函館 ヒグマ駆除巡り関係者が意見交換

ヒグマの駆除をめぐってハンターや自治体などとの連携が課題となる中、函館市で関係機関が集まり、今後の駆除のあり方について意見を交わしました。

6年前、砂川市からの要請に応じて出動したハンターが住宅がある方向に発砲したとして道の公安委員会が猟銃所持許可を取り消したことなどを受けて、道猟友会は出動要請に応じるかの判断を現場で対応する支部にゆだねる方針を決定しています。
こうした中、函館市の渡島総合振興局で、管内の猟友会、自治体、警察、それに道からおよそ80人が出席し、ヒグマ駆除の連携について意見を交わしました。会合は一部非公開で行われ出席者によりますと、函館市内で銃を持たずに活動している道猟友会新函館支部は、あくまでも狩猟を楽しむ趣味の会で、これまで通り箱わなの設置や出没時のパトロールなど銃を持たない範囲で協力するという立場が示されたということです。
渡島総合振興局環境生活課の大宮久俊課長は「出された意見をもとに、ヒグマを安心して捕獲できるよう対策を取りたい」と話していました。