備しておけ
・ハクナ・マタタ
・ライオンは寝ている
・愛を感じて

その他

・Circle of Life(DA PUMP)
・サークル・オブ・ライフ(山寺宏一)
・王様になるのが待ちきれない(木村昴)
・HAKUNA MATATA(DA PUMP)
・ハクナ・マタタ(八代拓)
・ハクナ・マタタ(下野紘&岡本信彦)
・Can You Feel the Love Tonight(Beverly)
・Can You Feel the Love Tonight(Elliott Yamin)
・Can You Feel the Love Tonight(葵)
・愛を感じて(緑川光)

 

ライオン・キング2 シンバズ・プライド(The Lion King II: Simba's Pride)

・He Lives in You

・He Lives in You(TRF)

 

リメンバー・ミー(Coco)

・Remember Me (Ernesto De la Cruz)
・Much Needed Advice
・Everyone Knows Juanita
・Un Poco Loco
・The World Es Mi Familia
・Remember Me (Lullaby)
・La Llorona
・Remember Me (Reunion)
・Proud Corazon
・Remember Me (Duo)

・リメンバー・ミー(エルネスト・デラクルス・バージョン)
・つのる想い
・あこがれのファニータ
・ウン・ポコ・ロコ
・音楽がぼくの家族
・リメンバー・ミー(ララバイ・バージョン)
・哀しきジョローナ
・リメンバー・ミー(リユニオン)
・音楽はいつまでも
・リメンバー・ミー(エンドソング)(シシド・カフカ feat. 東京スカパラダイスオーケストラ)

・リメンバー・ミー メドレー

 

リトル・マーメイド(The Little Mermaid)

1989 Film

・Part of Your World
・Under the Sea
・Poor Unfortunate Souls
・Kiss the Girl

日本語吹替

・パート・オブ・ユア・ワールド
・アンダー・ザ・シー
・ キス・ザ・ガール

劇団四季

・パート・オブ・ユア・ワールド
・アンダー・ザ・シー
・パパのかわいい天使
・あの声
・不幸せな魂/一幕フィナーレ
・マエムキニ
・どんな夢より
・レ・ポワソン
・一歩ずつ
・もしも(リプライズ)/フィナーレ

2023 Film

・Part of Your World
・Fathoms Below
・Part of Your World (Reprise)
・Under the Sea
・Poor Unfortunate Souls
・For the First Time
・Kiss the Girl
・The Scuttlebutt
・Part of Your World (Reprise Ⅱ)

日本語吹替

・ パート・オブ・ユア・ワールド
・海の底で
・ パート・オブ・ユア・ワールド(リプライズ)
・ アンダー・ザ・シー
・まだ見ぬ世界へ
・ 哀れな人々
・何もかも初めて
・キス・ザ・ガール
・スカットル・スクープ!!
・ パート・オブ・ユア・ワールド(リプライズ2)

その他

・Part of Your World(Miley Cyrus)
・Part of Your World(今井美樹)
・Under the Sea(Derreck Simons)
・アンダー・ザ・シー(入野自由)
・アンダー・ザ・シー(miwa)
・アンダー・ザ・シー(mihimaru GT)
・アンダー・ザ・シー(ウソツキ)
・Poor Unfortunate Souls(Jonas Brothers)
・Kiss the Girl(Ashley Tisdale)
・キス・ザ・ガール(下野紘)

 

わんわん物語(Lady and the Tramp)

1955 Film

・Bella Notte
・La La Lu
・He's a Tramp

日本語吹替

・ベラ・ノッテ
・ララルー

その他

・ベラ・ノッテ(本田美奈子)
・ ベラ・ノッテ(置鮎龍太郎)
・ララルー(櫻井孝宏)

 

