東京 世田谷一家殺害事件から24年 遺族会が墓参り

東京 世田谷一家殺害事件から24年 遺族会が墓参り

東京・世田谷区の住宅で一家4人が殺害された事件から30日で24年となり、遺族会が墓参りをして事件の早期解決を訴えました。

2000年の大みそか東京・世田谷区の住宅で会社員の宮沢みきおさん(44)、妻の宮沢泰子さん(41)、長女のにいなちゃん(8)、長男の礼くん(6)の一家4人が殺害されているのが見つかりました。
4人は、前日30日の深夜に事件に巻き込まれたとみられ、30日で事件発生から24年となりました。
みきおさんの母親の節子さん(93)は、毎年、4人の墓がある埼玉県新座市の霊園を訪れていましたが、30日は体調不良のため参加できず、遺族の会の役員で地元の成城警察署の元署長、土田猛さんなどが墓の前で手を合わせました。
土田さんは「節子さんが墓参りができないのは初めてで『ふがいない』と話していた。節子さんは生きている間に1日でも早く解決してほしいという思いを強めている」と話し、事件の早期解決を訴えました。
警視庁によりますと、犯人は血液型がA型で現場に残された犯人のものとみられるトレーナーは当時130枚しか販売されていませんでした。
警視庁は2000年当時に撮影したビデオや写真を改めて見返し、同じトレーナーを着ている人が写っていないか確認してほしいと呼びかけています。
事件に関する情報は、成城警察署の特別捜査本部で受け付けています。
電話番号は03−3482−0110です。