経済産業省によりますと、11月の鉱工業生産指数は、2020年を100とした指数で101.7となり、前の月を2.3%下回りました。
低下は3か月ぶりです。
業種別では15業種のうち11業種で低下し、このうち、輸出向けの半導体製造装置の生産が減った「生産用機械工業」で9.1%、輸出の減少に伴い普通乗用車の生産が減ったり、小型乗用車で一部の車種が生産停止となったりした「自動車工業」で4.3%、それぞれ減少しました。
経済産業省では、12月と1月の生産は上昇を予測していて、企業の生産活動の基調判断は「一進一退」に据え置きました。
今後の見通しについて経済産業省は「主要な輸出先でもあり新政権が誕生するアメリカをはじめとする海外経済の動向を注視していきたい」と話していました。
11月の鉱工業生産指数 前月を2.3%下回る 3か月ぶりに低下
企業の生産活動を示す11月の鉱工業生産指数は、半導体製造装置や自動車などで生産が減少したことから3か月ぶりに低下しました。