内閣府のまとめによりますと、去年の日本の1人当たりの名目GDPは、ドルに換算すると3万3849ドルで、OECD=経済協力開発機構の加盟国の中で比較すると日本は22位で、21位の韓国を下回りました。
また、統計の改定によっておととしも日本が韓国を下回ったということです。
内閣府によりますと、比較できる1980年以降で、ドルベースの日本の1人当たりの名目GDPが韓国を下回るのはおととしと去年が初めてだということです。
一方、その国や地域の経済規模を示す去年1年間の名目GDPでは、日本はドイツに次ぐ4位、韓国は12位となっています。
1人当たりの名目GDPで韓国を下回った理由については、外国為替市場で円安が進んでいたため、ドルに換算した場合のGDPが目減りしたことなどが影響したとみられます。
1人当たりの名目GDP ドル換算で初めて韓国下回る 円安影響か
内閣府によりますと、日本の1人当たりの名目のGDP=国内総生産がドル換算で比較すると、おととしと去年に初めて韓国を下回ったことが分かりました。円安によって、ドルに換算した場合のGDPが目減りしたことなどが影響したとみられます。