ウクライナ“1年間に3600平方キロ以上の領土失ったか”報道

ロシアによる侵攻が続くウクライナは、去年、東部のドネツク州やハルキウ州でロシア軍に相次いで集落を掌握され、1年間で3600平方キロメートル以上の領土を失ったとみられると、ウクライナのメディアが伝えました。

ウクライナのメディア「ミリタルヌイ」は4日、ロシアによる侵攻が続くウクライナの戦況について、前線からの情報などをもとに地元の団体が公開している地図を分析して伝えました。

それによりますと、ウクライナは去年、東部のドネツク州やハルキウ州でロシア軍に相次いで集落を掌握され、1年間で日本の奈良県とほぼ同じ面積の3600平方キロメートル以上の領土を失ったとみられるということです。

特にロシア軍は、夏以降、攻勢を強め、去年11月には1か月間で610平方キロメートルの領土が奪われたと推定されるとしています。

一方、ロシアは先月、去年1年間に掌握したのはおよそ4500平方キロメートルだと主張しています。

ウクライナでは4日もロシア軍による攻撃が続き、このうち北東部スムイ州の当局は、誘導爆弾によって、子ども2人を含む10人がけがをしたと明らかにしました。