東京都立中央図書館 渋谷の旧「こどもの城」周辺に移転検討

老朽化が進んでいる港区の都立中央図書館について、都が再開発を行う予定の渋谷区の旧「こどもの城」を含む周辺の都有地へ移転を検討していることがわかりました。

昭和48年に東京・港区の有栖川宮記念公園に開館した都立中央図書館は、200万冊以上の蔵書があり、国内屈指の公立図書館として親しまれています。

しかし、築年数が50年を超えて、施設の老朽化が進んでいることから、都が移転を検討していることが関係者への取材でわかりました。

候補地として再開発が行われる予定の渋谷区の子どもの文化交流施設、旧「こどもの城」を含む周辺の都有地があがっていて、現在、調整が進められています。

計画では新たな図書館でデジタル時代に対応させた映像や音楽などを加えた交流の場をつくることや、また、図書館以外の周辺の再開発では劇場の建設などが検討されています。

また、一帯を芸術・文化の拠点とする狙いもあるということで、都は近くこうした方針を明らかにすることにしています。