ちゃぴ昆の「事実上」ではない共演を求む!「Kon Natsumi Concert 2024 - moi -」9/15 S セトリ&感想&レポ

Kon Natsumi Concert 2024 - moi @よみうり大手町ホール

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セットリスト

  1. 李香蘭メドレー(蘇州夜曲〜夜来香)
  2. 魔法使いと私 -『ウィキッド』
  3. Somewhere That's Green -『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』
  4. 私が生きてこなかった人生 -『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』
  5. あんな人が -『ジキル&ハイド』(回替わり)
  6. Journey to the Past -『アナスタシア』
  7. あなたは私の星 -『マリー・キュリー』(昆アンヌ&愛希マリー)
  8. その目に -『ジキル&ハイド』(昆ルーシー&愛希エマ)
  9. この命の最期に -『マタ・ハリ』(愛希ソロ)
  10. Naughty -『マチルダ』
  11. My House -『マチルダ』
  12. 未来が見える -『トッツィー』
  13. 端っこ -『この世界の片隅に』
  14. 夢やぶれて -『レ・ミゼラブル』
  15. アンコール: この世界のあちこちに -『この世界の片隅に』

 

感想&レポ

共通セトリの部分は14日の感想&レポでだいぶ書いたので、他の部分を中心に書いていきます。でもコメントの違った箇所はなるべく拾いたい...と思っています!

yadokarinko.hatenablog.jp

 

「『ブギウギ』で李香蘭を演じたときの中国語の指導が元劇団四季の李涛(リ・タオ)さんだったんです。『ウィキッド』のCDでたくさん聴いていた『フィエロだ~!!!』って!思いを伝えたら、『CDを聴いてくれていた子と一緒に仕事ができるなんて、時代の移り変わりを感じるね』とおっしゃってました」

「『ウィキッド』の曲って特別で、前奏がかかると「来るぞ!」って客席がざわっとするじゃないですか~。あ、今私完全にミュオタ目線で話してますけど笑 それに耐え切れないな、歌うの怖いなと思ってきたんです。でもこの前海宝直人さんのファンクラブイベントで、度胸試しだ!って歌ってみて。あれ、私今すごい失礼なこと言ってるかも笑笑 人様のイベントで度胸試しってすごい失礼?」

 

今回の日替わり楽曲はジキハイからSomeone Like Youでした!前回の昆コンで笹本玲奈ちゃんがゲストのときにIn His Eyesを歌って、「2人でエマとルーシーやりたいよね」と話していた半年後くらいにジキハイの上演発表と玲奈ちゃんのルーシーでの出演が発表されたのを思い出しました笑 昆ちゃんのルーシーは濱田めぐみさんの雰囲気も感じつつ、玲奈ちゃんのような感情があふれ出るような感じもあってとっても良かったです。玲奈昆の共演も各所、頼みますね。

 

ちゃぴのコーナー

昆「本日のスペシャルスペシャルスペシャルスペシャルゲスト、愛希れいかさんです~」

 

事実上の共演はしたけど...
昆「今年頭にね、一応『事実上の共演』はしましたけど...」
愛希『トッツィー』で『事実上の共演』はした。でもほんとにごめんだけど、舞台上の思い出が全くない」
昆「うん、ないね。ほんとにごめんだけど」
愛希「カテコでは無理やり目を合わせに行ってたけどね笑」
昆「あとプライベートでは本当にずっと一緒にいた! 同い年なんですよ。33歳。だからこのキャンドルはちゃぴちゃんのものでもあります。あと共通点は~」
2人「ジュリエットを演ってたこと?」

 

すみれコード破り昆ちゃん
昆「共演前から勿論ちゃぴちゃんのことは存じ上げていて」
愛希「私こそです」
昆「私、2015年にあるツイートをしていまして。。。『宝塚好きの友達と鑑賞会!愛希れいかさん、可愛すぎる!ファンになりました!同い年なんて信じられない!って書いてあるんですよ。でも当時ちゃぴちゃんは在団中で、年齢は非公開。すみれコードを思いっきり破ってしまいました!!!すみません」
愛希「笑笑笑」
昆「ほかにすみれコードって何がある?」
愛希「ん~・・・・でもやっぱり年齢が1番かな笑 フェアリーなのでね」
昆「たいっへん失礼いたしました」
愛希「あ、あと霞を食べているみたいなイメージなので、あんまりご飯バクバクとかは駄目かも!笑」

 

昆ちゃんのデビューを目撃
愛希「私も昆ちゃんのことは昔から知っていて、それこそ昆ちゃんのデビューを見てるんですよ!ジュリエットを」
昆「梅芸のメインホールで?」
愛希「そう!あのときは2階席から見ててよく覚えてる。なんて上手い人だ!と思って調べたら同い年で。同い年でこんなに歌える人がいるんだって衝撃を受けた。当時私はぜんっぜん歌えなくて」
昆「いやいやそんなこと」
愛希「いや、ご存知の方はたくさんいると思いますけど、当時私はほんっとうに全然歌えなくて、歌うのが苦手だったんです。それで同い年の昆ちゃんの歌を聞いて、ああ、私はもっともっと頑張らなきゃいけないと思った」

 

休演日も一緒
昆「2人の共通点は、ジュリエット・同い年・・・」
愛希「それだけ?🥺」
昆「あ、韓国が好き!」
愛希「『トッツィー』の福岡公演のときも韓国スーパー行ったよね」
昆「休演日だっけ?」
愛希「そう、休演日だ」
昆「私が韓国のヨーグルトを食べたいって言って」
愛希「そう、いちご味の!」
昆「マイピックっていうヨーグルトがあるんですよ。それを買いに行ったんだけど売ってなくて・・・確か2回行ったんだよね。別の日にご飯を食べに行ったときに、ちゃぴちゃんがあのスーパーここから近いんじゃない?って言ってくれて、行ってみたらあったの!それで、これ美味しいんだよって勧めて」
愛希「そう、私も買って食べました」

 

デュエット①
昆「ちゃぴちゃんと何を歌おうかなと思ったときに女性2人のデュエットってあんまりないなと思って。今回は『マリー・キュリー』からあなたは私の星を歌います」

まさかまさかの選曲で客席が「はわわ!」ってなったのを感じました。かくいう私も!『マリー・キュリー』は本当に熱い女女ストーリーだったので、その中からマリーとアンヌのデュエットがこうしてコンサートで歌われる状況も、それが大好きなちゃぴ昆で叶う状況も嬉しすぎました。顔をくしゃくしゃにして聴きました。

歌い終わってすぐのちゃぴ「あ〜泣かずに歌い切れた。この曲を歌おうとすると泣いてしまって歌えなくなるんですよ。この曲を初めて聴いた時、アンヌ役のくるみちゃんとも女子2人のデュエットって珍しいし嬉しいね〜なんて軽く話してたけど、実際には役が入り込んで泣かずには歌えなくて。今回は泣かないように、iPadに昆ちゃん写真を表示してそれに向かって泣かずに歌う練習をしてきた」
昆「そう、ちゃぴちゃんにこの曲を提案したら『ちょっと練習させてほしい』って言われてて。まさかiPadに向かって練習してたとは笑笑」
愛希「しかももちろん役としてのアンヌへの気持ちがっていうのもあるんだけど、昆ちゃんのことを知っている身としては昆ちゃんのこれまでの人生とかを思っても泣けてきてしまって。前奏を聴いて、うっちょっとすみません。って1人でなりながら練習してたの。今日もちょっと危なかった」
昆「でもさこの曲は前奏からしてずるいよね。私も『マリー・キュリー』観劇させていただいたんですけど、泣かせにくる曲だし、泣かせにくるメロディだし」
愛希「そう!もう泣かせにきてるの!」

 

壮絶な人生歩みがち
昆「ちゃぴちゃんはほんとすごいよ。マリー・キュリーの壮絶な人生を生きて」

愛希「昆ちゃんもいつも壮絶じゃない?」

 

ガン泣きちゃぴ
昆「ちゃぴちゃんは本当に感受性が豊か。iPad見て泣く人いないよ? この前『この世界の片隅に』を見にきてくださった時も楽屋に来てくれて、もう目を泣き腫らしたまま」
愛希「そう、もうずーっと泣いてた。昆ちゃん頑張ってる!って思って始まった瞬間にもう泣いちゃった。そこからだんだんお話にのめり込んでいってまた泣いて」

 

トマトジュース差し入れちゃぴ
昆「ちゃぴちゃんは本当に気遣いの人で優しい。今も水飲む?って聞いてくれたけど、小さいことを覚えててくれる。コンビニで『このトマトジュースが好き』って話をしたんですよ。そしたら『この世界の片隅に』の初日にちゃぴちゃんから差し入れがドーンて届いてて。『ちゃぴちゃんからだ!悪いな〜』と思って開けたら、そのトマトジュースが1ダース入ってた!」

 

日本の宝昆ちゃん
愛希「昆ちゃんはね、本当に『日本の宝』だと思いますよ。リスペクト。皆さんが1番知ってると思いますけど。昆ちゃんにはずっと歌い続けてほしい。私も頑張りますけど」

 

へにゃちゃぴ
昆「ちゃぴちゃんって結構スってした感じに見えるけど、喋るとへにゃへにゃって感じなのがかわいい。でも役もスってしたのが多いよね?」
愛希「確かに賢い役(頭に指)とか多いかも。私には全くないものだから難しい」
昆「そんなことないよちゃぴちゃん賢いよ。でもそうだよねマリー・キュリーもだよね」
愛希「ノーベル賞取ってるっていうのはね、難しかったよね」
昆「専門用語とかもあるもんね」
愛希「スっと見られることが多くてスっとした役が来ることが多い。しかも私人見知りなんだけど...昆ちゃんはイケると思って話しかけた!」
昆「人見知りだと思ってなかった!私も人見知りなんだけどちゃぴちゃんはいけた」
愛希「え?そっちこそ人見知りには見えない!」

 

デュエット②はジキハイのIn His Eyes。ちゃぴ昆の共演を見たいと思いつつ、せっかくならエマ&ルーシーよりもがっつり絡みのある役で見たいですね~。
昆「憎しみの瞳もいいかな〜と思ったけどキャラもあるじゃん?お昼にソニンさんと歌ったんだけど」
愛希「まあコンサートだからこそチャレンジしてもいいのかもしれないけどね」
昆「そう、それも思ったんだけどまあ一応考えるじゃん?キャラは。それにちゃぴちゃんの伸びやかな声が好きだからエマを歌ってほしいなと思って」
愛希「今度こそ共演したいから、どなたかお願いします!」
昆「昆夏美さんと愛希れいかさんの共演が見たいです!とアンケートに書いてください!!」

 

ちゃぴのソロ曲は『マタ・ハリ』からOne Last Time。
愛希「昆ちゃんがジュリエットだし乳母の歌にしようかな〜とか思ったけど、私にはまだ難しかった」
この感想&レポを書き終えられずにいる間に、『マタ・ハリ』の再再演が発表されていました。もちろんちゃぴマタもいます。

パワーアップしたちゃぴマタ楽しみですね〜!

 

イヤリング落下
昆「かっこよかったです〜」
愛希「ありがとう!あのイヤリング落としちゃって!」
昆「大丈夫?つけよっか?」
自分でつけ始めるちゃぴ
昆「イヤリングを付ける愛希れいかさんです。レアです。やっぱりマイク持つよ!」

 

韓ミュあるある激ムズ楽曲
昆「韓国の曲って高いよね」
愛希「そうなの。『マリー・キュリー』のときも作曲家さんが『難しい曲を作った作曲家です〜』って自己紹介された。ご自分で難しい曲っておっしゃるほどの難しさ・・・」
昆「しかも最後のところで高い音になるじゃん。大変なんだよね。聴いてる分にはかっこいい〜って思いながら聴いてたけど」
愛希「でも昆ちゃんなら余裕じゃない?」
昆「そんなことない。つらいです🙂」

 

『トッツィー』でちゃぴ昆の組み合わせ良すぎ!!!ってなってたところだったのでこのコンサートは本当に幸せすぎました!ありがとう!!各所、事実上じゃない共演を、昆夏美さんと愛希れいかさんの共演を待っております!

 

え、子役・・・
「ロンドンに行った友達から『昆ちゃんにぴったりの役見つけたよ〜』って言われたのがマチルダだったんですよ。気になって調べてみたら『え、子役・・・』」
「そのあと日本公演をやるってときにオーディションがあって、あれはみんなオーディションだったと思うけど、そのときMy Houseの音源を初めて聴いて、思わず泣いてしまったんですよ。こんなにいい曲をハニー先生として公演で歌うことができて幸せでした」

 

昆ちゃんがトークの中でオーディションの話を結構してくれたのが面白かったです。そのあたりは観客側からは全くわからない領域なので。

「『この世界の片隅に』をアンジェラ・アキさんの曲でやりますっていうのを聞いた時に、『そんなに面白そうな企画があるんだ!』ってすごくわくわくしたので、オーディションを経て作品に参加できて嬉しかったです」

 

最後には「この公演をまだ楽しみに待ってくださっている方がいらっしゃると思うので、最終日が終わるまではセットリストは『お口ミッフィー』でお願いします。ゲストコーナーの感想はたくさん書いてくれたら嬉しいです!」と言っていたのが可愛すぎました。何?お口ミッフィーて!かわいすぎ!!😆🫶

 

小野田さんゲスト回の感想でも書きましたが、昆ちゃんのソロコンは本当に最初から最後まで大大大満足。もちろん昆ちゃんの圧倒的な歌とミュージカルスキルの高さ、お人柄っていうところもあると思うけれど、やっぱり昆ちゃん自身がミュオタで私たちオタクの気持ちをよくわかっているからなんだろうなと思います。

前回のソロコンから3年?年1回くらいのペースでやってもらいたいです!!

 

【昆コン】

 

冗長で仰々しいが、きっとこういう様式美 雪組『ベルサイユのばら』 -フェルゼン編- 9/7 M 感想

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初のベルばら!原作もアニメも、宝塚の映像も見たことがなかったので、正真正銘の初見!

 

作品・公演概要

『ベルサイユのばら』

原作: 池田理代子による漫画『ベルサイユのばら』(1972~73年)
脚本・演出: 植田紳爾
初演: 1974年 兵庫

 

宝塚グランドロマン
『ベルサイユのばら』 -フェルゼン編- ~池田理代子原作「ベルサイユのばら」より~

劇場: 東京宝塚劇場
脚本: 植田紳爾
演出: 植田紳爾、谷正純
作曲・編曲: 𠮷田優子、寺田瀧雄、入江薫、鞍富真一、河崎恒夫
作曲: 平尾昌晃
編曲: 伊賀美樹子

 

 

キャスト

フェルゼン: 彩風咲奈
マリー・アントワネット: 夢白あや
オスカル: 朝美絢
アンドレ: 縣千
メルシー伯爵: 汝鳥伶
+78人

 

感想

これが「宝塚歌劇団の様式美」なのかも

上演が発表されたときから「宝塚ベルばらは賛否両論」という印象を受けていました。実際に見てみて「なるほど」と納得。

BWやWEをはじめとする海外版権ミュージカルに慣れていて、それを(無意識にでも)期待していると「あれ?」となります。

場面と場面はぶつ切りされたようで繋がりが滑らかでないし、脚本の盛り上がりと楽曲の挿入部分も一致していない(「ここで歌わないのかい!」というツッコミどころが多かったように思います)。

ストーリーは分断されたお芝居・歌・ダンスを見せるためのお飾りにすぎず、それは脚本と楽曲が密接に結びついた「今でいうところのミュージカル」が完成するよりも前の作品群に近いです。

私は古い宝塚作品を見たことがありませんが、朝ドラの『ブギウギ』を見ていた感じ、昔の歌劇に近い形なのではないでしょうか。レビュー形式のような。

演じ手や見せる側も「今でいうところのミュージカル」とは違ったアプローチをしていたように思います。

まず驚いたのは幕が開いてすぐに「前説」のような楽曲があること。花が散りばめられたゴージャスな舞台の中で、本編とは無関係な役どころの役者が華やかに歌い踊る姿は、私が宝塚の作品を見る前に抱いていた宝塚歌劇団のパブリックイメージそのもののような光景でした。

その次に驚いたのは、マリー・アントワネット、フェルゼン、オスカルの3人の場面。背景のセットには、原作そのままの3キャラクターの絵が掲げられていました。これまで漫画原作の舞台作品を何作品か見てきていますが、こんな手法は初めて見ました。(ここの場面は3人並んで乗っている台が表彰台にしか見えなくてじわじわと笑いそうになりました)

2次元のキャラクターを舞台上に3次元に起こして、リアリティを持たせようとするならば、舞台に2次元の「元絵」を持ち込むことはしないと思います。この辺りで、私はこの作品が普段見ている「ミュージカル」とは違うぞ、ということに気づきました。

早いところそれに気づいて、受け入れ始めると、長々とした台詞パートや大仰でゆったりした演技も「あえて残している」、作品に合わせて「あえて仰々しい演技をしている」のだと分かりはじめました。これは様式美の追求なのですね。

この様式を美しいと思うか、好ましいと思うかはかなりはっきり分かれてくるのだと思います。私は、あんまり好みではないかな。でも、古典芸能に初めて触れたときに感じたような「こんな世界があるのか」という新鮮さと、それが継承されてきたことへの尊敬の念のようなものは湧いてきました。

 

それでもやっぱり「ミュージカル」として見て、批評してしまう自分もいて・・・。話の筋としてヴァレンヌ逃亡がないとフェルゼンの到着が遅すぎる、とはならないか?とか、コンシェルジュリーで同じ背景同じトーンでメルシー伯爵&マリー、フェルゼン&マリーの長い会話が続くのはどうにかすべきでは?デュエットをもっと効果的に入れて気持ちを表現しては?とか考えていました。

 

初めて「ベルばら」の世界に触れて

ベルばらの物語でまず驚かされたのは、オスカルが女だと作中で皆が知っていること。

オスカルが男装の麗人だということは私も知っていましたが、勝手にそれを隠して生きているものと思い込んでいました。アンドレは幼少期から共に過ごしてきたとのことだったので、知っていても違和感はありません。が、フェルゼンもとは。

そもそもなぜオスカルは最初からフェルゼンが好きなんでしょう。一通の手紙でアンドレに心変わりするのもなんだかな、という感じです。この辺りは漫画やアニメで見たら分かるのでしょうか。古典芸能だから、あるいは2.5次元ミュージカルだから、予備知識が必要なのかもしれません。

 

演者さんたちはキラキラしていました。彩風さん(以外、咲ちゃん)と夢白あやさんは相変わらず見目麗しさが凄まじいし、朝美さん(以下、あーさ)は眩しかったです。

そう、潔くて眩いあーさオスカルにとても惹かれていたので、アンドレに気持ちが傾いてから急に女仕草になるのが耐えきれず・・・。人を好きになっても覇気があってカッコいいままのオスカルでいてほしかったです。

 

 

【雪組関連】

 

【宝塚関連】

2023年下半期 なんでもランキング

2024年も下半期が始まるというのいうのに、こんなものを下書きに見つけてしまいましたので放出。

今年「初見」の作品から選んでいます。舞台はプロダクション・公演ごとに違う作品として「初見」カウントしてます。

 

上半期のランキングはこちら

 

理性重視編

  1. 📺 NHK『大奥』Season 1 & 2
  2. 💿 Evita: Concept Album
  3. 🎭📹 Disney's Newsies: The Broadway Musical!
  4. 🎭📹 Stephen Sondheim's Company with The New York Philharmonic
  5. 🎭 “Syn : 身体感覚の新たな地平” by Rhizomatiks × ELEVENPLAY
  6. 💿 Sunset Boulevard: Original Broadway Cast Recording
  7. 📺 Good Omens season 2
  8. 📺 Our Flag Means Death season 1
  9. 📺 Doctor Who series 2
  10. 🎭 뮤지컬<스토리 오브 마이 라이프> (The Story of My Life)

 

感情重視編

  1. 📺 Good Omens season 2
  2. 📺 ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風
  3. 📺 NHK『大奥』Season 1 & 2
  4. 🎭📹 Stephen Sondheim's Company with The New York Philharmonic
  5. 🎭 뮤지컬〈시스터 액트〉(Sister Act)
  6. 🎭📹 Disney's Newsies: The Broadway Musical!
  7. 🎭 ミュージカル『アナスタシア』9/26 S
  8. 🎭📹 Heathers: The Musical
  9. 📺 Our Flag Means Death season 1
  10. 📺 Doctor Who series 2

 

その他で良かった作品

  • 📺『推しの子』第1期
  • 📺 何曜日に生まれたの
  • 🎤 ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ feat. アラン・メンケン
  • 🎭 星組『1789 -バスティーユの恋人たち-』
  • 🎞️ Barbie
  • 📺 セクシー田中さん

 

2023年下半期は色んな作品に感情をかき乱されながら生きていた私でした😌

 

 

初見時よりも不思議と輝いて見えた『ゴースト&レディ』8/17 S 感想

ミュージカル『ゴースト&レディ』@JR東日本四季劇場[秋]

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初日ぶりの『ゴスレ』でした!

作品そのものについては初日の感想で結構真面目にレビューっぽく書いたので、今回はキャスト感想寄りになりそうです。

前回の↓↓↓

 

キャスト

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フロー(フローレンス・ナイチンゲール): 真瀬はるか
グレイ: 萩原隆匡
ジョン・ホール軍医長官: 野中万寿夫
デオン・ド・ボーモン: 宮田愛
アレックス・モートン: 寺元健一郎
エイミー: 町島智子
ウィリアム・ラッセル: 内田圭
ボブ: 平田了祐

+18人

グレイ、ウィリアム、ボブ以外が前回と反対のキャストでした〜。私と友人にしてはいいバランスで取れてます(開幕前に複数公演取ると、同じキャストで被りがち)😌✨

 

感想

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初見時は「1幕で物語の動きが無さすぎる・・・」という感想を持ちましたが、それを踏まえて改めて最初から見てみると「ミュージカル作品としての完成度の高さ」が見えてきました。

初見時に圧倒されたイリュージョンや回想の演出、強い演出に加えて、場面転換や振付、特に1曲の中での時間や場所の経過の表現の巧みさにも気が付きました。

初見時と印象が(というよりかは自分の中での評価が)ガラッと変わる作品は久しぶりだったので、個人的に驚きでした。1度見た作品は、(無意識レベルですが)ある程度緩急をつけて観劇できるので、そういった私側の問題、3ヶ月の上演を経たことによるパフォーマンス面での「慣れ」が合わさった結果でしょうか。

 

あともう1つ大きい理由として考えられるのは、真瀬さんのソプラノです。1幕のフロー楽曲はとてもキーが高いのですが、それを表情豊かに歌い上げる真瀬さんの歌声が素晴らしかったことで、楽曲がしっかり作品の盛り上がりになっていたと思います。

谷原さんの歌声も勿論大大大好きですが、地声張り上げ強強ボイスを楽しめない1幕はデバフがかかっているように感じてしまって・・・その分2幕にはとんでもない絶唱が待っているので本当にどっちも素晴らしいんですけどね〜。ずっと交互に見たいやつですね。

唯一前回と被りキャストだった萩原さんグレイはチャーミングさは増し増しになって見えました。かわいいしかっこいいし誰もが好きになってしまうキャラクターです😌✨

宮田デオンは華奢で動きの切れ味がスパッとしているので少年っぽさが強く、岡村デオンとはまた違った魅力で好きでした〜。デオンも2人ともとんでもなくハマっていてナイスキャスティング!!

あと今回とても心を掴まれたのがエイミー役の町島さんの歌声。エイミーという役は正直あまり美味しくない役だな、と思っているのですが、町島さんの可愛らしくて美しい歌声が聴けるのが楽しみでエイミーの出演シーンを楽しみにしてしまうほどでした。アナを演ってらっしゃるんですね。絶対いつか見たいです!!

 

【劇団四季関連】